最終更新日:2024/06/11
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私は腕にしこりを見つけました。

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元となった辞書の項目

lump

【名/C】(一定の形のない) 塊 / こぶ, はれもの / 【形】塊になった / 一まとめの / 【動/他】〈いくつかのもの〉を一まとめにする《together》 / 【動/自】塊になる

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解説

「lump」の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語での意味

“lump” は、主に「小さなかたまり」「塊状のもの」を指す名詞として使われ、また動詞としては「ひとまとめにする」「一括りにする」という意味があります。

日本語での意味

「小さな塊」や「こぶ」、「ダマ」、または「ひとまとめにする・一括りにする」という状況を表します。例えばスープやソースにつぶつぶのダマがある場合に “It has lumps.” と言ったり、あるグループの人や物をひとまとめに扱うときに “to lump them together” のように使います。

「小さな固まり」や「こぶ」のように、見た目が少しゴツゴツしていたり、突起していたりするイメージがあります。また「人や事柄を安易にまとめて扱う」というニュアンスで「ひとまとめにする」という意味合いもあります。

品詞


  1. 名詞(n.):a lump (複数形は lumps)

  2. 動詞(v.):to lump (活用形:lump - lumped - lumped - lumping)

関連した品詞形


  • 形容詞 : lumpy (凸凹した、ダマのある)

    例) “The sauce is lumpy.” (そのソースにはダマがある。)

難易度(CEFR レベルの目安)

B2(中上級)

・B2以上になると、日常的な事柄だけでなく抽象的な微妙な表現も扱えるため、この語も理解や使い分けができるレベルだと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹:lump

    “lump” には目立った接頭語・接尾語はなく、単一の語幹として成立しています。

派生語や類縁語


  • lumpy (形容詞):塊だらけの、ダマのある

  • lump together (句動詞的):一まとめにする、一括りにする

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. lump of sugar(角砂糖のひとかたまり)

  2. lump in one’s throat(喉の奥のつっかえ・感情の込み上げ)

  3. a lump on the head(頭のこぶ)

  4. get a lump(塊ができる)

  5. lump sum(一括払い)

  6. feel a lump(しこりを感じる)

  7. small lump(小さな塊)

  8. lump together(ひとまとめにする)

  9. big lump(大きな塊)

  10. lumps and bumps(あちこちの突起やこぶ;具合の悪い凹凸)


3. 語源とニュアンス

語源

“lump” は中英語(Middle English)の “lumpe” に由来し、さらに中期オランダ語や低地ドイツ語の “lomp” (切れ端、かたまり)に遡るとされています。「まとまったかたまり」「欠片」のようなニュアンスから派生してきました。

歴史的使用

おもに「塊」という具体的な意味で使われてきましたが、比喩的に複数のものを「一括りにする」という用法も古くから知られています。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 物理的な「塊」だけでなく、抽象的に「人々や問題をまとめて扱う」ときにも使われます。

  • ややカジュアルな響きですが、ビジネスなどフォーマルな場面で使われる “lump sum” は特に経理や契約などで用いられます。

  • “get a lump in one’s throat” は「感情が込み上げる」や「胸がいっぱいになる」ことを表す慣用的表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては可算名詞(countable noun)です。可算名詞なので “a lump,” “two lumps,” “several lumps” のようになります。

  • 動詞としては他動詞的に「~を一括りにする」という構造で使われることが多いです。

    例) “Don’t lump all the problems together.”(すべての問題をひとまとめにしないで。)

  • フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • “lump sum” のようにビジネスシーンで正式な語としても使われます。

    • カジュアルシーンでは、日常的な「塊」「こぶ」「ダマ」の意味で柔らかく使われることが多いです。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I found a small lump on my arm. Should I be worried?”

    (腕に小さな塊があるのを見つけたんだけど、心配すべきかな?)


  2. “There are lumps in this sauce. Maybe I didn’t stir it enough.”

