最終更新日:2025/11/07

【動/自】続く, 《...を》続ける《with ...》,そのまま進む, 《...ついて》勝手に喋り続ける《about ...》 【動/他】...を着たままでいる,...を取らないでいる / ...を続ける

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

keep on

【動/自】続く, 《...を》続ける《with ...》,そのまま進む, 《...ついて》勝手に喋り続ける《about ...》 【動/他】...を着たままでいる,...を取らないでいる / ...を続ける

このボタンはなに?

うまくできるまで練習を続けるつもりだ。

このボタンはなに?
解説

以下では、英熟語「keep on」について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語表記: keep on

品詞: 句動詞(phrasal verb)

意味(英語): to continue doing something; to persist in doing something

意味(日本語): 「続ける」「しつこく続ける」「やめずにやり続ける」


「keep on」は、「行動・状態をやめずに継続する」という場面で使われます。たとえば、「何度失敗しても挑戦し続ける」「話し続ける」「歩き続ける」などのニュアンスを表すときによく用いられます。日常会話でよく見る表現です。


活用形


  • 現在形: keep on

  • 三人称単数現在形: keeps on

  • 過去形: kept on

  • 過去分詞: kept on

  • 現在分詞 / 動名詞: keeping on

「keep」は動詞で、そこに副詞(または前置詞的に機能する)「on」が組み合わさって句動詞になっています。

なお、「keep」は名詞として「城の天守」(the keep of a castle) の意味がありますが、「keep on」はその用法とは別物です。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話や簡単な文章で頻繁に登場するため、このレベルぐらいから理解・使いこなしができるとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味


  • keep: 「保つ」「続ける」「所有する」などの意味をもつ動詞

  • on: 「上に」「...し続ける」など、継続のニュアンスを与える副詞/前置詞

これらが組み合わさることで、「継続する」「ずっと続ける」といった意味合いを強調します。

関連語・派生語など


  • keep doing something: 同じニュアンスを持つが、後ろに進行形や動名詞を伴って「~し続ける」という意味。

  • go on: 「続ける」「先へ進む」という似た表現。

よく使われるコロケーション10選


  1. keep on going (歩き続ける / 進み続ける)

  2. keep on talking (話し続ける)

  3. keep on working (働き続ける)

  4. keep on trying (挑戦し続ける / 努力し続ける)

  5. keep on smiling (笑顔を絶やさない / 微笑み続ける)

  6. keep on practicing (練習し続ける)

  7. keep on asking (尋ね続ける / 質問し続ける)

  8. keep on believing (信じ続ける)

  9. keep on about something (同じ話を繰り返す)

  10. keep on repeating oneself (同じことを繰り返し言う)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「keep」は古英語の “cēpan” (持ち続ける、保つ、守るなど)に由来するとされます。一方、「on」は継続・持続のイメージを強める副詞として、古英語から存在します。

  • 歴史的変遷: 「keep」の意味領域は「保持する」「管理する」などから広がり、句動詞として様々な連結語(off, on, up など)と組み合わさり意味が派生してきました。

  • 微妙なニュアンス: 「keep on」はポジティブな「続ける」という意味だけでなく、文脈によっては「しつこく同じことを繰り返す」というネガティブな響きを持つことがあります。

  • 使用時の注意: 主に口語表現ですが、カジュアルから日常的なフォーマルシーンまで幅広く使われます。ただし書き言葉できわめてフォーマルにしたい場合は「continue to do...」などを使うことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 動詞 + 副詞 (句動詞)


    • 「keep on + 動名詞/現在分詞」で、「~し続ける」「ずっと~している」という継続の意味。

    • 例) keep on talking, keep on running, keep on working, etc.


  2. フォーマル/カジュアル


    • カジュアルな会話や口語でよく使われる表現。

    • ビジネスで丁寧に表現したいときは「continue」や「persist in」などが代用になりやすいです。


  3. 他動詞/自動詞の使い分け


    • 「keep」は他動詞としても自動詞としても使えますが、「keep on」はほとんど「続幕」のように用いられ、自動詞的に扱われます。「(人が) 話し続ける」「(行動を) やり続ける」といった形です。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “You should keep on trying even if you fail once.”

    (一度失敗しても、挑戦を続けたほうがいいよ。)


  2. “I told him to stop, but he just kept on talking.”

    (やめてと言ったのに、彼は話し続けたんだ。)


  3. “No matter what happens, keep on smiling.”

    (何があっても笑顔を続けてね。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need to keep on improving our customer service.”

    (私たちは顧客サービスを改善し続ける必要があります。)


  2. “If we keep on working like this, we’ll meet the deadline.”

    (このまま作業を続ければ、納期に間に合うでしょう。)


  3. “Please keep on updating the project status regularly.”

    (プロジェクトの進捗は定期的に引き続き共有してください。)


学術的・専門的な文脈での例文(3つ)


  1. “Researchers must keep on gathering data to validate their hypothesis.”

    (研究者は仮説を検証するために、データ収集を続けなければならない。)


  2. “Even when results are inconclusive, it’s important to keep on conducting further experiments.”

    (結果が決定的でない場合でも、さらなる実験を続けることが大切です。)


  3. “We should keep on exploring alternative methodologies to enhance accuracy.”

    (精度向上のために、代替的な手法の探索を続けるべきです。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(シノニム)


  1. continue(続ける)


    • 比較的フォーマルな文脈でもOK。

    • “She continued working despite the late hour.”


  2. carry on(続行する)


    • ややカジュアル。「何事もなかったかのように続ける」のようなニュアンスにもなる。

    • “Let’s carry on with our discussion.”


  3. go on(続く / 続ける)


    • 時間的に先へ進むイメージが強い。

    • “He went on talking for another hour.”


反意語(アントニム)


  • stop(止める / 止まる)

  • cease(やめる / 中止する ※フォーマル)


類義語は「continue」や「carry on」「go on」が近いニュアンスですが、「keep on」よりややフォーマルだったり、微妙に使い方が異なる場合もあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語: /kiːp ɒn/

    • アメリカ英語: /kiːp ɔːn/ または /kiːp ɑːn/


  • アクセント:


    • 「keep」の部分に強勢が置かれ、「on」はあまり強く読まないのが一般的。

    • 例: kéepon のようなイメージ。


  • よくある誤発音:


    • 「kip on」と短くしすぎて聞き取りづらくなるミスに注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「keap」「keepon」などを書いてしまう。必ず「keep」と「on」は分けて書きます。

  2. 混同: 「keep off」(~から離れている) や「keep up」(続ける/維持する/遅れないでついていく) など、類似の句動詞とごっちゃになりやすい。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などのリスニングセクションで「keep on doing」のような表現が使われることがある。

    • 文脈から「続いている」の意味をしっかり捉えることが大切。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「keep」という単語自体に「その状態を保つ・続けるイメージ」があるので、「on」を付けることで継続ニュアンスがより強調されます。

  • 「on」は「スイッチがオンになったまま」というイメージから「続ける」と覚えるとわかりやすいかもしれません。

  • 勉強テクニックとしては「keep on + 現在分詞」に慣れておくと、英作文や発話でスムーズに使えるでしょう。


「keep on」は日常会話では頻出のフレーズなので、ぜひ習得して活用してください。何かを続けたいとき、諦めずにやりたいときに便利な表現です。

意味のイメージ
keep on
意味(1)

【動

意味(2)

自】続く, 《...を》続ける《with ...》,そのまま進む, 《...ついて》勝手に喋り続ける《about ...》 【動

意味(3)

他】...を着たままでいる,...を取らないでいる

意味(4)

...を続ける

頻出英熟語500 / 英訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★