最終更新日:2025/09/13

その委員会は、異なる部署のメンバーで構成されている。

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元となった辞書の項目

compose

動詞

を構成する / 〈詩など〉を作る,を書く, 〈曲〉を作る, 〈絵の構図〉を作る / 〈自分,自分の気持ち〉を静める / 〈活字〉を組む, …を活字に組む / 〈争いなど〉を解決する,を調停する / 詩を作る, 作曲する

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解説

動詞 compose を徹底解説


1. 基本情報と概要

英単語: compose

品詞: 動詞 (Verb)

意味 (英語)


  1. To write or create (a piece of music, poetry, or other art).

  2. To form by putting together; to constitute or make up.

  3. To calm or settle (one’s mind or feelings).

意味 (日本語)


  1. (曲や詩などの) 作品を作曲・制作すること。

  2. 組み立てる、構成する、形成する。

  3. (自分の心や気持ちを) 落ち着かせる。


たとえば音楽を作る場面や、文章や文学作品を「書く」イメージで使われます。

また、「~から成り立つ」「~を構成する」といったニュアンスでも用いられます。

さらに「気持ちを落ち着かせる」という意味でも「compose oneself」の形でよく使います。


活用形


  • 原形: compose

  • 三人称単数現在形: composes

  • 過去形: composed

  • 過去分詞形: composed

  • 現在分詞/動名詞: composing

他の品詞形


  • 名詞: composition (作品、構成、作文 など)

  • 名詞: composer (作曲家)

  • 形容詞: composed (落ち着いた、沈着な)

CEFRレベル目安


  • 多義で抽象的な用法を含むため、B2(中上級) くらいが目安です。

    (B2: 日常会話に加えて、抽象的・専門的な内容をある程度理解し、やり取りできるレベル)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (prefix): なし

  • 語幹 (root): pose (ラテン語の “ponere” =「置く」 が由来)

  • 接尾語 (suffix): 「com-」は本来ラテン語の接頭語「con- (共に、完全に)」が「m」の前で「com-」になったもの。

    → 「com-」+「pose」 = 「共に置く」→ 一緒に組み立てる→ 作り上げる

関連単語・派生語


  • compose oneself: 気持ちを落ち着ける

  • composition: 作曲、構成、作文

  • composer: 作曲家

  • compound: (v) 混ぜ合わせる、複合の (語源的に「com- + ponere」系統で似た成り立ち)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. compose music (音楽を作曲する)

  2. compose a poem (詩を作る)

  3. compose a letter (手紙を書く)

  4. compose an essay (作文・小論文を書く)

  5. be composed of ~ (~から成り立つ)

  6. carefully compose (慎重に組み立てる/書く)

  7. compose oneself (気持ちを落ち着かせる)

  8. compose a document (文書を作成する)

  9. compose data (データをまとめる/構成する)

  10. compose the final draft (最終稿を仕上げる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「componere (com- + ponere)」=「共に置く」が語源。

  • “compose” として中世英語に入った際には「整理する・まとめる・作曲する」の意味が発達しました。

ニュアンス・注意点


  • 「compose a piece of music」など芸術作品を創作するイメージ。

  • 「be composed of ~」は「~から成り立つ」の意味で文書や日常会話でもよく使われる表現。

  • 「compose oneself」はカジュアルにもフォーマルにも使われるが、やや丁寧な響き。

  • 全体的にフォーマル寄りの文脈でも自然に使える単語。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 及物動詞 (他動詞) としての用法


    • 例: He composed a song. (彼は曲を作曲した)


  2. be composed of + 名詞 という受動態構文


    • 例: The committee is composed of five members. (委員会は5人のメンバーから成る)

    • この構文自体は受動態として扱うが、意味としては「~が構成している」のニュアンス。


  3. compose + oneself という再帰的用法


    • 例: She tried to compose herself before the meeting. (会議の前に彼女は平静を取り戻そうとした)



  • フォーマル/カジュアル:


    • 書き言葉またはフォーマルな場面でよく使われます。カジュアルな会話の中でも「compose oneself」などはやや落ち着いた言い回しとして用いられます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. I need a quiet place to compose my thoughts.

