最終更新日:2024/06/11

金属の融合によって新しい合金が作られます。

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元となった辞書の項目

fusion

〈U〉(金属などが)溶けること,融解,融合《+of+名》 / 〈C〉融合物 / 〈C〉(政党・党派などの)連合,合同;(民族などの)融合《+of+名》 / 〈U〉〈C〉核融合(nuclear fusion)

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解説

「fusion」の徹底解説


1. 基本情報と概要

単語: fusion

品詞: 名詞 (noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2:日常会話に加え、複雑な話題を理解できるレベル

意味(英語)


  1. The process or result of joining two or more things together to form a single entity.

  2. The process in which atomic nuclei combine.

意味(日本語)


  1. 2つ以上のものが結合し、1つのまとまりになること。

  2. 原子核が結合する核融合(科学的な文脈)。

「fusion」は、音楽や料理など「異なる要素が混ざり合って、新しいスタイルや形を生み出す」というニュアンスでよく使われます。科学の文脈では「核融合」を指し、非常にエネルギーを伴う反応として説明されることがあります。

活用形

名詞であるため、基本的に複数形は “fusions” となります。但し、多くの場合は不可算名詞的に扱われることが多いです。

他の品詞に変化する例


  • 動詞形: “fuse” (例: “to fuse two metals together” = 二つの金属を融合させる)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (stem): “fus-”

  • 接尾語 (suffix): “-ion” (名詞化、~すること/状態)

“fusion” の中心となるパーツは “fus-” で、もともと “pour(注ぐ)” というラテン語の “fundere” に由来します。

“-ion” はラテン語が起源の名詞化のための接尾語で、行為や状態を表します。

他の単語との関連性


  • “fuse (動詞)” : 溶かす、融合させる

  • “infuse” : 注入する

  • “confuse” : 混乱させる

よく使われるコロケーション(共起表現)


  1. “cultural fusion” (文化的融合)

  2. “fusion cuisine” (フュージョン料理)

  3. “nuclear fusion” (核融合)

  4. “fusion of styles” (スタイルの融合)

  5. “a seamless fusion” (違和感なく結合した融合)

  6. “fusion energy” (核融合エネルギー)

  7. “fusion reactor” (核融合炉)

  8. “artistic fusion” (芸術的融合)

  9. “fusion dance” (フュージョン・ダンス)

  10. “innovative fusion” (革新的な融合)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “fundere”(注ぐ)→ “fusio” → フランス語 “fusion” → 英語 “fusion”.

ラテン語の“fundere”は「注ぐ」、そこから「溶解する・混ざり合う」という概念が生まれ、現在の“fusion”に至っています。

ニュアンス・使用上の注意


  • 学術的文脈: 核融合(“nuclear fusion”)など科学的でフォーマルな場面でも使われる。

  • 一般的文脈: 料理、音楽、ファッションなど、異なるスタイルがミックスされている場合によく用いられる。

  • 感情的な響き: 複数のものが合わさって新しいものを作り出す、ポジティブで創造的なイメージがある。

通常はフォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで使われますが、ビジネスや学術の場ではややフォーマルな響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算: 文脈によっては可算扱い(“several fusions of genres”)されることがありますが、一般的には不可算名詞として扱われることが多いです。

  • 構文上の特徴: “fusion of A and B” / “the fusion between A and B” の形で使われることが多いです。

イディオムやよくある構文


  • “A fusion of ideas”

  • “This dish is a fusion of Eastern and Western flavors.”

  • 文章やスピーチで “fusion approach” と言えば、「融合的な手法・アプローチ」という意味になります。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I love this restaurant; they specialize in fusion cuisine.”

    (このレストラン大好き。フュージョン料理で有名なの。)

  2. “Their music is a fusion of jazz and hip-hop.”

    (彼らの音楽はジャズとヒップホップの融合だよ。)

  3. “I’m always impressed by artistic fusion in street performances.”

    (ストリートパフォーマンスの芸術的な融合にはいつも感心するよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our new project involves a fusion of design and technology.”

    (私たちの新プロジェクトは、デザインと技術の融合が関わります。)

  2. “We’re aiming for a seamless fusion of marketing strategies across different platforms.”

    (私たちは異なるプラットフォーム間でのマーケティング戦略のシームレスな融合を目指しています。)

  3. “A fusion of cultural insights can lead to innovative business solutions.”

    (文化的見識の融合が革新的なビジネス解決策につながります。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Nuclear fusion is a promising energy source for the future.”

    (核融合は将来有望なエネルギー源です。)

  2. “The researcher presented data on fusion reactions under extreme conditions.”

    (研究者は極端な条件下での融合反応に関するデータを発表した。)

  3. “Gene fusion events can drive the development of certain diseases.”

    (遺伝子融合のイベントが特定の疾患の進行を引き起こすことがある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “blend”(混合)


    • 「混ぜる」という動作にフォーカスしている。ややカジュアル。


  2. “amalgamation”(合体・融合)


    • “fusion”よりもややフォーマルで、要素が完全に一体化するイメージ。


  3. “combination”(組み合わせ)


    • 一般的な単語。単に組み合わせるだけで、 “fusion”ほど「新しいものが生まれる」ニュアンスは弱い。


反意語


  • “separation”(分離)

  • “division”(分裂)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈfjuːʒən/

  • アメリカ英語: [フューʒən] のように発音。

  • イギリス英語: 同様だが、地域差で /fjuːʒən/ の “ʒ”音がやや弱く聞こえることもある。

  • “fu-” の部分に強勢がきます。

  • よくある間違い: /fuː/ と長く引っ張りすぎたり、 /ʃ/(シュ) と混同して “fyushion” のように発音してしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “f-u-s-i-o-n” の順番を混同して “f-u-i-s-o-n” などと書き間違えることがある。

  • 同音異義語は特にありませんが、「fission」(核分裂)とセットで学ぶと混乱しやすいので注意。

  • TOEICや英検では、科学的文脈やビジネス・新製品開発などの文脈で出題される場合があります。文脈把握を意識して覚えるとよいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “fuse”=「溶かす」「組み合わせる」というイメージから “fusion” を思い出しやすい。

  • “fusion” は「二つがひとつに溶け合う」ビジュアルを頭に描くと記憶に残りやすい。

  • スペルのポイント: “fuse” + “ion” → “fusion”。

  • アルファベットと発音の対応:fu- (フュ) + -sion (ʒən) という組み合わせを意識すると自然に言いやすい。


「fusion」は、科学から芸術・料理に至るまで“異なるものが合わさり、新しい形が生まれる”というポジティブな響きのある単語です。ぜひ、様々な文脈で使って表現力を広げてみてください。

意味のイメージ
fusion
意味(1)

〈U〉(金属などが)溶けること,融解,融合《+of+

意味(2)

〈C〉融合物

意味(3)

〈C〉(政党・党派などの)連合,合同;(民族などの)融合《+of+

意味(4)

〈U〉〈C〉核融合(nuclear fusion)

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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