最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

rest

動詞

〈自〉《~ 補語》《ある状態の》ままである

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解説

以下では、英単語“rest”(動詞)について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: rest

品詞: 動詞 (ほかに名詞としての用法もある)

CEFRレベル目安: A2(初級)〜B1(中級)

意味(英語/日本語)


  • 英語: to stop working or to relax; to allow yourself or something to regain energy or strength

  • 日本語: 「休む」「休息をとる」「力を回復するために動作を止める」という意味があります。疲れたときや、活動をやめる・中断する場面で使われる、とても基本的な単語です。

ニュアンス


  • 「疲れているから少し休憩する」「体や頭を休める」といった、気軽に使える動詞です。英語の日常会話でもよく使われます。

活用形


  • 原形: rest

  • 三人称単数形: rests

  • 現在分詞(動名詞): resting

  • 過去形 / 過去分詞形: rested

他の品詞になった場合


  • 名詞: a rest(休憩、休息)

    例: “I need a rest.” (私は休憩が必要です)

  • 形容詞: restful(穏やかな、休まる)

  • 形容詞: restless(落ち着かない、休まらない)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “rest”は短く単純な単語で、はっきりした接頭語・接尾語としての区切りはありません。

  • 関連語として、restful(休まるような気持ち)やarrest(他動詞で逮捕する、n.逮捕)などがありますが、これらはrestから派生したり、同じ語源を共有した形です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. rest in peace


    • 意味: 安らかに眠る


  2. rest assured


    • 意味: 安心する (「ご安心ください」のように使う)


  3. rest your eyes


    • 意味: 目を休ませる


  4. let it rest


    • 意味: そのままにしておく、話題を打ち切る


  5. rest easy


    • 意味: 安心する


  6. rest one’s head on ~


    • 意味: ~に頭を休める


  7. rest on one’s laurels


    • 意味: 過去の成功に甘んじる


  8. give it a rest


    • 意味: やめる、あるいは休憩する (会話表現で「もうやめておいて」のニュアンス)


  9. rest one’s case


    • 意味: (法廷で) 弁論を終える


  10. come to rest


    • 意味: (動いていたものが) 止まる、静止する



3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “ræst” に由来するとされ、もともと「横になる場所」「停止すること」を表していました。

  • 歴史的にも「休む」というニュアンスが一貫して使われています。

使用時の注意点・ニュアンス


  • “rest” は基本的にポジティブ・中立な語感で、「休む・休息する」のカジュアルな表現。

  • 口語・書き言葉、どちらでもよく使われます。フォーマルな文書でも自然に使われるため、特に制限はありません。

  • 「とどまる」「頼る」という少し抽象的な意味でも用いられます(例: “Everything rests on this decision.”)。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞用法


    • 「休む」という意味で、主語だけで完結。

    • 例: “I’ll rest for a while.” (少し休むよ)


  2. 他動詞用法


    • 「何かを休ませる」「何かを〜に置く」という意味で使われる。

    • 例: “He rested his head on her shoulder.” (彼は頭を彼女の肩にのせた)


  3. イディオム的表現


    • “rest assured”: 「安心してよい」

    • “give it a rest”: 「(話や行動を) やめる・もうやめにする」


フォーマル / カジュアル


  • 日常会話: “I need to rest.”, “Take a rest.” など気軽に使う

  • ビジネスでも: “Let’s rest the topic for now.” (いったんこの話題を保留しよう) と自然に使われる


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m really tired. I need to rest for a moment.”

    (すごく疲れたから、ちょっと休まないと。)


  2. “Why don’t you rest on the couch and watch TV?”

    (ソファでテレビでも見ながら休んだら?)


  3. “Let’s rest our feet before we keep walking around the mall.”

    (ショッピングモールを歩き回る前に足を休めよう。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “After a long week, our team needs to rest and recharge.”

    (忙しい1週間のあと、チームは休んでリフレッシュする必要があります。)


  2. “Let’s rest the negotiations until we have more data to support our position.”

    (もっとデータがそろうまで、交渉は一旦休みましょう。)


  3. “It’s crucial for employees to rest properly to maintain productivity.”

    (従業員が生産性を維持するには、きちんと休むことが重要です。)


学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “The conclusion rests on the assumption that the data is accurate.”

    (その結論は、データが正確であるという仮定に基づいている。)


  2. “We must let the hypothesis rest until further evidence is collected.”

    (さらなる証拠が集まるまで、その仮説は休ませておかなければならない。)


  3. “Our final argument rests upon a thorough review of the literature.”

    (私たちの最終的な主張は、文献の徹底的なレビューに基づいている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. relax(リラックスする)


    • “relax” は精神的にもリラックスするニュアンスが強い。


  2. take a break(休憩する)


    • 一時的に作業を中断する意味。ややカジュアル。


  3. pause(一時停止する)


    • 「休憩」というよりは活動を小休止するイメージ。


  4. unwind(くつろぐ)


    • 日常生活のストレスを発散するイメージで用いられる。


反意語(Antonyms)


  1. work(働く)

  2. exert(力を働かせる)

  3. continue(続ける)

  4. いずれも、「活動し続ける」「休まない」という意味合いを持つ。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /rɛst/

  • 米英の発音:


    • アメリカ英語: [rest](r は巻き舌気味)

    • イギリス英語: [rest](r はやや控えめ)


  • アクセント:


    • 1音節の単語なので、特に強勢箇所を分けることはありません。単純に “rest” と発音します。


  • よくある間違い:


    • “lest” (もし...しないように) など、つづりの似た語と混同しないように注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミスで “lest” になってしまうと全く別の意味になる。

  2. “arrest” と誤って書かないよう注意(“arrest” は「逮捕する」の意味)。

  3. TOEICや英検などの試験で出題される場合、「休む」以外の「(~に) 置く」「(~に) 基づく」の用法が問われることがある。例:「The decision rests with the management.」(決定は経営陣に委ねられている) など。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • Re(再び) + st(止まる) というふうにイメージして、何かを止めてもう一度落ち着くように捉えると覚えやすいかもしれません(実際の語源は異なりますが、イメージとして)。

  • 「まっすぐ“レスト”と発音する」イメージを持つと、スペリングを間違えにくくなります。

  • 自分の生活シーンを思い浮かべ、こまめに「休む姿」を想像して覚えると定着しやすいでしょう。


以上が、動詞“rest”の詳細な解説です。日常会話やビジネスはもちろん、文献や学術的な文章でも使われる便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
rest
意味(1)

《rest+形(名)〈補〉》(ある状態の)ままである(remain)

意味を覚えるための辞書問題

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