最終更新日:2025/11/14

thing used to comb your hair or to clean the floor

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

brush

動詞

…にブラシをかける, をブラシでこする(みがく,払う) / (ブラシをかけるようにして,手で)…を払いのける / (通りすがりに)…をかする, に軽く触れる / 《…を》かすめて通る,かする《past, by, against ...》

このボタンはなに?

毎朝、私は髪にブラシをかけます。

このボタンはなに?
解説

以下では、動詞「brush」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: brush

品詞: 動詞

英語での意味:

1) To use a brush or a similar motion to clean, tidy, or remove something.

2) To lightly touch or move against something.

日本語での意味:

1) ブラシや似たような動作を用いて何かをきれいにしたり、整えたり、取り除いたりする。

2) 何かに軽く触れたり、こすったりする。

「歯を磨く」「髪をとかす」「埃を払う」などのシーンで使われる、日常的な単語です。また、誰かや何かに軽く触れる、という軽い動作を表すときにも使います。

活用形:


  • 現在形: brush

  • 三人称単数現在形: brushes

  • 現在分詞/動名詞: brushing

  • 過去形/過去分詞: brushed

他の品詞での例:


  • 名詞: 「a brush(ブラシ)」 … 髪の毛をとく道具や、絵を描くための筆などを指します。

CEFRレベルの目安: B1 (中級)

・ある程度の動詞の使い分けができるようになり、日常会話の至る所で登場する頻度の高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「brush」は、接頭語や接尾語が特に付いていない比較的短い語です。

  • 語幹は “brush” となり、これがそのまま動詞および名詞として使われます。

詳細な意味


  1. (他動詞) ブラシや似たような道具で磨く、はらう

    例) brush one’s teeth(歯を磨く), brush the floor(床をブラシでこする)

  2. (他動詞) 軽くはらいのける・払う

    例) brush dust off the table(テーブルの埃を払う)

  3. (他動詞/自動詞) 軽く触れる・かすめる

    例) Her hand brushed mine.(彼女の手が私の手に軽く触れた)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. brush one’s teeth(歯を磨く)

  2. brush one’s hair(髪をとかす)

  3. brush off dust(埃を払う)

  4. brush away crumbs(パンくずを払い落とす)

  5. brush past someone(人のそばをかすめるように通り過ぎる)

  6. brush up on one’s skills(スキルを磨き直す・再勉強する)

  7. brush off an idea(アイデアを軽視する、無視する)

  8. brush against a wall(壁に軽く触れる)

  9. quickly brush on paint(塗料をさっと塗る)

  10. brush away tears(涙をぬぐう)


3. 語源とニュアンス

語源:

「brush」はフランス語の “brosse(ブラシ)” に由来すると考えられています。古フランス語や中世英語を経て、「こする道具」「毛の束」などの意味で使われ、それが動詞として「ブラシを使う」や「こすり落とす」というニュアンスに広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「brush」は「軽くこする」「サッと短時間で行う」イメージを伴うのが特徴です。

  • 「brush off」や「brush away」のように、「軽視する」「払いのける」といった比喩的な用法もあります。

  • 口語でも文章でも広く使われ、日常場面からビジネスまで幅広く登場しますが、カジュアルに使っても失礼にはあたらない便利な動詞です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞・自動詞両用:


    • 他動詞: “I brushed the floor.”(床を磨いた)

    • 自動詞: “Her sleeve brushed against mine.”(彼女の袖が私のにかすった)


  2. フォーマル/カジュアル:


    • フォーマルな文章: “The technician carefully brushed away the residue.”

    • カジュアルな会話: “Could you brush off the crumbs on the sofa?”


  3. イディオム的表現:


    • “brush up on 〜”: 「(過去に学んだことを)復習する・勉強し直す」という定番のイディオム


  4. 可算・不可算:


    • 動詞としては可算・不可算の区別はありませんが、名詞 “a brush” は可算名詞です。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Don’t forget to brush your teeth before going to bed.”


    • 「寝る前に歯を磨くのを忘れないでね。」


  2. “I need to brush the dog; he’s shedding fur everywhere!”


