最終更新日:2025/02/25

The doctor made a diagnosis based on the patient's symptoms.

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医師は患者の症状に基づいて診断を行った。

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元となった辞書の項目

diagnosis

【名】診断;診断書;原因調査

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: diagnosis

品詞: 名詞 (countable noun)

英語での意味:

• The identification of the nature or cause of an illness or problem.

日本語での意味:

• 病気や問題の原因・性質を特定すること、診断

「diagnosis」は主に医療や問題解決の場面で使われる言葉です。医者が患者の症状をもとに病名や状態を突き止める、またはエンジニアが機械の不具合原因を特定するなど、「問題の本質を見抜く・原因を明らかにする」というニュアンスがあります。

活用形・関連形:


  • 単数形: diagnosis (ダイアグノウシス)

  • 複数形: diagnoses (ダイアグノウシーズ)

  • 動詞形: diagnose (ダイアグノウズ)

  • 現在進行形動詞: diagnosing (ダイアグノウジング)

  • 過去形動詞: diagnosed (ダイアグノウズド)

  • 形容詞形: diagnostic (ダイアグノスティック)

CEFRレベル: B2(中上級)

医療や公式な場面でよく使われる単語であり、一般的な英会話でもそれなりに理解しておくと便利な単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dia-: 「通して、完全に」という意味の接頭語(ギリシャ語由来)

  • -gnosis: 「知識、認識」を表す語根(ギリシャ語 gnōsis から)

セットで「(症状などを)通して知識を得る・原因を見極める」という意味になります。

関連語・派生語


  • diagnose (v.): 診断する

  • diagnoses (n. pl.): 診断(の複数形)

  • diagnostic (adj.): 診断の、診断に用いる(例: diagnostic test)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. make a diagnosis - 診断を下す

  2. confirm a diagnosis - 診断を確定する

  3. early diagnosis - 早期診断

  4. receive a diagnosis of X - Xという診断を受ける

  5. medical diagnosis - 医学的診断

  6. accurate diagnosis - 正確な診断

  7. diagnosis process - 診断のプロセス

  8. differential diagnosis - 鑑別診断

  9. final diagnosis - 最終診断

  10. misdiagnosis - 誤診


3. 語源とニュアンス

語源:

ギリシャ語の「dia(通して)」+「gnōsis(知識)」に由来しています。「問題の本質を透かして見る」というイメージがもとになっています。

ニュアンス・使用時の注意:


  • 医療や専門分野で使うときはフォーマルな響きがあります。

  • ビジネスや技術領域でも、問題解決手順を「diagnosis」と表現することがあります。

  • 「診断」という重い響きから、深刻な印象を与えることもあるため、カジュアルな文脈よりはフォーマル/専門的な場面で使われがちです。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使い方


  • 「a diagnosis」「the diagnosis」など可算名詞として使われます。

  • 複数形は「diagnoses」となり、発音も変化します(語尾が -s ではなく「シーズ」のような音になる)。

一般的な構文


  • to make [a/the] diagnosis (診断を下す)

  • to provide [someone] with a diagnosis (人に診断結果を提供する)

  • to arrive at a diagnosis (診断に至る)

使用シーン


  • フォーマル/文章: 医療論文、学術レポート、ビジネス書類

  • 日常会話: 医療に関する話題など少し専門的な話題で使う


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m waiting for my doctor’s diagnosis on why I’ve been feeling so tired lately.”

    「最近ずっと疲れやすい原因について、医者の診断を待っているんだ。」


  2. “Her diagnosis cleared up all my worries.”

    「彼女の診断で私の不安はすっかり解消したよ。」


  3. “I’m glad I got an early diagnosis; now I can start treatment immediately.”

    「早期診断されてよかった。すぐに治療を始められるから。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “We need a thorough diagnosis of the IT system to find the root cause of the slowdown.”

    「システムの動作が遅い原因を探るために、ITシステムの徹底した診断が必要です。」


  2. “The consultant’s diagnosis revealed that our marketing strategy was outdated.”

    「コンサルタントの診断で、私たちのマーケティング戦略が時代遅れだとわかりました。」


  3. “After the initial diagnosis, we discovered multiple workflow issues.”

    「初期診断の結果、複数のワークフロー上の問題があることがわかりました。」


学術的/専門的文脈の例文


  1. “A precise diagnosis is crucial in determining the appropriate treatment plan.”

    「適切な治療方針を決定するには、正確な診断が極めて重要です。」


  2. “This study aims to improve the diagnostic accuracy for early-stage Alzheimer’s disease.”

    「本研究はアルツハイマー病の早期段階における診断精度を高めることを目的としています。」


  3. “Differential diagnosis is essential to rule out other possible conditions.”

    「ほかの可能性を排除するためには、鑑別診断が欠かせません。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. identification (身元特定 / 問題の特定)


    • より広義で、「何であるかを見分ける」という意味。医療に限らず幅広い文脈で使える。


  2. analysis (分析)


    • 物事を細かく分解して考察するという意味。医療以外でも広く用いられる。


  3. evaluation (評価)


    • 状態や価値などを評価すること。


  4. determination (決定)


    • 原因や要因を特定するときに使われるが、診断ほど病気に特化していない。


反意語


  • misdiagnosis (誤診)

    「診断を誤る」という意味。単に“diagnosis”の反対として、病名を間違って特定することを指します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • 米: /ˌdaɪ.əɡˈnoʊ.sɪs/

    • 英: /ˌdaɪ.əɡˈnəʊ.sɪs/


  • アクセントは第3音節「no」にあります。


  • アメリカ英語では「ノウ(noʊ)シス」、イギリス英語では「ノウ(nəʊ)シス」の母音がやや異なります。


  • よくある間違いとしては、アクセントを誤って第2音節や第4音節に置いてしまうことがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづりミス: “diagnois”など、うっかり “s” や “i” を落とすことがある。

  2. 複数形の混乱: 複数形は “diagnoses” (ダイアグノウシーズ) になる点に注意。

  3. 動詞形との混同: diagnose(動詞)と単数名詞 diagnosis のスペルが似ているので混同しやすい。

  4. 発音: stressed syllable(アクセント)は前述のとおり第三音節「no」にあるため注意。

  5. 試験での出題傾向: TOEICや英検などで医療・健康分野の長文読解問題に頻出することがある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「dia(通して)+ gnosis(知識)=通して知識を得る」という語源のイメージを覚えておくと、診断以外に「問題を通して真相を知る」というニュアンスで思い出しやすいです。

  • 複数形 “diagnoses” の -es が「シーズ」となる点はスペリングも発音も混乱しやすいので、語感として「ダイアグノウ・シーズ」と覚えることをおすすめします。

  • メモリートリック: 「問題を突き止めるマグノスコープ(dia + gno + sis)」など、自分なりの語呂合わせで覚えると長期記憶に残りやすいです。


以上が “diagnosis” の詳細解説です。医療現場やビジネス、学術的な文脈など、さまざまな場面で問題の原因・理由を突き止める際に重要となる単語です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
diagnosis
意味(1)

診断[書]

意味(2)

(問題の原因などの)判断,分析

意味(3)

(問題の)解決;結論

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 和訳 / フラッシュカード

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