最終更新日:2025/07/10
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元となった辞書の項目

machinery

【名/U】《集合的に》《単数扱い》(特に大きな)機械 / 機械の部品, 機械装置 / 【名/U/C】(社会・政治などの)機構,組織

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その工場は最新の機械を備えています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: machinery

品詞: 名詞(不可算名詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

英語での意味:

A collective term referring to machines in general or the system/structure of machines.

日本語での意味:

「機械装置全体」や「機械の仕組み」を指す言葉です。個々の“machine”をまとめて、不特定多数の機械装置や、機械類の働く仕組みを表します。たとえば工場や建設現場で使われる大型機器、あるいは製造ラインの装置などに関して「machinery」という単語が使われます。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:大きな工場内にある複数の機械全体のことを指す時や、機械が動く仕組みそのものをイメージさせるときに用いられます。日常会話よりも、ややビジネスや技術的な文脈で使われることが多い単語です。

活用形:


  • machinery は不可算名詞なので、複数形や特別な活用形はありません。

関連する他の品詞形:


  • machine (名詞)「機械」

  • mechanical (形容詞)「機械的な」

  • mechanize (動詞)「機械化する」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • machine(語幹): 「機械」

  • -ry(接尾語): 「全体・集まり」を表すニュアンスがあります。

他の単語との関連性


  • machinist: 機械工(機械を操作または修理する人)

  • machination: 陰謀、策略(語源は同じ “machine” ですが、意味がかなり変化しています)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. heavy machinery → 重機

  2. agricultural machinery → 農業用機械

  3. factory machinery → 工場用機械

  4. operate machinery → 機械を操作する

  5. maintain the machinery → 機械を整備する

  6. install new machinery → 新しい機械設備を導入する

  7. piece of machinery → (ひとつの)機械設備

  8. the workings of the machinery → 機械の作動原理(内部構造)

  9. industrial machinery → 産業用機械

  10. upgrade the machinery → 機械設備をアップグレードする


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「machinery」は、フランス語由来の “machinerie” をもとに英語に取り入れられた言葉です。さらに “machinerie” はラテン語の “machina”(「機械」)に遡ります。

ニュアンスと使用上の注意


  • ニュアンス: 個別の機械“machines”よりも抽象的に、工場や作業現場で利用される機械装置全般をイメージする場合に使用されることが多いです。

  • ビジネス文書や技術的な文章でよく見かけるややフォーマルな単語で、日常会話では “machines” のほうが馴染みがあります。

  • 「機械装置のシステム」といった構造・仕組みを強調するときにも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞: 「machinery」は不可算名詞なので、通常 “machineries” のように複数形は取りません。また冠詞も “a machinery” のようにはならず、必要に応じて “some machinery” “a piece of machinery” “a piece of equipment” などを使います。

  • フォーマル度: 技術的な文脈や専門分野、ビジネス文書などで使われることが多い単語です。カジュアルな場面では “machines” と言い換えられることが多いです。

構文例


  • “(Subject) + operate(s) + machinery”

  • “(Subject) + (verb) + the machinery in (Place)”


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “We saw impressive farming machinery on our trip through the countryside.”

    (田舎をドライブしたとき、大きな農機具がたくさんあったよ。)

  2. “Be careful around the machinery in the workshop.”

    (作業場の機械装置には気をつけてね。)

  3. “I find it fascinating how all this machinery works together.”

    (これらの機械装置がどのように連動しているか、とても興味深いよ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our company plans to invest in new machinery to increase productivity.”

    (当社は生産性向上のために新しい機械設備に投資する予定です。)

  2. “We should schedule regular check-ups to maintain the machinery.”

    (機械設備を維持するために、定期点検をスケジューリングすべきです。)

  3. “Replacing the outdated machinery will reduce downtime significantly.”

    (古い機械設備を交換すると、ダウンタイムが大幅に減ります。)

学術的/技術的な文脈での例文


  1. “The study examines the role of automated machinery in modern manufacturing processes.”

    (この研究は、現代の製造プロセスにおける自動化された機械設備の役割を調査しています。)

  2. “This paper discusses how computerized machinery can optimize efficiency on the production line.”

    (この論文は、コンピュータ化された機械装置がどのように生産ラインの効率を最適化できるかを論じています。)

  3. “Engineers must understand the underlying mechanics of heavy machinery when designing large-scale projects.”

    (大規模プロジェクトの設計を行う際、エンジニアは重機の根本的な仕組みを理解している必要があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. equipment(装備、器具、設備)


    • 「machinery」と類似して、機械類を総称する言葉ですが、機械以外の道具や装備全般を含む場合も多い。


  2. apparatus(器具、装置)


    • 多くの場合、特定の目的や実験用の装置を指すときに用いられるややフォーマルな単語。


  3. mechanism(仕組み、装置、構造)


    • 「機構」「仕組み」を強調し、概念的・構造的な部分に焦点を当てる場合に使います。


  4. hardware(ハードウェア)


    • コンピュータや電子機器の物理部分を指す場合に使われるが、文脈によっては機械装備全般を指すこともある。


反意語


  • 機械の集合を指すための正確な「反意語」はありませんが、文脈上「手作業」「人力作業」(manual labor) が対立概念となり得ます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /məˈʃiːnəri/

  • アクセントは「-sheen-」の部分に置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはなく、どちらも /məˈʃiːnəri/ と発音されます。

  • よくある間違いとして、「マシナリー」「マシーナリー」と母音の数やアクセント位置を間違えやすいので注意してください。


    • 正しい音のイメージ: 「マ(弱)-シー(強)-ナ-リ」



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 不可算名詞であることを忘れて、“machineries” と書かないように注意。

  2. 「machine(機械)」と混同して、“a machinery” という表現にしないようにする。

  3. スペルは「-ery」で終わります。間違えて「machinary」と書かないように。

  4. TOEICや英検などのビジネスや技術系の文章や、工業製品の説明などで出題されやすい単語です。

  5. 「machination」(陰謀)とスペルが似ているので注意しましょう(意味はまったく異なります)。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ連想: “machine” に “-ry” が付くことで「機械類」「機械装置が集まったもの」というイメージを持ちましょう。

  • スペリングの覚え方: 「machine + ry」で「R(アール)を忘れずに!」というフレーズで覚えると混同を防げます。

  • 勉強テクニック: 工場や建設現場の写真を見たり、動画を観ながら「machinery」と声に出して唱えるとイメージと結びつきやすいです。


以上が machinery の詳細解説です。不可算名詞である点を特に意識しつつ、ビジネスや技術的な場面で積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
machinery
意味(1)

《集合的に》《単数扱い》機械

意味(2)

《集合的に》機械の部品;機械装置

意味(3)

(社会・政治などの)機構,組織《+of+

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