〈C〉(形式・構造などの)略図,見取り図,設計図 / 〈C〉図案,意匠,模様 / 〈U〉図案法,意匠術 / 〈C〉(…の)計画,企画,目的《+for+名》 / 《複数形で》(…への)たくらみ,下心《+against(on,upon)+名》
design
〈C〉(形式・構造などの)略図,見取り図,設計図 / 〈C〉図案,意匠,模様 / 〈U〉図案法,意匠術 / 〈C〉(…の)計画,企画,目的《+for+名》 / 《複数形で》(…への)たくらみ,下心《+against(on,upon)+名》
1. 基本情報と概要
英単語: design
品詞: 名詞 (他に動詞としても使われます)
意味 (英語)
- The plan or drawing produced to show the look and function or workings of something before it is made.
- A decorative pattern.
意味 (日本語)
- 何かを作る前に、形状や機能、仕組みを示すための図や計画
- 装飾的な意匠や模様
「design」という名詞は、プロダクトを作るときの「設計図」や「意匠」、アート作品を考えるときの「デザイン」そのものの計画を指す単語です。ファッションや工業製品、建築、グラフィックなど、幅広い分野で「どんな形にするか」「どんな意図で作るか」という概念を示すときに使われます。
活用形
- 単数形:design
- 複数形:designs (デザインズ)
他の品詞形
- 動詞: to design (デザインする)
- 例: I design websites for a living.
- 例: I design websites for a living.
- 形容詞派生(例): “designer” は名詞(「デザイナー」)としても、形容詞(「デザイナーの」という意味)としても使われます。
- 名詞: She is a fashion designer.
- 形容詞: designer clothes (デザイナーの服)
- 名詞: She is a fashion designer.
CEFRレベルの目安
- B1 (中級)
- 「design」は比較的日常的にも聞く機会が多い単語ですが、抽象的な文脈でも使われるため、中級レベル (B1) 程度と考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語源的に見ると、「design」はラテン語の “designare” (de-“強調” + signare“印をつける”) に由来すると言われています。
- de-: 「~を」(強調や方向を示す)
- signare: 「印をつける」
派生語・類縁語
- designer (名詞): デザイナー
- designate (動詞): 指定する
- redesign (動詞): 再設計する、作り直す
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)
- product design (製品デザイン)
- graphic design (グラフィックデザイン)
- interior design (インテリアデザイン)
- design process (デザインプロセス)
- design concept (デザインコンセプト)
- design thinking (デザイン思考)
- fashion design (ファッションデザイン)
- user-centered design (ユーザー中心設計)
- design flaw (デザイン上の欠陥)
- design specification (設計仕様)
3. 語源とニュアンス
先ほど触れたように、語源はラテン語“designare”にさかのぼります。歴史的には「印をつける」「計画を描く」といった意味合いから「考案する」「設計する」「意匠を凝らす」と発展してきました。
- ニュアンス: 単に「形」や「見た目」を指すだけでなく、それがどのような意図で作られたのか、その背景にある考え方、計画、用途などの概念までも含むことがあります。
- 使用シーン:
- 口語: デザインがテーマの会話、趣味の話題などで気軽に使われる。
- ビジネス・フォーマル: 新製品の設計やプレゼンの場面、コンセプトの議論などでより専門的に使われる。
- カジュアル: 「この服のデザインいいよね」といったファッションの話題などでよく登場。
- 口語: デザインがテーマの会話、趣味の話題などで気軽に使われる。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (可算名詞): a design / the design / designs のように可算扱いが一般的です。
- 例: “He showed me several new designs for the logo.” (いくつかの新しいロゴデザインを見せてくれた)
- 動詞形: to design (他動詞) は「~をデザインする」「設計する」という意味で使われます。
- 例: “They designed a new interface for the app.” (彼らはアプリの新しいインターフェースをデザインした)
一般的な構文・表現
- “The design of [物/仕組み]” : ~のデザイン(設計)
- “under design” : 設計中、考案中
- “design to do [動作]” : (機能や目的を) ~するように設計する (※主に動詞形での使用)
イディオム
- “by design” : 意図的に、計画的に
- 例: “She left the clue there by design.” (彼女は意図的にそこに手がかりを残した)
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I love the design of your new phone case. Where did you get it?”
