最終更新日:2024/06/17

そのファストフードレストランは人気のあるフランチャイズの一部です。

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元となった辞書の項目

franchise

【名/C】《...の》免許, 一手販売権《of ...》, 《...する》免許《to do》 / 【名/U】《the ~》参政権 / フランチャイズ制

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解説

以下では、「franchise」という単語について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: franchise

品詞: 主に名詞として使われますが、動詞としても使われることがあります。

意味(英語):

• (Noun) A privilege or right granted by a government or company to an individual or group, such as the right to sell a company's products or operate a store under the company's brand.

• (Verb) To grant the right to operate a franchise business.

意味(日本語):

• (名詞) 政府や企業などから与えられる特権・営業権。特に企業が自社のブランドやビジネスモデルを利用して事業を行うことを許可する権利。

• (動詞) フランチャイズ権を与える。

「相手にブランド名やビジネスモデルを利用する権利を与える」というニュアンスの単語です。日常会話ではそれほど頻繁に使われませんが、ビジネスの文脈、特に外食産業や大手チェーンの拡大戦略などについて話すときに登場します。

活用形(主に動詞としての例)


  • 現在形: franchise / franchises (he/she/it franchises)

  • 過去形: franchised

  • 過去分詞: franchised

  • 現在分詞: franchising

他の品詞形


  • 名詞 (franchise): フランチャイズ権、選挙権など(文脈により異なる)

  • 動詞 (to franchise): フランチャイズ権を与える

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    ビジネスやある程度専門的なトピックで頻出するため、中上級くらいのレベルで理解が求められる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源上の要素: 「franchise」はもともと古フランス語の「franc」(自由な、免除された)を由来とし、「自由にする」という意味を持つ語から派生しました。

  • 現在は、企業が他者に一定の「許可」や「特権」を与えるという意味合いを含みます。

他の単語との関連性


  • 「frank」は同じ「franc(自由)」を語源に持つとされる場合もありますが、直接的な意味としては離れています。

  • 「enfranchise」(選挙権などを与える) は “en-” (~にする) + “franchise” (自由・権利) で、「権利を与える」という意味になります。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. franchise agreement(フランチャイズ契約)

  2. franchise fee(フランチャイズ料)

  3. fast-food franchise(ファストフードのフランチャイズ)

  4. grant a franchise(フランチャイズ権を与える)

  5. terminate a franchise(フランチャイズ契約を終了する)

  6. franchise holder(フランチャイズ権保持者)

  7. franchise opportunity(フランチャイズビジネスの機会)

  8. franchise model(フランチャイズのビジネスモデル)

  9. franchise territory(フランチャイズの営業エリア)

  10. franchise network(フランチャイズのネットワーク)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古フランス語の「franchir」(自由にする)が語源。

  • 中世において特定の権利や特権を与える意味合いにつながり、現代ではビジネス契約上の「フランチャイズ権」に発展しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • ビジネス上ではじめて聞く場合、単純に「チェーン店」や「ライセンス」と混同されることがありますが、「franchise」はビジネスモデルやそれに付随する契約全般を指すことが多いです。

  • 口語でもビジネスの世界に限らず、映画やゲームシリーズなどの「フランチャイズ(シリーズ展開)」を指して用いられます。

  • フォーマルとカジュアルの両方で使われますが、ややビジネス色や専門用語の要素が強いため、日常会話ではあまり頻発しません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使うときは可算名詞として扱い、冠詞や複数形がつきます。(例:a franchise, franchises)

  • 動詞として使うときは他動詞で、「~にフランチャイズ権を与える」のように目的語が必要です。

一般的な構文やイディオム


  1. “to buy a franchise”: フランチャイズ権を購入する

  2. “to operate/run a franchise”: フランチャイズ店舗を運営する

  3. “to franchise one’s business”: 自分のビジネスをフランチャイズ化する


5. 実例と例文

日常会話(カジュアルシーン)


  1. “I heard John is going to buy a fast-food franchise.”

    (ジョンがファストフードのフランチャイズを買うらしいよ。)

  2. “That coffee shop is part of a big franchise, right?”

    (あのコーヒーショップは大きなフランチャイズの一部だよね?)

  3. “Do you think owning a franchise guarantees success?”

    (フランチャイズを持つことって成功を保証してくれると思う?)

ビジネス(フォーマル / ビジネス文脈)


  1. “We are considering expanding our operations through a franchise model.”

    (私たちはフランチャイズモデルを通じて事業を拡大することを検討しています。)

  2. “The franchise agreement clearly states the territorial rights and obligations.”

    (フランチャイズ契約には、エリアの権利と義務が明確に記載されています。)

  3. “He decided to franchise his restaurant to accelerate growth.”

    (彼は成長を加速させるため、自身のレストランをフランチャイズ展開することに決めました。)

学術的 / 専門的な文脈


  1. “Franchise systems often rely on standardized procedures to maintain brand consistency.”

    (フランチャイズ制度は、ブランドの一貫性を保つために標準化された手順に依存することが多い。)

  2. “Studies on franchise performance emphasize the importance of training and support.”

    (フランチャイズの業績に関する研究は、研修とサポートの重要性を強調している。)

  3. “The franchising approach can help local economies by creating employment opportunities.”

    (フランチャイズ方式は、雇用機会を創出することで地域経済を支える助けになる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • license(ライセンス): 何かを行う権利を正式に認めること。限定的または一般的な許可。


    • 「franchise」は継続的なブランド活用やビジネスモデルを含む場合が多く、単なる「使用権に関する許可」の意味合いにとどまらない点が異なります。


  • chain(チェーン): 同一ブランド・企業が複数の店舗を直接経営する場合に指すことが多い。


    • 「franchise」は別々のオーナーが店舗を運営するケースも指し、“chain”は一括経営のニュアンスが強いです。


反意語


  • independently-owned(独立経営の): フランチャイズではなく、独立した個人・法人が自己のブランドで経営する店舗を指す。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈfræn.tʃaɪz/

  • イギリス英語: /ˈfræn.tʃaɪz/

アクセントと発音の注意点


  • 「フラン」の部分(/fræn/)にアクセントがあります。

  • /tʃ/ の音(「チ」の音)がポイント。/frænチャイズ/ のように区切って発音するとわかりやすいです。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな発音の違いはありませんが、母音の響きが微妙に異なる場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “franchise” のつづりを “franchize” と書いてしまうミスがあるので注意。

  • 同音異義語はとくにありませんが、似た単語 “enfranchise” と “franchise” を混同しないように気をつけましょう。

  • 試験対策(TOEICや英検など): ビジネス用語として出題されることが多いです。「フランチャイズ契約」「ブランド展開」といった文脈で出てくる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Free(自由)”につながるイメージをもつと覚えやすいです。「franchise」はもともと「特権を与えられ、ある程度“自由”にビジネスができる」という意味合いが含まれます。

  • 「フランチャイズ」は飲食チェーンやコンビニなどの看板を思い浮かべると具体的なイメージを抱きやすいでしょう。

  • スペル暗記のコツ: 「fran + ch + ise」と3つのパートに区切って覚えるとスムーズです。


以上が「franchise」の詳細な解説です。ビジネスやマーケティング、経営に関する文脈でよく出てくる単語ですので、覚えておくと役立つ場面が多いでしょう。

意味のイメージ
franchise
意味(1)

〈C〉《おもに米》(政府・メーカーが事業を行う個人・団体に与える)(…の)免許,一手販売権《+of+》;(する)免許《+todo》

意味(2)

〈U〉《the~》公民権;(特)に参政権,選挙権

意味(3)

〈U〉フランチャイズ

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