最終更新日:2024/06/12

その国の君主は人々から非常に尊敬されています。

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The sovereign of the country is highly respected by the people.

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元となった辞書の項目

sovereign

(国王・女王などの)君主, 主権者 / 【形】独立の, 主権を有する / 君主の, 最高権力を持つ

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その国の君主は人々から非常に尊敬されています。

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解説

以下では、英単語sovereignについて、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: sovereign

品詞: 主に形容詞・名詞


  • 形容詞: 「主権を有する」「最高権力を持つ」「独立した」

  • 名詞: 「主権者(君主)」「英国の旧金貨『ソブリン』」など

英語での意味:


  • (Adj.) possessing supreme or ultimate power, fully independent.

  • (N.) a supreme ruler, especially a monarch (king or queen), or a British gold coin.

日本語での意味:


  • 形容詞としては「主権を有する、最高権力のある、独立した」という意味です。「主権を持った国」や「(力・威厳が)最高の」といったニュアンスで使われます。

  • 名詞としては「主権者(君主)」「最高統治者」「イギリスの旧金貨」といった意味を持ちます。

例えば、「An independent country is sovereign(独立した国は主権を有している)」のように使われ、国の独立や君主の権力などを表す文脈で登場します。

活用形:


  • 形容詞: sovereign (原形) → 比較級・最上級を取る場合はやや特殊ですが、通常「more sovereign」「most sovereign」とするものの、文脈によってあまり比較形は用いられません。

  • 名詞: sovereign (単数) → sovereigns (複数形)

他の品詞形:


  • sovereignty (名詞) 「主権、統治権」

  • sovereignly (副詞) 「主権者として、独立して」

CEFRレベル目安:


  • B2(中上級)またはC1(上級)レベル


    • 「sovereign」「sovereignty」などの単語は政治学や歴史、法律などアカデミックな文脈が多く、上級学習者向けです。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “sovereign”


    • 中世フランス語 soverain(現代フランス語 souverain)から。


  • 接頭語・接尾語ははっきり分解できない形ですが、「-reign」は「領域や統治」を表すラテン由来の要素と関連があるとされています。

関連語(派生語・類縁語)


  • sovereignty (名): 主権、統治権

  • sovereignly (副): 主権を持って、威厳をもって

  • super (ラテン語由来): 「上に」や「超えて」を表す接頭辞

コロケーション(共起表現)10選


  1. sovereign state(主権国家)

  2. sovereign nation(独立国家)

  3. soverign debt(国債、政府債務)

  4. sovereign authority(最高権力)

  5. sovereign power(最高権力)

  6. sovereign territory(主権領域)

  7. sovereign right(主権的権利)

  8. sovereign coin(英国の旧金貨「ソブリン」などを指す)

  9. retain sovereignty(主権を保つ)

  10. exercise sovereignty(主権を行使する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「sovereign」は、中世ラテン語の superānus(「上位の、最高の」)がフランス語に入り souverain となり、それが中英語を経て sovereign となりました。

  • 元々「最上の権威を持つ存在」という意味がベースにあります。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「主権を持つ」という厳かなニュアンスや威厳があるため、政治・法・歴史などフォーマルな文脈でよく使われます。

  • 口語での日常会話ではあまり登場しませんが、国際関係の話題(「独立国」「君主制」など)では用いられます。

  • 「sovereign coin」は英国の旧金貨としても有名で、やや歴史的・収集価値のニュアンスがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞用法


    • “A sovereign country must have control over its own affairs.”


      • 「ある主権国家は自国の統治をコントロールしていなければならない。」


    • 形容詞の場合は限定用法として名詞の前につけて使うことが多いです(sovereign state, sovereign rulerなど)。


  2. 名詞用法


    • “The sovereign holds the ultimate authority in a monarchy.”


      • 「君主制において、主権者が最高の権力を持っている。」


    • 英国の歴史的文脈で貨幣を指す場合は可算名詞扱いです (a sovereign → two sovereigns など)。


  3. イディオムや構文での使用


    • “The sovereign of the seas”のようにやや詩的な表現でも使われることがあります。

    • フォーマルな文脈で、“They exercised sovereign power over the region.”など、公的・歴史的なニュアンスを帯びます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I heard our neighboring country has declared itself a sovereign nation.”


