最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

amplitude

広さ,大きさ / 十分,豊富 / (振子の)最大振幅;(電波・音波などの)振幅

このボタンはなに?

その公園の広さはかなり印象的です。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: amplitude

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語):


  • The maximum extent of a vibration or oscillation, measured from the position of equilibrium.

  • The breadth, range, or largeness of something.

意味(日本語):


  • 振動や波などがもとの位置からどれだけ大きく振れるかを指す「振幅」。

  • 物事の幅や大きさ、広がりを表す場合にも用いる。

「amplitude」は主に科学的文脈で「振幅」として使われますが、「広さ」「充実度」「大きさ」などを表現するニュアンスでも使われる単語です。理科・物理の授業だけでなく、比喩的に「幅の広さ」を言いたいときにも用いられることがあります。


  • 活用形


    • 単数: amplitude

    • 複数: amplitudes


  • 他の品詞


    • 形容詞形としては「amplitudinal」という派生語がありますが、使用頻度は低めです。


CEFRレベル: B2(中上級)

ある程度専門的な文脈でも使われるため、日常語彙としては少し難易度が高めです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語・語幹・接尾語


    • 「ampli-」: ラテン語の “amplus”(大きい、広い)から

    • 「-tude」: 状態や性質を表す名詞化の接尾語


  • 派生語・類縁語


    • 「amplify」(動詞) … 「増幅する」

    • 「amplifier」(名詞) … 「増幅器」

    • 「amplitudinal」(形容詞) … 「振幅に関する、幅の広さに関する」


  • よく使われるコロケーション(10個)


    1. maximum amplitude(最大振幅)

    2. amplitude modulation(振幅変調)

    3. wave amplitude(波の振幅)

    4. oscillation amplitude(振動の振幅)

    5. amplitude ratio(振幅比)

    6. amplitude spectrum(振幅スペクトル)

    7. phase and amplitude(位相と振幅)

    8. amplitude measurement(振幅の測定)

    9. amplitude variation(振幅の変動)

    10. resonant amplitude(共鳴時の振幅)



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • ラテン語の “amplus”(広い、大きい)+ “-tude” から派生しました。

    • 「大きさ」や「幅」を表す意味合いが歴史的に強く、特に物理分野では「最大変位量」や「振幅」を指す専門用語として確立しています。


  • ニュアンス・使用時の注意点


    • 主に物理や工学での文脈(波や振動、信号など)で使われます。

    • 「幅の広さ」「壮大さ」を比喩的に表すときにも使われることはありますが、日常会話ではややフォーマル・専門的な印象を与えます。

    • 一般に口頭で使う機会は多くありませんが、文章(特に科学技術文書)ではよく見られます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント


    • 可算名詞 (countable noun) ですので、単数形・複数形(amplitude/amplitudes)で使います。

    • 科学論文・技術文書などフォーマルな文脈で使うことが一般的です。


  • よくある構文例


    • “The amplitude of the wave is determined by…”(その波の振幅は~によって決定される)

    • “Amplitude plays a crucial role in signal processing.”(振幅は信号処理において重要な役割を果たす)


  • イディオムや固定表現


    • 「amplitude modulation (AM)」: ラジオ通信などで出てくる用語(振幅変調)。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “The music’s amplitude was so high I could feel the bass in my chest.”

    (音楽の振幅が大きくて、胸に低音が響いたよ。)

  2. “You could sense the amplitude of her excitement when she finally got the news.”

    (ニュースを聞いたときの彼女のワクワクの大きさがはっきりわかったよ。)

  3. “We need to lower the amplitude of the speaker if we don’t want to disturb the neighbors.”

    (ご近所に迷惑をかけたくないなら、スピーカーの音量を下げる必要があるね。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We analyzed the amplitude of market fluctuations to optimize our strategy.”

    (戦略を最適化するために、市場変動の幅を分析しました。)

  2. “Before investing, it's crucial to gauge the amplitude of potential risks.”

    (投資する前に、潜在的リスクの幅を正確に把握することが重要です。)

  3. “The amplitude of customer demand can shift rapidly in this sector.”

    (この業界では顧客需要の変動幅が急速に変わることがあります。)

(3) 学術的・専門的な例文


  1. “The amplitude of the sine wave was measured at 5 volts peak-to-peak.”

    (サイン波の振幅はピーク間で5ボルトと測定されました。)

  2. “Amplitude is a key parameter in determining the energy of an oscillation.”

    (振幅は振動のエネルギーを決定する重要なパラメータです。)

  3. “In quantum mechanics, the wave function’s amplitude squared represents the probability density.”

    (量子力学では、波動関数の振幅の2乗が確率密度を表します。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. magnitude(大きさ)

    2. extent(広がり)

    3. breadth(幅)

    4. scope(範囲)


これらは「大きさ」や「範囲」を表す点で似ていますが、


  • “magnitude” はより「量的な大きさ」や「重要度」をはっきり示す場合に多用されます。

  • “scope” は「活動範囲」や「話題の範囲」といった抽象的な広がりを示すことが多いです。


    • 反意語 (Antonyms)


  • smallness(小ささ)


  • narrowness(狭さ)


「振幅が小さい・狭い」という文脈で比較するときには、直截的にこれらの語が反意として機能します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語 (US): /ˈæm.plɪ.tuːd/

    • イギリス英語 (UK): /ˈæm.plɪ.tjuːd/


  • アクセント(強勢)の位置


    • 最初の「am-」の部分に強勢があります。AM-pli-tude


  • よくある発音の間違い


    • “ampli-ti-ude” と、不自然に区切ってしまうこと

    • イギリス英語での 「tjuːd」を「tuːd」と混同すること



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “amplitud” や “amplittude” など、最後の “e” を落とす/重ねるミス。


  • 類似単語との混同


    • “altitude”(高度) と混同しないよう注意が必要です。

    • どちらも “-tude” で終わるのでスペルを取り違えないようにしましょう。


  • 試験対策


    • 科学や技術系のテキストで頻出する単語で、TOEICや英検のリーディングパートで登場する可能性があります。

    • 特に文脈上で「波や振動」を扱う段落がある場合には意識する必要があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「amp」から始まるため「amplify(増幅する)」や「amplifier(増幅器)」を連想すると覚えやすいです。

  • ラテン語の “amplus”=大きい という由来から、「何かが大きく広がっているイメージ」と結びつけると理解しやすいでしょう。

  • 「-tude」で終わる英単語(altitude, magnitude, attitudeなど)は「~という性質・状態」を表しがちなので、語尾で「状態を表している」と覚えるのも一つの手です。


以上が「amplitude」の詳細解説です。振幅や大きさを扱う際に是非活用してみてください。

意味のイメージ
amplitude
意味(1)

広さ,大きさ

意味(2)

十分,豊富

意味(3)

(振子の)最大振幅;(電波・音波などの)振幅

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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