最終更新日:2025/08/11

the very small creatures that sometimes cause disease in humans and animals

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元となった辞書の項目

bacteria

バクテリア,細菌

このボタンはなに?

私たちの腸内のバクテリアは、全体的な健康に重要な役割を果たしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bacteria

品詞: 名詞(複数形)

CEFRレベルの目安: B2(中上級。科学的な文脈でよく登場するため、やや専門的だが一般教養としても知っておきたい単語)

意味(英語・日本語)


  • 英語: Bacteria are microscopic single-celled organisms.

  • 日本語: 「細菌」と呼ばれ、微小で単細胞の生物です。

「bacteria」は、科学や医療など専門的な文脈で多用されますが、日常的にも「バクテリア」というカタカナ表記で呼ばれることがあります。ウイルス(virus)などと混同されがちですが、細胞構造のある単細胞生物群です。多くは無害もしくは有益ですが、一部は病気を引き起こします。

活用形


  • 単数形: bacterium(/bækˈtɪəriəm/)

  • 複数形: bacteria(/bækˈtɪəriə/) ← 一般的にこちらを使う場面が多い

  • 形容詞形: bacterial(細菌の、細菌による)

他の品詞例


  • 形容詞: bacterial(例:bacterial infection = 細菌感染)

2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「bacter-」

  • 接尾語: 「-ia」はラテン語やギリシャ語での複数形語尾

もともとギリシャ語の「βακτηρίον(baktērion)」が由来で、「小さな杖」を意味しました(細菌が顕微鏡で見ると棒状のものが多かったため)。

派生語・類縁語


  • bacterium(細菌の単数形)

  • bacteriology(細菌学)

  • antibacterial(抗菌の)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. harmful bacteria(有害な細菌)

  2. beneficial bacteria(有益な細菌)

  3. bacteria growth(細菌の増殖)

  4. bacteria contamination(細菌汚染)

  5. bacteria colony(細菌コロニー)

  6. bacteria sample(細菌サンプル)

  7. bacteria count(細菌数)

  8. foodborne bacteria(食中毒性細菌)

  9. bacteria culture(細菌培養)

  10. antibiotic-resistant bacteria(抗生物質耐性菌)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシャ語の「βακτηρίον(baktērion)」=「小さな棒」

    細菌が棒状に見えることから付けられた名称です。

  • 歴史的背景: 顕微鏡の発明とともに細菌の発見と分類が進みました。18世紀〜19世紀にかけて細菌学(bacteriology)が確立され、病気との関連や発酵などの分野で研究が進みました。

  • ニュアンスや注意点:


    • ウイルス(virus)などとは異なる生物群であること。

    • 日常会話では「バクテリア」とカタカナ表記されることが多いものの、病気のイメージを与えることもあるため、文脈によっては「良い菌」を意味する beneficial bacteria のように区別する必要があります。

    • フォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、科学的文脈では正確に区別して使うことが重要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 or 不可算名詞:

    「bacteria」はもともと「細菌の集まり」を示す複数形名詞として扱います。単数形は「bacterium」ですが、カジュアルには「bacteria」を単数扱いしてしまう例があるので注意が必要です。

  • 一般的な構文例:


    • Bacteria are found everywhere around us.(細菌は私たちの周囲の至るところに存在する)

    • This bacterium causes food poisoning.(この細菌は食中毒を引き起こす)


  • イディオム・表現: 細菌に関する熟語はあまり多くありませんが、学術的には bacterial flora(細菌叢)や culturing bacteria(細菌を培養する)など、専門用語がよく使われます。


5. 実例と例文

日常会話で使う例文


  1. Do you think there are bacteria on this fruit?

    (このフルーツに細菌が付いていると思う?)

  2. I heard that yogurt has beneficial bacteria for digestion.

    (ヨーグルトには消化に良い細菌が含まれているって聞いた。)

  3. Make sure to wash your hands to remove any bacteria.

    (手に付いた細菌を落とすために、ちゃんと手を洗ってね。)

ビジネスで使う例文


  1. Our company is developing a product that reduces harmful bacteria in food processing.

    (私たちの会社は食品加工における有害な細菌を減らす製品を開発しています。)

  2. We must ensure the facility meets strict bacteria control standards.

    (施設が厳格な細菌管理基準を満たしていることを確実にしなければなりません。)

  3. Bacteria contamination in our product could lead to a recall.

    (製品の細菌汚染はリコールにつながりかねません。)

学術的な文脈での例文


  1. Recent studies show that antibiotic-resistant bacteria pose a significant health threat worldwide.

    (最近の研究では、抗生物質耐性菌が世界的に重大な健康リスクになっていることが示されています。)

  2. The professor discussed how certain bacteria are crucial in nutrient cycling in ecosystems.

    (教授はある種の細菌が生態系の栄養循環にいかに重要かを議論しました。)

  3. We need to isolate the bacteria culture to study its genetic properties.

    (その遺伝的性質を研究するために、その細菌培養を分離する必要があります。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • microbes(微生物): 細菌だけでなく、ウイルスや菌類なども含む広い意味

    • germs(病原菌/ばい菌): カジュアルな表現で、主に病気を起こす微生物を指す

    • pathogens(病原体): 病気を引き起こす生物全般


  • 反意語(厳密には逆の意味ではないが、対比されやすいもの):


    • viruses(ウイルス): 細胞構造を持たない微生物で、細菌とは異なる生物群


ニュアンス・使い分け


  • bacteria は学術的にも日常的にも使われる。

  • germs はよりカジュアルで「ばい菌」のイメージが強い。

  • viruses は全く別の仕組みを持つ微生物。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /bækˈtɪri.ə/

    • イギリス英語: /bækˈtɪə.ri.ə/


  • 強勢(アクセント): 「-tɪ」 の部分に強勢があります(bak-TIR-i-a)。


  • よくある発音の間違い:


    • 「バクテリア」とカタカナ読みのまま英語発音をしてしまう。

    • 「バクテーリア」のように語尾を伸ばしすぎる。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「bactéria」とアキュートアクセントを付けてしまうなどの誤り。英語では bacteria のみ。

  • 同音異義語との混同: ほとんどありませんが、「bacterium」と「bacteri*um*」など、単数形を使うべきか複数形を使うべきかに注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検ではあまり細かい学術的内容までは問われませんが、医学・環境・科学分野の文章中に出てくることがあるため、意味を覚えておくと読み取り問題で役立ちます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「バクテリア=細菌=顕微鏡で見える『小さな棒状のもの』」というイメージを持つと語源が覚えやすいです。

  • 「単数は bacterium、複数は bacteria」とセットで覚えると、試験などで混同しにくくなります。

  • 「細菌=バクテリア」は基本中の基本なので、日常からヨーグルトなど健康と絡めて連想すると覚えやすいでしょう。


以上が「bacteria」の詳細解説です。単数形と複数形の使い分け、高い頻度で登場する科学的文脈、また日常会話でも登場するので、しっかり区別して使いこなしましょう。

意味のイメージ
bacteria
意味(1)

バクテリア,細菌

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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