最終更新日:2024/06/13

その会社は年間100万ドルの利益を報告しました。

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元となった辞書の項目

annum

【名/C】年

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解説

以下では、英単語 “annum” をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “annum” = “year”(年)

  • 日本語: 「年」という意味で、主に「per annum(年あたり)」というフレーズのなかで使われます。年利や年俸といった、1年単位の金額や割合を表すときに使われる少しフォーマルな言葉です。

品詞と活用


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 活用形: 主に「annum」のまま使われます。日常的にはあまり単独で使いませんが、「per annum」という形でよく登場します。

  • 他の品詞に変化した例(派生形):


    • “annual” (形容詞: 毎年の)、例: “annual report”

    • “annually” (副詞: 毎年)


CEFRレベルの目安


  • C1(上級): 一般の会話や基本的な学習ではあまり登場しない単語です。金融や法律関連などで使われるフォーマルな表現として学習することが多いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

“annum” はラテン語由来の「年」を意味する単語です。語幹 “ann-” は「年」を意味しています。

他の単語との関連性(派生語・類縁語など)


  • “annual” : 毎年の、年次の

  • “anniversary” : 記念日

  • “annuity” : 年金

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. per annum → 年あたり

  2. salary per annum → 年俸

  3. interest rate per annum → 年利

  4. income per annum → 年収

  5. growth rate per annum → 年成長率

  6. 5% per annum → 年間5%(金利・成長率など)

  7. rent per annum → 年間家賃

  8. average cost per annum → 年間平均費用

  9. revenue per annum → 年間収益

  10. budget per annum → 年間予算


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “annus”(年)から派生した言葉です。英語では古くから法律文書や金融文書など、公的かつフォーマルな場面で使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 一般の日常会話ではあまり使わず、特に金融や法的書類、ビジネス文書など、正式な文面や専門性の高い場面で使われます。

  • “per annum” は頻出表現で、「1年あたり」という計算や金額、利率を示す際によく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使われますが、単独で「annum」というより、「per annum」という成句として使われるケースが圧倒的に多いです。

  • 不可算名詞として扱うことが多いですが、フォーマルな表現の一部(例えば “5,000 dollars per annum”)として機能します。

一般的な構文・イディオム


  • “per annum” のみがほとんどで、定型的に “(金額/率) + per annum” の順序で用いられます。


    • 例: “She earns $60,000 per annum.”(彼女は年俸6万ドル稼いでいる)


フォーマル / カジュアル


  • フォーマル度がかなり高い表現です。日常会話では “a year” と言うのが一般的です。


5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈など、場面別に例文を示します。

日常会話 (3例)


  1. “My college fee is around $10,000 per annum.”

    (私の大学の学費は年あたり1万ドルほどです。)

  2. “They told me the membership costs $300 per annum.”

    (会員費は年300ドルかかると聞きました。)

  3. “The car insurance will be about £500 per annum.”

    (車の保険は1年あたり500ポンドほどです。)

ビジネス (3例)


  1. “Our company’s revenue has increased by 8% per annum over the last three years.”

    (当社の収益は過去3年間、年率8%で増加しています。)

  2. “We have a budget of $2 million per annum for this project.”

    (このプロジェクトには毎年200万ドルの予算があります。)

  3. “The new salary package will offer $70,000 per annum, plus bonuses.”

    (新しい給与体系では、年俸7万ドルに加えてボーナスが支給されます。)

学術的 (3例)


  1. “The average growth rate of the population was estimated at 1.2% per annum.”

    (人口の平均成長率は年1.2%と推定されています。)

  2. “According to the study, forest coverage decreased by 0.5% per annum.”

    (研究によれば、森林の被覆率は年0.5%ずつ減少していました。)

  3. “The compound interest is calculated at 3% per annum.”

    (複利は年3%で計算されます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “yearly” (副詞・形容詞: 毎年)


    • “I get a yearly bonus in December.”

    • 日常的でカジュアル。


  2. “annual” (形容詞: 年次の)


    • “We publish an annual report.”

    • 少しフォーマル。


  3. “per year”


    • “She earns about $50,000 per year.”

    • 最も一般的なカジュアル表現。


“annum” は「フォーマルな文書」でする表現というニュアンスです。

“per year” は最もカジュアルで使いやすい形です。

“annual” や “yearly” は形容詞や副詞としてしばしば使われる点が異なります。

反意語


  • “Bonus for a partial term” や “Short-term rate” など、「短期」や「年ではない単位」を表す要素が対比になりますが、直接的な反意語はありません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈænəm/


    • アメリカ英語 /ˈænəm/

    • イギリス英語 /ˈænəm/


  • 強勢: 第1音節 “an-” にアクセントがあります。

  • よくある間違い: “annum” の “u” を “a” と混同して “annam” と綴ってしまったり、音を “ăn-nŭm” ではなく “a-num” のように曖昧にしてしまうミスなど。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “annum” を “anumm” や “annun” と誤綴することがあるので注意。

  2. “annual” や “annuity” などと混同しやすい: どれも “ann-” で始まりますが、品詞と意味が異なります。

  3. “per annum” はフォーマル寄り: TOEICやビジネス英語の場面で出題される可能性があるため、覚えておくとビジネス文書を読む際に便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “annum” = “年” という意味のラテン語 “annus” が由来。

  • “annual”“anniversary” など “ann-” が「年」のイメージを持つと覚えておくと連想しやすい。

  • 一般会話で “annum” を使うことは稀なので、試験・ビジネス・契約書などフォーマルで固い書き言葉の場面で使われやすいとイメージしておくと覚えやすいでしょう。


以上が “annum” の詳細な解説です。「per annum」という形でよく使われることが多く、特に金融やビジネス、法的文書などフォーマル度の高い文章で登場することが多い単語です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
annum
意味(1)

意味(2)

(per annum「毎年、年ごとに」の形で使われる)

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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