最終更新日:2024/06/17
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once more

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元となった辞書の項目

once more

もう1度, また / ふたたび, 以前のように / 《主に文頭で》またしても, 繰り返して言うが

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解説

1. 基本情報と概要

単語: once more

品詞: 副詞句 (adverbial phrase)

意味(英語): “Once more” means “again” or “one more time.”

意味(日本語): 「もう一度」や「再び」という意味です。

「一度やったことをもう1回繰り返す」というときに使われる、とてもシンプルな表現です。日常会話だけでなく、フォーマルな場面でも自然に使えます。


  • 活用形: 副詞句のため、動詞のような活用はありません。

  • 他の品詞例: “once”は副詞(「一度」)や接続詞(古い用法だが「ひとたび〜すれば」の意味)などとしても使われますが、「once more」はひとまとまりで副詞句として扱います。

CEFRレベル: A2 (初級)

「once」「more」自体は簡単な単語ですが、使い方として「正常な言い回しとして使いこなす」という点でA2レベル程度でしょう。


2. 語構成と詳細な意味


  • “once”: もともと「一度」「一回」という意味の副詞。

  • “more”: 形容詞・副詞の“much/many”の比較級で「より多く」「もっと」という意味。

「once more」は「より多くもう一回」というニュアンスで「もう一度、再び」を表します。

他の単語との関連性


  • “once again”: 同じ意味(もう一度/再び)。

  • “one more time”: 同じ意味(もう一度)。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例)


  1. “Once more, please.”


    • (もう一度お願いします)


  2. “Let’s try once more.”


    • (もう一度やってみましょう)


  3. “Could you say that once more?”


    • (もう一度それを言ってもらえますか?)


  4. “He asked for the explanation once more.”


    • (彼はもう一度説明を求めた)


  5. “Play the song once more.”


    • (その曲をもう一度かけてください)


  6. “She read the letter once more.”


    • (彼女はもう一度その手紙を読んだ)


  7. “We decided to go over the plan once more.”


    • (私たちは計画をもう一度見直すことにした)


  8. “Once more with feeling!”


    • (もう一度気持ちを込めて!)

    • 演技や演奏でよく使われるフレーズ


  9. “The teacher repeated the instruction once more.”


    • (先生はもう一度指示を繰り返した)


  10. “He won the race once more.”


    • (彼は再びレースに勝った)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • “once” は古英語の “ān siex” や “ānes”が変化し、「一度」「たった一回」という意味で使われてきました。

    • “more” は基本的に「より多く」「追加で」という意味を持つ比較級の語からきています。


  • 歴史的背景:


    • 古くから “once” と “more” はそれぞれの形で使われ、「1回」「もっと」というアイデアを組み合わせて「もう一度」を表現するようになりました。


  • ニュアンスや使用時の注意:


    • 堅苦しくなく、日常会話からビジネスまで幅広い文脈で使えます。

    • 「もう一回だけ」というニュアンスが強いので、「何度も繰り返す」よりは「一度きりの追加」のイメージがあります。

    • 文章中でも口語中でも違和感なく使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞句としての位置:


    • 動詞や文全体を修飾するために、文中のさまざまな位置に置けます。

    • 例: “I want to see it once more.” / “Once more, I want to see it.”


  • フォーマル/カジュアル:


    • どちらでも使いやすい表現ですが、とくにカジュアル・日常的な会話に多く登場します。

    • フォーマルな場面でも問題なく使えるため、ビジネスシーンや文章でも活用されます。


  • 可算・不可算の区別や他動詞・自動詞などの区別:


    • 副詞句なので、名詞の可算・不可算や、動詞の他動詞・自動詞を意識する必要はありません。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3例)


  1. “Could you play that song once more? I really liked it.”


    • (あの曲もう一度かけてくれる?すごく気に入ったんだ)


  2. “Once more, please. I didn’t catch what you said.”


    • (もう一度お願いします。何て言ったのか聞き取れませんでした)


  3. “We tried that café once more and it was actually better this time.”


    • (もう一度あのカフェに行ってみたら、今回は実際に良かったよ)


ビジネスシーンでの例文(3例)


  1. “Could you clarify the cost structure once more before we finalize?”


    • (最終決定する前に、コスト構造をもう一度明確にしていただけますか?)


  2. “Let’s review the proposal once more to ensure everything’s correct.”


    • (すべてが正しいか確認するために、もう一度企画書を見直しましょう)


  3. “I want to hear your feedback once more so we can address any concerns.”


    • (懸念点に対応できるよう、もう一度あなたの意見を聞かせてください)


学術的・フォーマルな文脈での例文(3例)


  1. “Let us examine the data once more to verify our findings.”


    • (我々の発見を検証するために、もう一度データを調べましょう)


  2. “The researcher repeated the experiment once more to confirm the results.”


    • (研究者は結果を確かめるために、もう一度実験を繰り返した)


  3. “Before concluding, we should read the referenced literature once more.”


    • (結論を下す前に、参考文献をもう一度読みましょう)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. once again(もう一度)


    • 「再び」の意味は同じですが、“once more”と比べるとやや口語度が上がることがあります。ニュアンスはほぼ同じです。


  2. one more time(もう一回)


    • 口語的でカジュアルな言い方。さらに繰り返すイメージを強調します。


  3. again(また)


    • 使いやすい最もシンプルな表現。ただし「また何度も」など広い状況で使われやすい。


反意語


  • “never again”(二度と~しない)


    • 「もう一度~する」の真逆としては、この表現がよく引き合いに出されます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • once: /wʌns/

    • more: /mɔːr/ (英), /mɔr/ (米)


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 「once MORE」のように、“more”の部分を強く発音することが多いです。ただし、文脈に応じて変わる場合があります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • “more” の発音が /mɔːr/ (ブリティッシュアクセント), /mɔr/ または /mɔːr/ (アメリカンアクセント) の微妙な差があります。


  • よくある発音ミス:


    • “once” の /wʌns/ が /wʌnts/ と /t/ を入れてしまうミス。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “once” を “onse” や “oncee” と書いてしまう。

  • 同音異義語との混同:


    • 「once」と「ones(所有代名詞のoneの複数形)」などを混合しないように注意。


  • 試験対策:


    • 文中で「もう一度」という簡潔な言い回しとして、TOEICや英検などでリスニング・リーディングに頻出します。

    • “once more” の意味が “again” に置き換えられて出題されることもあるので、意識して覚えましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント・イメージ:


    • “once more”=「一度 + より多く」→「さらにもう一回!」とイメージする。


  • 勉強テクニック:


    • 音読しながら、「ワンス モア」とリズムをつけて口に出すと覚えやすい。

    • 同じニュアンスの “once again” や “one more time” とセットで覚えて、場面によって使い分けると表現力がアップします。



以上が “once more” の詳細な解説です。「もう一度言ってほしい」「もう一度試す」というときに便利なフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
once more
意味(1)

もう1度, また

意味(2)

ふたたび, 以前のように

意味(3)

《主に文頭で》またしても, 繰り返して言うが

頻出英熟語500 / リスニング問題

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