最終更新日:2024/08/31

a problem that requires thought and skill to be solved

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元となった辞書の項目

puzzle

動詞

〈他〉の頭を悩ませる,を困らせる / 〈自〉頭を悩ませる,考え込む

このボタンはなに?

彼の行動に私は、困惑した。

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解説

動詞「puzzle」を徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: puzzle

品詞: 動詞 (主に他動詞として使われるが、自動詞として用いられる場合もある)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

意味(英語・日本語)


  • 英語: to confuse someone or make them feel perplexed; to be unable to understand or solve something.

  • 日本語: 人を困惑させたり混乱させること。または、何かを理解できず、解決に時間がかかること。

「puzzle」は「(人)を混乱させる」「悩ませる」「困らせる」という意味で使われます。日常会話でも、複雑な問題に直面して「どうしたらいいかわからない!」といった気持ちを表すうえでよく使われる単語です。

主な活用形


  • 原形: puzzle

  • 三人称単数現在形: puzzles

  • 進行形: puzzling

  • 過去形: puzzled

  • 過去分詞形: puzzled

他品詞形


  • 名詞形: puzzle(パズル、謎)

    例)“I love solving puzzles.”(パズルを解くのが大好きです。)

  • 形容詞形: puzzled(困惑している),puzzling(困惑させるような)

    例)“Her answer was puzzled.”(彼女の答えは困惑した様子だった。)

    例)“It’s a puzzling phenomenon.”(それは不可解な現象だ。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源となる要素: puzzle には明確な接頭語・接尾語がなく、語幹として「puzz-」という部分が考えられますが、由来は明確ではありません(後述の語源参照)。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選


  1. puzzle over something

    (何かを悩んで考える)

  2. puzzle out the solution

    (解決策を解き明かす)

  3. be puzzled by someone’s behavior

    (誰かの行動に戸惑う)

  4. puzzle one’s mind

    (頭を悩ませる)

  5. a puzzling question

    (不可解な質問)

  6. puzzled look

    (困惑した表情)

  7. puzzle an audience

    (聴衆を当惑させる)

  8. completely puzzled

    (全く理解できずに困惑している)

  9. puzzle over the meaning

    (意味を考え込む)

  10. puzzle a friend

    (友人を困惑させる)


3. 語源とニュアンス

語源

「puzzle」のはっきりとした語源には諸説あります。16世紀頃の英語で “pose” (問題を出す)などと関連があるとされ、語の混成(複数単語が合わさった)によって生まれた可能性があります。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「puzzle」は困らせるニュアンスがやや強く、「問題を出して難しくさせる」イメージがあります。

  • ビジネスやフォーマルな場面、日常会話のどちらでも使えますが、「困惑する」の意味合いが若干カジュアルに感じられる場合もあるので、文脈によって「perplex」や「baffle」を使うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使う場合

    “The problem puzzled me.”(その問題に私は悩まされた。)


    • 主語が「問題(や人)」で、相手を困惑させる。


  2. 自動詞として使う場合

    “I am still puzzling over the solution.”(私はまだその解決策について考え込んでいる。)


    • “puzzle over …” や “puzzle about …”という形で、「考え込む」「模索している」ニュアンスを表す。


  3. 可算・不可算について


    • 動詞としては可算・不可算の区別はありません。

    • 名詞としての “a puzzle”(一つの謎/パズル)、不可算名詞としてはあまり使わず、「Some puzzles are impossible to solve.」(いくつかのパズルは解くのが不可能だ)など、一般的には可算名詞です。



5. 実例と例文

日常会話で使われる例文(3つ)


  1. “This riddle really puzzles me. I can’t figure it out.”

    (このなぞ、まじでわからないよ。解けないんだけど。)

  2. “I’ve been puzzling over what to cook for dinner.”

    (夕飯に何を作るかずっと考えてるんだ。)

  3. “He looked puzzled when I asked him about his weekend.”

    (彼は週末のことを聞かれたとき、困惑した表情をしていた。)

ビジネスシーンで使われる例文(3つ)


  1. “The new policy has puzzled many employees.”

