最終更新日:2025/11/29
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元となった辞書の項目

reveal

動詞

〈秘密・事実など〉を明らかにする, を暴く / 〈隠されていた物〉を現す, を見せる

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探偵は映画の最後に真実を明らかにするでしょう。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: reveal

品詞: 動詞 (transitive verb: 他動詞)

意味(英語):

・to make something known or visible that was previously hidden or secret

意味(日本語):

・隠されていたものを明らかにする、暴く、公表する

「reveal」は、これまで知られていなかった情報や事実を人々に示したり、明らかにしたりするときに使います。たとえば、秘密を打ち明けるとか、覆われていたものを取り除き見せる、そんなイメージの動詞です。

活用形:


  • 現在形: reveal

  • 過去形: revealed

  • 過去分詞: revealed

  • 現在分詞・動名詞: revealing

他の品詞形:


  • 名詞: revelation(リベレーション/啓示、暴露)

  • 形容詞: revealing(意味を明らかにする、露出度が高い などのニュアンス)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • A1 (超初心者) まだ登場しない単語

  • A2 (初級) めったに登場しない単語

  • B1 (中級) 日常会話では時々登場する単語

  • B2 (中上級) 新聞やビジネス文書でよく登場する単語

  • C1 (上級) 専門性が高い文脈でも使用する

  • C2 (最上級) 高度な文献・アカデミックな文章で使用される


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): 「re-」は「再び、後ろに、元へ」などの意味を持つことが多い接頭語ですが、この単語では「元に戻す」イメージより、「ベールを取る/覆いを取り去る」という語源的な背景を強めています。

  • 語幹 (root): 「veil」は「覆い、ベール」という意味を連想しやすいですが、語源的にはラテン語の「vélāre 」(覆う) から来ています。

  • 派生形: 「revelation」は「明かされたこと」「天啓」「暴露(されたもの)」などの名詞です。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. reveal the truth(真実を明らかにする)

  2. reveal a secret(秘密を打ち明ける)

  3. reveal one’s identity(自分の正体を明かす)

  4. reveal details(詳細を公表する)

  5. reveal new evidence(新たな証拠を示す)

  6. reveal information(情報を開示する)

  7. reveal one’s feelings(感情を打ち明ける)

  8. be revealed by accident(偶然によって明らかになる)

  9. fail to reveal(明かせずに終わる/明かすことができない)

  10. reveal itself(自然現象などが姿を現す/正体を現す)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「reveal」はラテン語の「revelare」(覆いを取る、明らかにする)に由来し、「re-」+「velare(覆う)」という組み合わせです。

  • フランス語の「révéler」を経て英語に入った言葉です。

ニュアンス


  • 単に「見せる」だけではなく、「隠されていたものを公に指し示す・明かす」という少しドラマチックなニュアンスがあります。

  • ポジティブにもネガティブにも使えます。例えば、「ついに真実を明らかにする」とか、「スキャンダルを暴露する」という両方の文脈で可能です。

使用時の注意点


  • 口語でも文章でも比較的よく使われますが、文章で使うと少しフォーマル寄りに聞こえることもあります。

  • カジュアルな場面で「秘密を打ち明ける」場合は“tell”や“share”を使う方が自然な場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞としての用法: 基本的に「reveal + 目的語」で「何を明らかにするか」をはっきりさせる形が多いです。

    例: “He revealed his plan.”(彼は自分の計画を明らかにした)

  • 目的語節をとる形: “reveal (that) + S + V”

    例: “She revealed that she had known the truth.”

  • フォーマル / カジュアル: 口語で使っても問題ありませんが、書き言葉やビジネス文書では特に好んで使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you reveal what’s inside the box?”

    (その箱の中に何が入っているか教えてくれない?)

  2. “I won’t reveal your secret, so don’t worry.”

    (あなたの秘密はばらさないから、安心してね。)

  3. “She revealed her birthday wish to me yesterday.”