    (このソース、ダマがあるよ。かき混ぜ方が足りなかったのかも。)


  3. “I always put two lumps of sugar in my coffee.”

    (私はいつもコーヒーに角砂糖を2個入れます。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The client requested a lump sum payment for the entire project.”

    (クライアントはプロジェクト全体を一括払いで請求してきました。)


  2. “Don’t lump all the issues together; each one needs a separate solution.”

    (すべての課題をひとまとめにしないでください。どれも個別の解決策が必要です。)


  3. “We can either pay monthly or go for a lump sum settlement.”

    (月払いにすることもできるし、一括での支払いも選べます。)


(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Researchers discovered a lump of sediment containing rare fossils.”

    (研究者たちは希少な化石を含む堆積物の塊を発見しました。)


  2. “In economic theory, the concept of a ‘lump of labor’ has been debated.”

    (経済学の理論では、“lump of labor(労働量の固定説)” という概念が議論され続けています。)


  3. “Data analysts often lump smaller categories together for simplicity.”

    (データアナリストは、単純化のために小さいカテゴリーを一括りにまとめることがあります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. clump(かたまり、群れ)

    例) “There’s a clump of trees near the river.” (川の近くに木の茂みがある。)

    「植物などがまとまって生えている」「固まり」というニュアンス。


  2. chunk(塊)

    例) “He cut the cheese into large chunks.” (彼はチーズを大きな塊に切った。)

    大きめの塊に対してよく使われます。


  3. mass(かたまり、質量)

    例) “The nebula is a mass of gas and dust.” (その星雲はガスとちりの塊だ。)

    「かたまり」全般や物理的な質量の概念にも使われます。


  4. block(ブロック状のもの)

    例) “A block of ice was placed on the table.” (テーブルの上に氷のブロックが置かれていた。)

    形が整った固まりを表すことが多い。


反意語(Antonyms)


  • (※ “lump” の直接的な反意語はありませんが、「バラバラにする」というニュアンスでは “separate” や “divide” が対になる考え方です。)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):/lʌmp/

  • アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。

  • アクセントは「lump」の最初の音節(単音節なので全体)に置かれます。

  • [lʌmp] の “ʌ” は日本語の「ア」と「オ」の間のような母音です。/lamp/(ランプ)と混同しないように注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:lamp(ランプ)と綴りが似ているので間違えやすいです。

  2. 同音異義語ではないですが、“bump” や “dump” など類似したスペリングの単語と混同しやすいので注意してください。

  3. 英検やTOEICでは “lump sum” が契約や会計処理の文脈で出題されることがあります。

  4. “lumpy” との混同:形容詞型“lumpy”は「ダマのある、塊だらけの」の意味で、「塊」という名詞の“lump”とは使いどころが違います。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “lump” は「くっついた塊」のイメージ。「一塊にまとめる」という動詞の用法と「物理的なかたまり」という名詞の用法がある、という2面性を押さえておくと覚えやすいです。

  • スペリング上で「u」という文字が含まれているので、“lamp(ランプ)” とは区別しやすいように、頭の中で “l-U-mp” と「U」に意識を置いて覚えると良いでしょう。

  • 連想としては「塊がボコっとある→ lump」でイメージすると覚えやすいです。


以上が “lump” の詳細解説です。「塊」というイメージをしっかり頭に残しつつ、動詞として「ひとまとめにする」という抽象的使い方もあることを押さえておくと、会話や読解で役立ちます。

意味のイメージ
lump
意味(1)

(一定の形のない)

意味(2)

小さい立方体

意味(3)

こぶ,はれもの

意味(4)

《話》のろま,まぬけ,でくのぼう

意味(5)

《英話》《集合的に》飯場臨時作業員

意味(6)

塊になった

意味(7)

一まとめの,一括した

意味(8)

〈いくつかのもの〉‘を'一まとめにする,一様に扱う《+together+名,++together

意味(9)

塊になる

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 和訳 / フラッシュカード

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