    • 「隣の国が主権国家として独立を宣言したらしいよ。」


  2. “He’s collecting old British coins, including a sovereign.”


    • 「彼はイギリスの古いコインを集めていて、その中にはソブリンもあるんだって。」


  3. “They had a debate about whether the island was truly sovereign.”


    • 「その島が本当に独立しているかどうかについて議論していたよ。」


(2) ビジネスシーン


  1. “Investors are worried about the country’s sovereign debt crisis.”


    • 「投資家たちはその国の国債危機(政府債務危機)を懸念している。」


  2. “We need to consider sovereign risk when entering new markets.”


    • 「新たな市場に参入する際は、国家リスク(ソブリンリスク)を考慮しないといけません。」


  3. “The sovereign credit rating has been downgraded.”


    • 「その国の信用格付け(ソブリンクレジットレーティング)が引き下げられました。」


(3) 学術・専門文脈


  1. “In political science, a sovereign state is defined as having full control over its territory.”


    • 「政治学では、主権国家とは領土に対して完全な統治権を持つと定義されています。」


  2. “Historical records show that the Medieval sovereign wielded absolute power.”


    • 「史料によれば、中世の君主(ソブリン)は絶対的な権力を行使していたことがわかります。」


  3. “The concept of sovereignty is central to international law.”


    • 「主権の概念は国際法において中心的なテーマです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • independent(独立した)


    • 国や個人が外部に頼らず自立しているという意味で近いですが、“sovereign”は主権や権力を強調するときに使われる点がやや異なります。


  • autonomous(自治の)


    • 自治権があることを強調しますが、必ずしも“supreme power”のニュアンスは含まれません。


  • supreme(最高の)


    • 「最高位の」「至高の」という点で類似しますが、政治・主権とは限らず、幅広く使える用語です。


反意語


  • dependent(依存している)


    • 「依存している」という意味で“独立”の対極となります。


  • subordinate(下位の、従属的な)


    • 「上位の権力に従う」という点で、sovereignの反対概念といえます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /ˈsɒv.rɪn/ (イギリス英語), /ˈsɑːv.rən/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 最初の音節 “sov-”に強勢があります (“SOV-er-in” のようなリズム)

  • 発音の違い:


    • イギリス英語: 「ソヴ・リン」にやや近い音。

    • アメリカ英語: 「サヴ・ラン」「サーヴ・ラン」に近い音で発音されることも。


  • 注意点: “reign” の部分を常に /rɪn/ と短く発音しがちですが、母音が曖昧になりやすいため「ソヴ(サヴ)-リン」のように口をはっきり動かして発音すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: 「sovereign」と綴るとき、eが入る位置(sov-Er-eign)が覚えづらく、「soverein」などと書いてしまうミスが多いです。

  2. 発音ミス: 「ソブレイン」「ソバリン」など、アクセント・母音処理を間違えやすいので注意が必要です。

  3. reignとの混同: 「reign(統治する)」とつづりが似ており、混同したり発音を誤ったりしやすいです。

  4. 資格試験の出題例:


    • TOEIC・英検などの長文読解で国際関係・経済・金融のトピックが出た際に“Sovereign debt”や“Sovereignty”という語が登場することがあります。文脈で意味を判断できるようにしましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「sov-」(スーパー、最上、超えて) + 「-reign」(支配)とざっくり覚えておくと、最高の支配権 というイメージを持ちやすいです。

  • 「reign(統治)」が付いていると考えれば、「再び誰かが統治している」→「最上の存在が統治している→主権者」とイメージ付けると覚えやすいでしょう。

  • スペリング覚え方のおすすめ:


    • 「sov- er -eign」のように、erを強調して分けて覚える。

    • 「Sovereign → S + ov + er + eign」というようにキーパーツに区切る。



以上が sovereign の詳細な解説です。政治や歴史の文脈で頻出する単語なので、発音やスペルをしっかり覚え、主権や最高権力に関する文脈で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
sovereign
意味(1)

(国王・女王などの)君主,主権者

意味(2)

(英国の古い)1ポンド金貨

意味(3)

君主の,最高権力(最高位)を持つ

意味(4)

独立の

意味(5)

最高の,この上ない

意味(6)

《文》(薬・療法などが)効能のある,よく効く

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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