(あなたの新しいスマホケースのデザインいいね。どこで買ったの?) - “The design on this T-shirt is so cool!”
(このTシャツのデザイン、すごくかっこいいね!) - “Her room’s design really reflects her personality.”
(彼女の部屋のデザインは本当に彼女の個性を反映しているね。)
ビジネス
- “We need to finalize the design before the production phase.”
(生産段階に入る前にデザインを最終決定しなければなりません。) - “Could you present the design concept to the client next week?”
(来週そのデザインコンセプトをクライアントにプレゼンしてもらえますか?) - “The design specifications must be detailed for the engineering team.”
(エンジニアチームのために、デザイン仕様は詳しく示す必要があります。)
学術的な文脈
- “The study explores how design influences consumer behavior.”
(その研究はデザインが消費者行動にどのような影響を及ぼすかを探究している。) - “This academic paper examines the design and structure of modern architecture.”
(この学術論文は現代建築のデザインと構造を検証している。) - “A well-thought-out experimental design is crucial for reliable results.”
(よく考え抜かれた実験デザインは信頼できる結果のために不可欠である。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- plan (計画)
- 「plan」は「大まかな計画」というニュアンスが強く、視覚的・意匠的な意味合いよりも段取りに焦点がある。
- 「plan」は「大まかな計画」というニュアンスが強く、視覚的・意匠的な意味合いよりも段取りに焦点がある。
- blueprint (青写真、設計図)
- 建築やエンジニアリング分野で具体的な詳細図を示すときに使われる。視覚的な「図面」という印象が強い。
- 建築やエンジニアリング分野で具体的な詳細図を示すときに使われる。視覚的な「図面」という印象が強い。
- scheme (計画/構想)
- ある目的を達成するためのシステム的な構想を示すことが多い。
- ある目的を達成するためのシステム的な構想を示すことが多い。
- draft (下書き)
- 具体的に完成する前の下書き・原案を意味する。
- 具体的に完成する前の下書き・原案を意味する。
反意語 (Antonyms)
- はっきりとした「反意語」は少ないですが、文脈としては「無秩序」「偶然」を表すような単語が対照的になります。
- randomness (無作為)
- chaos (混沌)
- randomness (無作為)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /dɪˈzaɪn/
- アクセント: 第2音節の「-zign」にアクセントがあります (di-ZINE)。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはほぼありませんが、アメリカ英語では /dəˈzaɪn/ とすることもあり、イギリス英語では /dɪˈzaɪn/ の発音が一般的です。
- よくある間違い: “s” の部分を濁らずに /s/ と発音してしまうことがあるので注意 (正しくは濁る /z/ です)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “desgin” のように “g” と “s” を入れ替えてしまうミス。
- 同音異義語: “resign” (リザイン: 辞任する) とスペルが似ていますが意味が全く異なります。
- 英検・TOEICなどの試験での出題:
- 英検: デザインに関する説明文やエッセイなどの読解問題で登場する可能性があります。
- TOEIC: ビジネスシーンでの製品開発やマーケティング文脈で頻出。
- 英検: デザインに関する説明文やエッセイなどの読解問題で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のアイデア:
- “de + sign(サイン)” と分解して、「“しるし”をつけて計画する」というイメージを持つと記憶に残りやすいです。
- 何かを「サインで表す」という視点で思い出すと、図や計画を想起しやすいでしょう。
- “de + sign(サイン)” と分解して、「“しるし”をつけて計画する」というイメージを持つと記憶に残りやすいです。
- 勉強テクニック:
- 好きなファッションブランドやアプリなどの「デザイン」を意識して、その情景を思い浮かべながら “design” と結びつけることで記憶に定着しやすくなります。
- 好きなファッションブランドやアプリなどの「デザイン」を意識して、その情景を思い浮かべながら “design” と結びつけることで記憶に定着しやすくなります。
以上が名詞「design」の詳細解説です。例文とともに、さまざまな場面での使い方をマスターしてみてください。
〈C〉(形式・構造などの)略図,見取り図,設計図
〈C〉図案,意匠,模様
〈U〉図案法,意匠術
〈C〉(…の)計画,企画,目的《+for+名》
《複数形で》(…への)たくらみ,下心《+against(on,upon)+名》