最終更新日:2024/06/13
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a single

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元となった辞書の項目

a single

たった1つの, 《not ~》 ただの1つの...もない / 単独の,単一の,バラの / 一人用の / 独身の / 片方だけの

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解説

以下では「a single」という表現について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “a single”

  • 日本語: 「1つのもの」「単独のもの」「シングル(音楽リリース)」「独身者」など、文脈によってさまざまな意味を持ちます。

たとえば、


  1. 「(数として)たった一つのもの」という意味

    例: “It’s just a single mistake.” (それはたった一つの間違いにすぎない)

  2. 音楽業界での「シングル」(1曲入りまたは数曲入りの音源)

  3. 野球での「シングルヒット」(一塁打)

  4. 「独身の人」を表すときにも “single” と言うが、その際、文法的には形容詞または名詞扱い

「a single」はどれも「1つ」「独身/シングル」というニュアンスで使われますが、文脈に応じて細かい意味が変わります。

品詞


  • 「single」は主に形容詞 (例: “a single ticket”), 名詞 (例: “He is single.”)、動詞としてはほぼ使われませんが、“single out” などの句動詞として使う場合は動詞のようなはたらきをすることがあります。

この「a single」という表現は、名詞として「(数が)1つのもの」「シングル(音楽)」などを指しますが、会話の中では「single」を形容詞的に使っているケースも混在します。

活用形


  • 形容詞: single (比較級・最上級はあまり用いませんが文法上は “singler, singlest” という形も理屈上は作れます)

  • 名詞: single (複数形は “singles”)


    • 例: “I bought several new singles last week.” (先週いくつか新しいシングルを買った)


他の品詞形


  • 動詞形 (句動詞): single out (選び出す)


    • 例: “She was singled out for her excellent performance.” (優れた業績が認められて彼女は選出された)


CEFRレベル


  • B1(中級): 「one」との違いを理解し、音楽や独身の意味まで含めて使いこなすには中級レベルが目安です。

    (A1程度の学習者でも「one」と似たような感覚で部分的に理解はできますが、派生的な意味や文脈による使い分けは少し難しくなるため、B1くらいを想定しています。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): singl- (ラテン語由来の “singulus” = 「1つずつの」)

  • 接尾語 (suffix): なし

関連語や派生語


  • single-handed (形容詞/副詞): 「単独で」「独力で」

  • single-minded (形容詞): 「ひたむきな」「一心不乱の」

  • singles (名詞): 音楽のシングルの複数形、またはテニスなどスポーツでの「シングルス(1対1)戦」

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. a single day → (たった)一日

  2. a single mistake → たった一つの間違い

  3. a single ticket → 片道チケット(片道乗車券)、または “1枚のチケット”

  4. a single person → 独身の人

  5. the new single (音楽) → 新しいシングル曲

  6. single out someone → (誰かを)一人選び出す

  7. not a single → 全く~ない (“I don’t have a single clue.”)

  8. every single day → 毎日欠かさず

  9. single file → 一列縦隊

  10. remain single → 独身のままでいる


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「single」はラテン語の “singulus”(1つずつの)に由来し、古フランス語 “sengle” を経て中英語 “single” として定着しました。

  • 「1つだけ」「分割されていない」「ひとりきり」といった根本的な概念が含まれています。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「a single」と言うと、「唯一のもの」「単一のもの」「独身の人」「シングル盤(曲)」など複数の意味がありますが、文脈で判断します。

  • カジュアルな会話からフォーマルな文書(例えば報告書で “a single point of failure” など)まで幅広く使われます。

  • 感情的な響きよりは、「数が1つ」「独立している」ことを客観的に伝えるニュアンスが強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う場合は可算名詞扱いです。

    例: “I bought a single.” (音楽のシングルを1枚買った)

  • 形容詞として “a single + 名詞” の形で「単独の~」「たった1つの~」を表します。

    例: “I don’t see a single reason to do that.” (そんなことをする理由は一つも見当たらない)

  • イディオム的には “single out” (他と区別して選び出す) が有名な構文です。

  • フォーマル/カジュアルどちらでも使える幅広い単語ですが、「音楽のシングルを買う」などはカジュアルな文脈で使われることが多いです。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈など、シーン別に例文を示します。

日常会話


  1. “I only have a single dollar left in my wallet.”

    (財布に1ドルしか残っていないよ。)

  2. “Did you hear the band’s latest single?”

    (そのバンドの最新シングルを聴いた?)

  3. “I don’t want to miss a single episode of this TV show.”

    (このテレビ番組は1話も見逃したくないよ。)

ビジネス


  1. “We need to identify a single point of contact for this project.”

    (このプロジェクトの窓口を一つに決める必要があります。)

  2. “Let’s focus on a single goal at a time to maximize efficiency.”

    (効率を最大化するために、一度に1つの目標に集中しましょう。)

  3. “I didn’t receive a single complaint from the client today.”

    (今日はクライアントから一つも苦情を受け取りませんでした。)

学術的・フォーマル


  1. “A single study cannot definitively prove causation.”

    (たった一つの研究だけでは因果関係を決定づけることはできない。)

  2. “We isolated a single variable in the experiment for clarity.”

    (実験では明確化のために変数を1つだけに絞りました。)

  3. “No single factor explains this phenomenon in economics.”

    (経済学において、この現象を説明する単一の要因は存在しない。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. one (1つ)


    • “one” は単に「数としての1」を指すのに対し、“a single” は「他と区別して唯一のもの」を強調するニュアンスがやや強いです。


  2. sole (唯一の)


    • よりフォーマルや文学的な表現。“sole” は「唯一の責任者」のように使われます。


  3. individual (個々の)


    • 「個々の」という意味で使われ、「個別に存在する」というニュアンスが強いです。


反意語


  • multiple (複数の)


    • 「多重の」「いくつかの」を意味し、“a single” の反対概念となります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈsɪŋ.ɡəl/

    • イギリス英語: /ˈsɪŋ.ɡl̩/


  • アクセントは最初の “sin-” の部分に置かれます。

  • /ŋ/ (鼻音) と /g/ の音が連続するため、/sɪŋ.ɡəl/ の発音が少し難しい場合があります。


    • “sing” + “gəl” と切り分けて練習するとよいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “singel” や “sigle” などのミスが起こりがちです。


  2. “one” と “single” のニュアンスの違い


    • “single” は強調や「唯一性」が含まれることが多いので使いどころを誤らないようにしましょう。


  3. 同音異義語との混同は基本的にありませんが、“sing”(歌う)と混同しないように注意してください。

  4. 試験対策 (TOEIC・英検)


    • “single out” が熟語として出題されることがあります。

    • “a single day” や “not a single” の用法で「全く~ない」という表現を問う問題が出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “single” は「1つ(SIN) + 角(GLE)があるイメージ」と覚えておくと、スペルを間違えにくいかもしれません。

  • 「一人だけがスポットライトを浴びている」イメージを持つと、“single out” などの使い方も想起しやすいです。

  • 音楽の「シングルCD」や「独身の人はシングル」と覚えることで、日常生活の中で単語に慣れ親しむ方法もおすすめです。


以上が「a single」の詳細解説です。文脈によって「1つだけのもの」「独身・ソロ」「シングル曲」など、意味が変わる点に注意して活用してみてください。

意味のイメージ
a single
意味(1)

たった1つの, 《not ~》 ただの1つの...もない

意味(2)

単独の,単一の,バラの

意味(3)

一人用の

意味(4)

独身の

意味(5)

片方だけの

頻出英熟語500 / リスニング問題

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