    (その新しい方針は多くの従業員を困惑させた。)

  2. “We’re still puzzling over the best strategy to enter the market.”

    (市場に参入するのに最適な戦略を、私たちはまだ検討中です。)

  3. “The client’s feedback puzzled the whole team.”

    (顧客からのフィードバックに、チーム全体が首をかしげている。)

学術的な文脈で使われる例文(3つ)


  1. “Scientists are puzzled by the sudden change in climate data.”

    (科学者たちは気候データの突然の変化に困惑している。)

  2. “The new discovery puzzled researchers for years before they found an explanation.”

    (その新発見は、説明が見つかるまで何年もの間研究者たちを悩ませた。)

  3. “They continue to puzzle over the origin of these ancient artifacts.”

    (彼らはこれらの古代の工芸品の起源について、引き続き頭を悩ませている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. confuse(混乱させる)


    • 「混乱させる」一般的な言い方。

    • “Your explanation just confused me.”(あなたの説明は私を混乱させただけだ。)


  2. perplex(困惑させる)


    • puzzle よりも「戸惑い」を強調し、ややフォーマル。

    • “His strange reasoning perplexed everyone.”(彼の奇妙な理屈はみんなを困惑させた。)


  3. baffle(挫折させるほど困惑させる)


    • puzzle よりさらに強い意味合いで、「手も足も出ない」感じ。

    • “The spy’s coded messages baffled the agents.”(スパイの暗号メッセージは諜報員たちを手も足も出せないほど困惑させた。)


  4. bewilder(途方に暮れさせる)


    • 感情面で「途方に暮れる」ニュアンスを含む。

    • “The chaotic situation bewildered him completely.”(その混乱しきった状況に、彼は完全に途方に暮れた。)


  5. mystify(不可解にさせる)


    • 「何か神秘的に感じさせる」ニュアンスが強い。

    • “The magician’s trick mystified the audience.”(マジシャンの手品は観客を不可解な気持ちにさせた。)


反意語


  1. clarify(明確にする)


    • 困らせるのではなく、分かりやすくする。


  2. explain(説明する)


    • トピックや事柄を理解しやすくする。


  3. enlighten(啓発する、教える)


    • 知識や情報を与えて理解を促進する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈpʌz.əl/

  • アクセント: 最初の音節 “puzz” に強勢

  • アメリカ英語とイギリス英語の大きな差はありませんが、アメリカ英語では [ˈpʌz.əl] と [ˈpʌz.əl] をほぼ同じように発音します。イギリス英語でも同様です。

  • よくある間違い: “puzzle” の最後に「-le」があることで “pup-pell”のように発音してしまう人がいますが、正しくは「パズル」または「パゾォ」といったイメージに近い発音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “puzzel” や “puzzl” などのミスが多いので注意。

  2. 同音異義語との混同: 「puzzle」と同じ音を持つ単語は特にありませんが、名詞としての “puzzle” と動詞としての “puzzle” をごっちゃにしないこと。

  3. TOEIC・英検などでの出題:


    • 語彙問題で「困惑させる」系の動詞として選択肢に出る場合があります。

    • 文脈から混乱させる意味か、名詞の「パズル(謎)」を表しているのか見分けが必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「パズル」を解くイメージ: 名詞のパズル(ジグソーパズルやクロスワードなど)を思い浮かべると「何かが分からなくて困る」「解こうとして悩む」イメージが鮮明になります。

  • 音とつづり: “zzz” の音で「頭がズズズ…と悩まされる」イメージをリンクさせると覚えやすいです。

  • 学習テクニック: 類義語(confuse, perplex, baffle)と合わせて例文を作り、ニュアンスの違いを整理すると記憶が定着しやすいでしょう。


以上が動詞「puzzle」の詳細な解説です。困らせたり、悩ませたりするイメージをしっかり押さえながら、さまざまな文脈で使いこなしてください。

意味のイメージ
puzzle
意味(1)

〈難問が〉〈人〉‘の'頭を悩ませる,を困らせる

意味(2)

(…について)〈頭〉をひねって考える《++about(over)+

意味(3)

(…に)頭を悩ませる,(…を)頭をひねって考える,考え込む《+about(as to, over)+

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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