最終更新日:2025/11/30
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

consequently

副詞

その結果として, 結果としては(通例悪い意味が続く) / 従って

このボタンはなに?

彼は試験の勉強をしなかった。その結果として、彼は失敗した。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: consequently

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): as a result / therefore

意味(日本語): 「結果として」「その結果、したがって」

「ある出来事や事実に続いて、そのことから導かれる結果を示すときに使われる表現です。フォーマルな文脈で、論理的に話を進めたいときにも便利です。」

活用形

副詞なので、形容詞・動詞のように時制や人称による変化はありません。


  • 原形: consequently

  • その他の形は特にありません。

他の品詞形


  • consequent (形容詞): 結果として起こる

  • consequence (名詞): 結果、影響

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

「文章で論理展開をする際に用いられます。ある程度複雑な英語を扱うときに使われる表現です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • consequent (形容詞) + -ly (副詞化の接尾辞)


    • consequent は “following as a result” (結果として続く)という意味の形容詞です。

    • -ly は “〜のように” という意味を持ち、副詞を作る代表的な接尾辞です。


詳細な意味

「原因に対する結果や、ある状況から導き出される結論や影響を表すときに使われます。“therefore” や “thus” とほぼ同義ですが、やや書き言葉・フォーマルな場面で使われることが多いです。」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. be delayed and consequently 〜

    (遅れて、その結果〜)

  2. fail to do 〜; consequently 〜

    (〜することに失敗し、その結果〜)

  3. is/are replaced, and consequently 〜

    (置き換えられて、その結果〜)

  4. interpret data, and consequently 〜

    (データを解釈して、その結果〜)

  5. make an error, and consequently 〜

    (誤りを犯して、その結果〜)

  6. lose funding, and consequently 〜

    (資金を失い、その結果〜)

  7. suffer damage, consequently 〜

    (損害を被り、その結果〜)

  8. be blamed, consequently 〜

    (非難されて、その結果〜)

  9. consequently become 〜

    (その結果〜になる)

  10. consequently lead to 〜

    (結果として〜につながる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語で「後に続く、結果として起こる」という意味を持つ “consequī” に由来し、そこからフランス語・中英語を経て英語に取り入れられました。

ニュアンスと使用時の注意


  • フォーマルな文脈や文書表現でよく用いられます。会話で使っても問題ありませんが、少し硬い印象を与えます。

  • 論理的な繋がりを強調したい場合に使用し、論文やビジネスレター、報告書などでも頻出です。

  • 「話し言葉では “therefore” “so” “thus” など、もう少しカジュアル・直接的な単語が使われることが多いです。」


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞として、主に文頭や文中で使い、前文・前節・前句の内容を受けて「その結果」を説明します。

    例: “I forgot to set my alarm. Consequently, I overslept.”

  • 文頭に置く場合はカンマで区切るか、セミコロンを併用します。

    例: “I missed the train; consequently, I had to take a taxi.”

  • 会話中では “and consequently” のように “and” を付け足して繋ぐこともありますが、フォーマル度が上がるので文書でよく見る用法です。

副詞なので可算・不可算、他動詞・自動詞の区別などはありません。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I overslept this morning. Consequently, I missed my first class.”

    (今朝、寝坊しちゃった。その結果、一限の授業を逃しちゃった。)

  2. “He forgot his wallet at home. Consequently, he couldn’t buy lunch.”

    (彼は家に財布を忘れた。その結果、お昼ご飯を買えなかった。)

  3. “She didn’t water the plants. Consequently, they all wilted.”

    (彼女は植物に水やりをしなかった。その結果、全部しおれてしまった。)

ビジネス(ややフォーマル)


  1. “Due to the unexpected delay in shipping, we consequently lost some customers’ trust.”

    (発送の予期せぬ遅れにより、その結果、一部顧客の信頼を失いました。)

  2. “The team could not reach a consensus, and consequently, the project was put on hold.”

    (チームが合意に至らず、その結果、プロジェクトは保留になりました。)

  3. “Costs have risen significantly. Consequently, we will need to adjust our budget.”

    (コストが大幅に増えた。その結果、予算を調整する必要があります。)

学術的な文脈(フォーマル)


  1. “The sample size was too small; consequently, the results may not be statistically valid.”

    (サンプル数が少なすぎた。その結果、結果は統計的に有効ではない可能性があります。)

  2. “The hypothesis was proven false; consequently, researchers shifted their focus.”

    (仮説が誤りだと証明された。その結果、研究者は関心を別の方向へと移しました。)

  3. “There was insufficient evidence to support the claim. Consequently, the theory was revised.”

    (その主張を裏付ける証拠が不十分だった。その結果、その理論は修正されました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. therefore(したがって)


    • 「論理的な結論」を示す点でほぼ同じですが、やや一般的で会話でもよく使われます。


  2. thus(それゆえ)


    • 文語的・書き言葉的ニュアンスが強い表現です。


  3. as a result(その結果)


    • 少し口語的でも使いやすく、文章の中でも結論を導く表現です。


  4. hence(従って)


    • より形式的かつ文語的で、論文などで使われることが多いです。


これらはいずれも「原因・理由から導かれる結果」を示す点で共通しています。ただし文体の硬さや、カジュアル度合いが微妙に異なります。

反意語

“consequently” は「結果として」や「したがって」という意味のため、明確な反意語というよりは、結果を否定/方向転換する表現として “nevertheless”(それにもかかわらず)や “however”(しかしながら)などが対比で使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米国英語): /ˈkɑːn.sə.kwənt.li/

  • IPA(英国英語): /ˈkɒn.sɪ.kwənt.li/

強勢(アクセント): 最初の音節 “con” に強勢があります。「KAHN-」あるいは「KON-」のように発音します。


  • アメリカ英語: 「カーンセクワントリー」

  • イギリス英語: 「コンシクワントリー」

よくある間違いとしては “con-se-quent-ly” のどこかを曖昧にしてしまうケ−スがあります。特に “-quently” を “-quantly” のように発音しないように注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “consequently” を “consequantly” や “consiquently” と書いてしまうミスが多いです。

  • 同義表現との混同: “therefore” “thus” “hence” “as a result” などと置き換え可能ですが、文体やフォーマル度、接続の仕方が微妙に異なるため、文章のトーンに合わせて使い分けましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも「結果を表す副詞」の1つとして出題されやすいです。論理展開の問題や、文のつなぎ目を問う設問で狙われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接続詞や副詞の“結果”表現をまとめて覚える: 「consequently = the result is...」とイメージすると覚えやすいです。

  • 「順番に続いて起こるイメージ」→ “sequence” の単語を思い出すと「続く⇒結果」を連想しやすくなります。

  • スペリングのポイントは “-quent-” の部分。「クエント」というつづりが大事です。

  • フレーズで暗記: “Consequently, I had to ~.” や “He forgot ~ ; consequently, ~ happened.” の型で何度も練習すると自然に馴染みます。


以上が consequently の詳細解説です。結果を示す場面ではとても便利な単語なので、ぜひ例文を繰り返し読みながら使いこなしてみてください。

意味のイメージ
consequently
意味(1)

その結果として,従って

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★