    • 「犬をブラッシングしないと!毛がそこら中に抜けてるの。」


  3. “She brushed away the cookie crumbs on the table.”


    • 「彼女はテーブルにこぼれたクッキーのかけらを払いのけた。」


ビジネスシーン (3例)


  1. “Make sure to brush up on your presentation skills before the meeting.”


    • 「ミーティングに備えてプレゼン能力を磨き直しておいてください。」


  2. “He brushed aside all concerns and proceeded with the plan.”


    • 「彼はあらゆる懸念をさっと片付け、計画を進めた。」


  3. “Could you brush off the dust on the samples before we show them to the client?”


    • 「お客様に見せる前に、サンプルの埃を払ってもらえますか?」


学術的・アカデミックな文脈 (3例)


  1. “The researcher brushed a thin layer of coating on the test specimen.”


    • 「研究者は試験片に薄い層のコーティングを塗布した。」


  2. “Before the experiment, we must brush away any contaminants on the surface.”


    • 「実験の前に、表面の汚染物をすべて払いのけなければならない。」


  3. “You should brush up on the fundamental theories before attending the seminar.”


    • 「セミナーに参加する前に基礎理論を復習しておいた方がいいよ。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. wipe(ワイプ): 「拭き取る」


    • “wipe” は布などを使ってこするイメージ。 “brush” はブラシや軽いタッチに焦点がある。


  2. clean(クリーン): 「掃除する」


    • より広義な「きれいにする」行為全般を指す。 “brush” はその中でもブラシを使う場合や軽く払う場合に特化。


  3. scrub(スクラブ): 「こすり洗う」


    • “scrub” は力強くごしごし洗うニュアンス。 “brush” は比較的軽い動きも含む。


  4. polish(ポリッシュ): 「磨いて艶を出す」


    • “polish” はツヤ出しを目的とする磨き。 “brush” は払う・梳かすなど幅広い意味で使う。


反意語


  • 厳密な反意語はありませんが、「汚す」「放置する」などの意味では “soil” や “neglect” が対照的な発想です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /brʌʃ/


  • アメリカ英語: [ブラʃ](ʌ は「ア」より少し曖昧な音)

  • イギリス英語: [ブラスh](アメリカ英語とほぼ同じですが、やや短めの母音になる場合があります)

強勢(アクセント):


  • 1音節の語なので、特に強勢位置はありません。語全体を「ブラッシュ」と短く発音します。

よくある間違い:


  • スペルは “brush”。 “blush(赤面する)” と似ているため、つづりに注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “brash” や “blush” などと混同しないように気をつけましょう。

  2. 同音異義語との混同: “brush” と “blush” は綴りはよく似ていますが、意味も発音も異なります。

  3. イディオム “brush up on” の意味: 「やり直す・復習する」といった比喩的な表現を忘れがちなので要確認。

試験対策(TOEIC, 英検など):


  • 日常表現の一環として出題されることが多いです。熟語表現 “brush up on” は特によく登場するため押さえておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ブラシ」と同じスペルであることから、まずは「歯ブラシ」「ヘアブラシ」という身近なイメージで覚えるとよいでしょう。

  • “brush up on 〜” など、ブラシで何かをきれいにするイメージを応用して、知識を“きれいに磨く”という連想で覚えると定着しやすいです。

  • 「ブラッシュ」という発音と「ブッシュ(bush)」を混同しないように、しっかり母音(ʌ)の響きを身につけると正確な発音に近づきます。


以上が、動詞「brush」の詳細な解説です。身近なブラッシング作業だけでなく、比喩的な「軽く何かに触れる」「何かをさっと払いのける」など、多面的な使い方をマスターすると表現力がぐっと広がります。ぜひ日常会話やビジネス、学習で活用してみてください。

意味のイメージ
brush
意味(1)

ブラシをかけること;絵筆を使うこと,画法

意味(2)

(…が)さっとかすること《+of+

意味(3)

…‘に'ブラシをかける,'を'ブラシでこする(みがく,払う)

意味(4)

(ブラシをかけるようにして,手で)…'を'払いのける

意味(5)

(通りすがりに)…'を'さっとかする

意味(6)

(…を)かすめて通る,かする《+past(by,against)+

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★