最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

patient

IPA(発音記号)
名詞

患者

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解説

1. 基本情報と概要

単語: patient

品詞: 名詞 (形容詞「patient(我慢強い)」も同じスペルで存在します)

意味(英語): a person who is receiving medical care or treatment

意味(日本語): 医療の診察や治療を受けている人、つまり「患者」のことです。

「patient(名詞)」は、病院やクリニックなどで診察を受ける人を指すときに使われる一般的な単語です。日本語では単に「患者」と訳されます。医療現場ではもちろん、普段の会話の中でも体調や病状の話題でよく使われる単語です。


  • 活用形:


    • 単数形: patient

    • 複数形: patients


  • 他の品詞になったときの例:


    • patient (形容詞): 我慢強い、忍耐強い

    • 例: “She is very patient with her students.” (彼女は生徒に対してとても我慢強いです)


  • CEFRレベルの目安: B1(中級)


    • 医療や健康に関わる語彙としては、日常会話でもよく出てきます。B1は中級レベルですので、ある程度の英語学習を進めると、身に付けておきたい単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 「patient」は元々ラテン語の “patiens” (苦しむ、耐える) に由来します。

    • 接頭語・接尾語というより、ひとつのまとまった語形として認識されます。


  • 形容詞「patient」との関連: 名詞と同じスペルですが、形容詞の場合は「我慢強い」「忍耐強い」という意味になります。語源は同じで、「耐えること」に基づいた意味の広がりです。


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. “hospital patient” – (病院の患者)

    2. “outpatient clinic” – (外来診療所の患者について)

    3. “patient care” – (患者のケア)

    4. “patient record” – (患者記録)

    5. “patient confidentiality” – (患者のプライバシー保護)

    6. “new patient” – (新患)

    7. “patient admission” – (患者の入院)

    8. “patient discharge” – (患者の退院)

    9. “cancer patient” – (がん患者)

    10. “critical patient” – (重篤患者)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “patiens”(耐える、苦しむ)から来ています。もともと「苦しみに耐える人」という意味があり、そこから「治療を必要とする苦しんでいる人」というニュアンスに発展しました。


  • ニュアンスや使用時の注意点:


    • 名詞としては、医療や療養の文脈でのみ用いられます。

    • 形容詞としては、困難に耐えて冷静・忍耐強いという印象を与えます。

    • ビジネスメールや正式な書類(医療書類など)ではフォーマルに使われますが、一般会話でも普通に使われます。


  • 口語 / 文章での使い分け:


    • 日常会話: “He’s a patient at the local hospital.”

    • 医療専門文章・論文: “The patient presented with symptoms of...”



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 「patient」は可算名詞です。単数・複数の区別をつけて使います。


    • 例: “We have one patient waiting.” / “We have many patients waiting.”


  • 一般的な構文・イディオム:


    • “be patient with (someone/ something)” → こちらは形容詞用法で「~に対して我慢強く接する」という意味。


  • フォーマル / カジュアル:


    • 病院や医療関係の文脈ではフォーマルでもカジュアルでも使えます。



5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “I heard John is in the hospital. He’s a patient there for a few days.”

    (ジョンが入院しているって聞いたよ。数日間は患者として入院しているみたい。)


  2. “My mother has been a patient of this clinic for many years.”

    (私の母は何年もこのクリニックの患者なんです。)


  3. “The waiting room is full of patients today.”

    (今日は待合室が患者でいっぱいだね。)


B. ビジネスでの例文


  1. “We should ensure patient data is kept confidential at all times.”

    (患者のデータは常に機密に保護しなければなりません。)


  2. “Our new software helps manage patient records more efficiently.”

    (私たちの新しいソフトウェアは患者の記録をより効率的に管理するのに役立ちます。)


  3. “The hospital is organizing a workshop on patient safety.”

    (その病院は患者の安全に関するワークショップを開いています。)


C. 学術的な文脈での例文


  1. “The patient’s symptoms suggest an underlying cardiovascular issue.”

    (その患者の症状は心血管系の問題を示唆している。)


  2. “Researchers interviewed 50 cancer patients for the clinical study.”

    (研究者たちは臨床研究のために50名のがん患者にインタビューを行った。)


  3. “Patient compliance with treatment is a key factor in recovery.”

    (患者が治療を遵守することは回復の重要な要因です。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “client” - (依頼人、顧客)


      • 医療に関しては「患者」というよりも「医療サービスを利用する人」に近いニュアンスで使われることがまれにあります。


    2. “case” - (症例、患者という意味合いも持つ場合がある)


      • 病院などでは、「This is a complex case.」のように「症例」を指すときに使います。


    3. “invalid” - (病弱者、病人)


      • やや古風でフォーマル、または差別的に響くことがあるので注意が必要です。



  • 反意語


    • 名詞としての正確な反意語は特にはありませんが、病院内の関係としては “doctor” (医師) や “nurse” (看護師) などが「患者」とは対照的な役割になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈpeɪ.ʃənt/


    • アメリカ英語: [ˈpeɪ.ʃənt]

    • イギリス英語: [ˈpeɪ.ʃənt]

    • 大きな違いはほとんどありません。


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節 “pa-” にアクセントがあります。

  • よくある発音の間違い:


    • “pai-tient” / “pa-ti-ent” と区切って発音しないように注意。(/ʃə/ の部分がしっかり「シュ」になる)

    • “patient” (我慢強い) と同じ発音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “patien” や “patent” とつづりを間違えやすいです。

  • 同音異義語との混同: 形容詞 “patient”(我慢強い)とスペルも発音も同じため、文脈で見分ける必要があります。

  • 試験対策(TOEIC・英検など):


    • TOEICや英検などのリーディング問題で、医療や健康の話題の文章に出やすい単語です。

    • 「patient」と「patience(忍耐)」を混同しないようにしましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペリングを覚えるときのヒント:


    • 「patient(患者)」と「patient(我慢強い)」は同スペル。「苦しみに耐えるイメージ」で繋がっていると覚えると区別しやすい。


  • イメージ:


    • ベッドで治療を受けている人 → “patient”

    • 何かを我慢強く待っている姿 → “patient” と形容詞のイメージ


  • 学習テクニック:


    • 病院やクリニックなどの実際のシーンを頭に浮かべて覚えると定着しやすいです。

    • 「忍耐強さ」と「治療を受けて耐える患者」の関連をイメージするとスペルや意味を混同せずに覚えられます。



以上が、名詞「patient」の詳しい解説です。病院や診療所などの文脈でよく登場する、非常に重要な単語ですので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
patient
意味(1)

〈C〉患者,医者にかかっている人

意味を覚えるための辞書問題

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