    (考えをまとめるために静かな場所が必要だよ。)


  2. She often composes short poems in her free time.

    (彼女は暇なときによく短い詩を作るんだ。)


  3. Let me compose myself before I speak.

    (話す前に気持ちを落ち着かせるよ。)


ビジネスでの例文


  1. Could you compose a brief report on the sales figures?

    (売上高に関する簡単な報告書を作成してもらえますか?)


  2. He composed an email to all employees regarding the new policy.

    (彼は新しい方針について、全従業員にメールを作成しました。)


  3. The proposal is composed of three main sections.

    (その提案書は主に3つのセクションで構成されています。)


学術的・専門的な文脈での例文


  1. The researcher composed an extensive review on environmental policies.

    (その研究者は環境政策に関する広範なレビューをまとめました。)


  2. Her dissertation is composed of empirical studies and theoretical analysis.

    (彼女の論文は実証研究と理論的分析で構成されています。)


  3. He is known for composing sophisticated orchestral works.

    (彼は洗練されたオーケストラ作品を作曲することで知られています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. create (創作する)


    • どんなものでも新しく作り出すイメージ。広い意味で使える。


  2. write (書く)


    • 文書や文章を書く行為。曲・詩についても「write a song/poem」は可能だが、作曲として明確にするには“compose” のほうが自然。


  3. form (形成する)


    • 外形を与える意味合いが強く、「構成する・成形する」ニュアンス。


  4. constitute (構成する)


    • “be composed of ~” と同じ文脈で “A constitutes B” も使われる。よりフォーマルな表現。


反意語 (Antonyms)


  1. decompose (分解する、腐敗する)


    • “compose” が「まとめる・構成する」なのに対し、「分解する」方向。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /kəmˈpoʊz/

  • イギリス英語: /kəmˈpəʊz/

強勢(アクセント)の位置


  • 第二音節 (po- の部分) にアクセントがあります: com-pose

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 主母音: アメリカ英語は「ポウ (poʊ)」、イギリス英語は「ポウ (pəʊ)」という発音。

  • どちらもアクセントの位置は同じ。

よくある発音の間違い


  • 先頭の「com-」を強く発音してしまう。正しくは “kəm” 程度の弱い発音で、第二音節にアクセントがくる。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「composse」や「composs」などと誤記する人がいるので注意。

  • 「compose of」ではなく「be composed of」


    • 「~から成り立つ」という意味で使う場合、必ず “be composed of” の形をとる。


  • 同音異義語との混同


    • 「compost (堆肥)」と見た目が似ているが発音・意味が大きく異なるので注意。


  • TOEICや英検での出題傾向


    • 主に長文読解の中で “be composed of” や “compose a proposal/report” などの表現として出題されることが多い。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「com-」が「共に」+「pose」が「置く」→ “いろいろな要素を組み合わせて置いて、作品や構成を作り上げる” イメージで覚えられます。

  • 「compose oneself」は「自分を丸ごとまとめて落ち着ける」というイメージを持つと記憶に残りやすいです。

  • スペルミスしやすい単語なので、com + pose と分解して暗記すると便利です。


以上が動詞 compose の詳細な解説です。音楽や文章を「作る」という意味から、「~で構成する」「心を落ち着かせる」といった多様な使われ方がありますので、文脈に応じて使い分けてみてください。

意味のイメージ
compose
意味(1)

…'を'構成する

委員会は五人の学生で構成されている。

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意味(2)

〈自分,自分の気持〉'を'静める

チャイコフスキーは美しい交響曲を作曲しました。

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意味(3)

〈活字〉'を'組む;…'を'活字に組む

意味(4)

〈争いなど〉'を'解決する,調停する

意味(5)

詩を作る;作曲する

意味(6)

compose ↔︎ nervous

意味(7)

〈詩など〉'を'作る,書く;〈曲〉'を'作る;〈絵の構図〉'を'作る

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