最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

stare

動詞

〈自〉《...を》じっと見つめる《at, into ...》 / 〈他〉をじっと見つめる, を凝視する

このボタンはなに?

彼女は信じられないという思いで彼を見つめた。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: stare

品詞: 動詞 (自動詞・他動詞として使われることが多い)

活用形:


  • 原形: stare

  • 三人称単数現在形: stares

  • 過去形: stared

  • 現在分詞・動名詞: staring

他の品詞になった場合の例:


  • 名詞形: a stare (「じっと見ること」「凝視」という意味の名詞)


    • 例: “He gave me a blank stare.” (彼は私を無表情にじっと見つめた)


意味(英語)

To look fixedly or vacantly at someone or something with one's eyes wide open.

意味(日本語)

「目を大きく開いて、誰かや何かをじっと見つめる」という意味です。

たとえば、驚いている時や集中して誰かを見ている時、または無意識にぼんやり眺めているときなどに使われる表現です。相手を凝視するニュアンスが強いので、場合によっては失礼になり得ることもあります。

難易度(CEFRレベル)


  • B1(中級): ある程度基礎的な単語を身につけた人が、日常会話や文章で見かける単語です。自然な英語表現の理解が深まるときに役立ちます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「stare」は接頭語・接尾語が特に付いていない単語で、単独で「じっと見る」という意味を表します。

派生語や類縁語:


  • 名詞: a stare (凝視)

  • 形容詞: staring (「じっと見つめるような」「目を大きく開いた」) 例: “staring eyes”

よく使われるコロケーション、関連フレーズ(10個)


  1. stare at someone/something(〜をじっと見る)

  2. stare blankly(ぼんやりと見つめる)

  3. stare into space(宙を見つめる)

  4. stare in disbelief(信じられないという様子でじっと見る)

  5. stare somebody down/out(睨みつけて相手を圧倒する、目で負かす)

  6. stare wide-eyed(目を大きく見開いて凝視する)

  7. stare intently(集中してじっと見る)

  8. return someone’s stare(相手のジッとした視線を見返す)

  9. a piercing stare(突き刺すような視線)

  10. a blank stare(無表情にじっと見る視線)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 古英語の “starian” からきており、もともと「目をしっかり固定して見る」という意味がありました。中英語を経て現在の形 “stare” になったと考えられています。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「stare」は視線を固定してジッと見ることを意味し、しばしば相手に対して強い印象や無言の圧力を与えます。状況によっては失礼になる可能性があるため、使い方や場面に気をつけましょう。

  • 日常的なカジュアルシーンでもビジネスやフォーマルな文脈でも使われますが、カジュアル寄りの表現としてよく用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞として使う場合: “He just stared.”(彼はただじっと見ていた)

  • 他動詞的に前置詞 “at” を伴うことが多い: “She stared at me.”(彼女は私をじっと見つめた)

一般的な構文やイディオム


  1. stare at [対象]: 「〜をじっと見る」

  2. stare into [空間・場所]: 「〜をじっと見つめる」

  3. stare somebody down: 「睨み倒す」、睨み合いで相手に勝つ

  4. stare off into space: 「ぼんやりと宙を見つめる」

使用シーン


  • フォーマル/カジュアルともに使用されるが、感情表現が強い場合、ややカジュアルまたは口語的な印象を与えることが多いです。


5. 実例と例文

A) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “Why are you staring at me like that? Did I do something funny?”

    (どうしてそんな風に私を見つめているの?何か変なことをした?)


  2. “I just stared into the fridge, trying to decide what to eat.”

    (何を食べるか決めようと、冷蔵庫の中をじっと見つめていたよ。)


  3. “Stop staring off into space; we need to focus on this movie!”

    (ぼんやりと宙を見つめるのはやめて、この映画に集中しようよ!)


B) ビジネスシーン/職場での例文 (3つ)


  1. “The client stared at the presentation slides, trying to grasp the data.”

    (クライアントはプレゼンのスライドをじっと見つめ、データを理解しようとしていた。)


  2. “Don’t just stare at the screen; let’s discuss the strategy face to face.”

    (画面をただ見つめていないで、戦略を直接話し合おうよ。)


  3. “She stared down her opponent in the negotiation, maintaining a confident demeanor.”

    (交渉の場で彼女は自信ある態度を保ちながら、相手を睨み倒した。)


C) 学術的/フォーマルな文脈での例文 (3つ)


  1. “The researchers stared through the microscope for hours, observing cellular changes.”

    (研究者たちは何時間も顕微鏡をのぞき込み、細胞の変化を観察した。)


  2. “During the seminar, the audience stared intently at the complex chart, trying to interpret the results.”

    (セミナー中、聴衆は複雑な図表を熱心に凝視し、結果を解釈しようとした。)


  3. “The expert stood silently, staring at the ancient inscriptions to decipher their meaning.”

    (専門家は黙って立ち尽くし、古代の碑文を解読しようとじっと見つめた。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. gaze (じっと見る、見つめる)


    • 「stare」よりも少しソフトで、やや詩的・ロマンチックなニュアンスがあることが多い。


  2. glare (睨む、怒りを込めてじっと見る)


    • 「stare」よりも攻撃的、怒りの気持ちがこもっている。


  3. peer (注意深く見る、目を凝らして見る)


    • 対象をよく確かめようとして目を凝らすニュアンス。


  4. look (見る)


    • 一般的に使えるが、「stare」のような「じっと見る」という強いニュアンスはない。


反意語 (Antonyms)


  • glance (ちらりと見る)


    • 「stare」のように長時間ではなく、ほんの一瞬だけ見ることをいう。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語(BrE): /steə(r)/ (ステア または ステアァ)

    • アメリカ英語(AmE): /ster/ (ステア、ステアー[一音節に近い])


  • アクセント:


    • 一つの音節しかないので、単語全体に強勢があります。


  • よくある間違い:


    • /stɪər/ など、母音の発音を誤ることがある。アメリカ英語では “ステア” と聞こえやすい点に注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “star” と書き間違えてしまうことがある。

  • 同音異義語: ほぼ同音はないが、“stair”(階段)と混同するケースがあり得る(綴り・意味が全く異なる)。

  • TOEIC・英検などの試験対策:


    • 「stare at 〜」のように前置詞とセットで出題されやすい。

    • 語彙問題やリスニングで登場し、場面描写をイメージする力が問われる場合もある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「stare」は「star + e」とつづりますが、「星(star)をじっと見る」というイメージで覚えるとよいかもしれません。

  • また、「階段」の “stair” とスペルが非常に似ているため、“stare: look, stair: step” のようにペアで覚えておくのも有効です。

  • 音読練習とともにイメージを固めると、実際の会話でも自然に使いやすくなります。


以上が「stare」についての詳細解説です。ぜひ日常的にも「じっと見る」状況を想定しながら、前置詞 “at” と組み合わせて正しく使ってみてください。

意味のイメージ
stare
意味(1)

〈色などが〉目見つ

意味(2)

…‘を'じっと見つめる,じろじろ見る,凝視する

意味(3)

〈人〉‘を'にらみつけて(…)させる《+〈人〉+into(to)+

意味(4)

(…を)(目を大きく開いて)じっと見つめる,じろじろ見る,凝視する《+at(into)+

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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