    (彼女は昨日、自分の誕生日の願いごとを私に打ち明けたんだ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The CEO revealed the new product strategy at the meeting.”

    (CEOは会議で新しい製品戦略を公表しました。)

  2. “Our market research revealed a growing demand for eco-friendly packaging.”

    (我々の市場調査は環境に優しいパッケージの需要が高まっていることを示しました。)

  3. “He revealed the final figures for the quarterly sales report.”

    (彼は四半期の売上報告の最終数値を公開しました。)

学術的な文脈での例文


  1. “The study reveals significant differences between the two populations.”

    (その研究は、2つの集団に顕著な違いがあることを明らかにしている。)

  2. “The new findings reveal a deeper understanding of quantum mechanics.”

    (その新しい発見は、量子力学へのより深い理解をもたらす。)

  3. “Historical documents reveal the influence of trade on the local economy.”

    (歴史文書は、貿易が地域経済に与えた影響を明らかにしている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. disclose(公開・開示する)

    例: “The contract discloses all legal details.”(契約書はすべての法的詳細を開示している。)


    • “reveal”より法的・正式なシーンでよく使われる。


  2. uncover(覆いを取る、暴露する)

    例: “Investigators uncovered new evidence.”(捜査官は新証拠を発見した/暴いた。)


    • 物理的にカバーを取り除くイメージもある。


  3. expose(暴露する、さらす)

    例: “The article exposed corruption in the government.”(その記事は政府の腐敗を暴露した。)


    • スキャンダルや不正行為などを「暴く」印象。


  4. divulge(秘密を漏らす)

    例: “I can’t divulge any confidential information.”(私は機密情報を漏らすことはできない。)


    • フォーマルで法律関係・守秘義務に触れるときに使われる印象。


  5. show(見せる)

    例: “Could you show me your ID?”(身分証明書を見せてもらえますか?)


    • 一般的で、物を見せる場合にも使えるもっと広い意味の単語。


反意語 (Antonyms)


  1. hide(隠す)

  2. conceal(隠蔽する)

  3. suppress(抑える、隠す)

“reveal”は「明らかにする」なので、その反対は「隠す・隠蔽する」というニュアンスです。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /rɪˈviːl/


  • 強勢(アクセント)の位置: 第2音節「-veal」にアクセントがあります(re-VEAL)。

  • アメリカ英語とイギリス英語での発音はほぼ同じですが、アメリカ英語は [rɪˈviːl]、イギリス英語でも同様に [rɪˈviːl] と発音します。

  • 「リヴィール」に近いカタカナ発音になりますが、本来の英語では /r/ と /v/ の発音に注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: reveal は “-ea-” の順番を間違えて “reval” や “reviel” と書かないように気をつけましょう。

  • 同音異義語との混同: “revel” (お祭り騒ぎをする、どんちゃん騒ぎをする) という単語がありますが、意味もアクセントも違うので注意してください。

  • 試験対策: TOEICや英検などの試験では「情報を明らかにする」「調査結果が示す」という翻訳問題で登場する可能性があります。ビジネス文書にもよく使われるため、頻出ワードの一つです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「re-(取り除く)」+「veil(ベール)」 → 「ベールを取り除いて隠されたものを見えるようにする」。実際に「ベールをめくる」という動作を想像すると覚えやすいです。

  • スペリングのコツ: “re” + “veal” と分けて考えると “reveal” と書きやすくなります。

  • 勉強テクニック: 「披露する」「明かす」というシーンでつい“What if I reveal…?”(もし僕が…を明かしたら?)などと頭の中でシミュレーションすると自然と定着しやすいです。


以上が動詞 “reveal” の詳細な解説です。隠されていたものを表に出すイメージがポイントなので、ビジネス文章や調査報告などでもよく使われる表現です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
reveal
意味(1)

〈秘密・事実など〉‘を'明らかにする,あばく

意味(2)

〈隠されていた物〉‘を'現す,見せる(show)

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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