最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

hormone

ホルモン

このボタンはなに?

ホルモンはさまざまな体の機能を調節する上で重要な役割を果たしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: hormone

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A chemical substance produced in the body that controls and regulates the activity of certain cells or organs.

意味(日本語): 体内で作られ、細胞や器官の活動をコントロール・調節するための化学物質。

「ホルモン」と日本語で言いますが、身体のさまざまな部分で作られ、成長や代謝、感情などを広くコントロールする重要な物質です。

活用形:


  • 「hormone」は数えられる名詞なので複数形は「hormones」です。


    • 単数形: hormone

    • 複数形: hormones


他の品詞例:


  • 形容詞: hormonal (ホルモンの)


    • 例: hormonal changes(ホルモンの変化)


  • 副詞: hormonally (ホルモンに関して)


    • 例: The body changes hormonally during adolescence.(思春期にはホルモン的に身体が変化する)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)

科学的な内容としてはやや専門的ですが、高校・大学レベルの一般的な生物の話題で頻出する語彙になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • hormone はギリシャ語の“ὁρμᾶν (horman)”に由来する語で、「動かす」「刺激する」という意味があります。

  • 接頭語や接尾語は特に含まれませんが、「-al」で形容詞形 (hormonal) に派生するときがあります。

他の単語との関連性


  • hormonal (形容詞)

  • hormonally (副詞)

  • endocrine (形容詞):「内分泌の」という意味で、「hormone」との関連性が深い語。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. hormone levels(ホルモンの濃度)

  2. hormone therapy(ホルモン療法)

  3. growth hormone(成長ホルモン)

  4. sex hormones(性ホルモン)

  5. hormone imbalance(ホルモンの不均衡)

  6. hormone replacement(ホルモン補充)

  7. hormone production(ホルモンの生産)

  8. regulating hormones(ホルモンを調節する)

  9. stress hormones(ストレスホルモン)

  10. thyroid hormone(甲状腺ホルモン)


3. 語源とニュアンス

語源: 前述の通り、ギリシャ語の ὁρμᾶν(動かす、刺激する)が由来で、「何かを引き起こすもの」という意味合いを持ちます。

歴史と使われ方:


  • 1905年頃、イギリスの生理学者ベイリス (William Bayliss) とスターリング (Ernest Starling) が、干渉する化学的伝達物質として「ホルモン」という言葉を生み出したことが広く知られています。

  • 現代でも生物学や医学でよく使われ、一般の日常会話でも体調管理やムードの変化を話題にする際に登場します。

使用時の注意点:


  • 科学的・医学的文脈では非常にフォーマルです。

  • 日常会話では「ホルモンバランスが悪い」「ホルモンの影響で…」などのカジュアルな場面で使われることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable noun):


    • 一般的には可算名詞として扱われます。例: “Various hormones control metabolism.”


  • 使用シーン: 専門的な文脈(医学・生物学論文)から日常会話(健康・ダイエットなど)まで幅広いです。

  • イディオムや構文:


    • “the hormone responsible for 〜” : 「〜に対して責任を持つホルモン」

    • “hormonal changes during 〜” : 「〜の間に起こるホルモンの変化」



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I’ve been feeling moody lately; maybe it’s just my hormones.”

    (最近イライラしてるの。ホルモンのせいかも。)

  2. “He’s going through a growth spurt because of his hormones.”

    (彼はホルモンの影響で急に背が伸びてるね。)

  3. “I heard certain foods can help balance your hormones.”

    (特定の食べ物がホルモンバランスを整えてくれるって聞いたよ。)

ビジネス(ややフォーマル)


  1. “The pharmaceutical company is developing new hormone therapies for diabetes.”

    (その製薬会社は、糖尿病向けの新しいホルモン療法を開発中です。)

  2. “We need more data on hormone fluctuations to support our product claims.”

    (製品の主張を裏付けるために、ホルモン変動に関するより多くのデータが必要です。)

  3. “Our marketing team is focusing on the benefits of hormone balance supplements.”

    (マーケティングチームは、ホルモンバランスサプリの利点に焦点を当てています。)

学術的な文脈(フォーマル)


  1. “Recent studies suggest a significant correlation between stress hormones and immune response.”

    (最近の研究では、ストレスホルモンと免疫反応に有意な相関があると示唆されています。)

  2. “Hormone receptors play a crucial role in cell signaling pathways.”

    (ホルモン受容体は細胞のシグナル伝達経路において重要な役割を果たします。)

  3. “An imbalance in thyroid hormone can lead to metabolic disorders.”

    (甲状腺ホルモンの不均衡は代謝障害を引き起こす可能性があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. chemical messenger(化学的メッセンジャー)


    • “hormone”よりやや広義で、神経伝達物質なども含む。


  2. neurotransmitter(神経伝達物質)


    • 体内で特定の信号を伝える点では似ているが、神経系に特化している点で「hormone」とは異なる。


  3. regulator(調節因子)


    • ホルモンを含め、遺伝子や他の分子なども含む包括的な概念。


※「hormone」の明確な反意語(真逆の意味)はあまり存在しませんが、ニュアンスとしては「inhibitor(阻害物質)」などが対立概念になることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈhɔːr.moʊn/ (アメリカ英語), /ˈhɔː.məʊn/ (イギリス英語)

  • アクセント位置: 最初の音節 “hor” に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: “ホォrモウン”

    • イギリス英語: “ホォマウン”に近い発音


  • よくある間違い:


    • アクセントを後ろに置いてしまう

    • “r” や “o” の発音が不明瞭になりがち



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “hormone” の “o” を抜かして “hrmone” と書いてしまうなど。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、似た響きの “harmonize” (和合する) などと誤認しないように注意する。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、生物学を扱う読解問題や、健康をテーマにしたリスニングで登場する場合があります。

    • 特にホルモンバランスや健康関連の長文読解で出題される可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ホルモン = 動かすもの」というイメージ


    • 語源から「体を刺激して動かす物質」という意味を思い出すと覚えやすいです。


  • 「担当大臣のような存在」


    • 体内の様々な領域(=部署)に指令を出す“化学的なメッセンジャー”と考えるとイメージしやすいです。


  • スペルのコツ


    • “ho-r-mo-ne” の4つの音節を区切って覚える東「ホール」+「モーン」のように発音を意識してスペルを定着させましょう。


以上が “hormone” の詳細な解説です。身体のメカニズムを考えるうえで欠かせない重要な単語なので、ぜひ覚えて活用してください。

意味のイメージ
hormone
意味(1)

ホルモン

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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