最終更新日:2025/12/03

そのチームは国家的にその成果が認められている。

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元となった辞書の項目

recognize

動詞

〈他〉(それに間違いないと)…を確かに認める / 《...などで》…を見分ける, を認識する《from, by ...》 / (すでに得ている経験・知識などによって)…を認める, を理解する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: recognize

品詞: 動詞 (Verb)

主な意味:


  • 英語: to identify someone or something as previously known; to accept or be aware of

  • 日本語: 「(以前に見たり聞いたりしたことがあるものとして)認識する・見分ける」「(事実や重要性を)認める」

「recognize」は、ある人や物を見たり聞いたりして「あ、分かった(前に知っている)」と理解するときに使います。また、「(価値や功績を)正式に認める」というニュアンスもあります。たとえば「彼の偉業を認める」といった表現にも使われます。

活用形:


  • 現在形: recognize / recognizes (三人称単数形)

  • 過去形・過去分詞形: recognized

  • 現在分詞形: recognizing

他品詞への派生例:


  • 名詞: recognition 「認識、承認」

  • 形容詞: recognized 「認められた、世に認められた」

CEFRレベルの目安:


  • B2: 中上級


    • 日常会話だけでなく、ビジネスや学術文書などフォーマルな場面でもしばしば用いられるため、中上級レベルの単語として扱えます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • re- (再び) + cogn (知る) + -ize (動詞化する接尾語)


    • “re” は「再び/繰り返し」の意味をもち、“cogn” はラテン語で「知る」を表す語根、“-ize” は動詞にする接尾語です。

    • つまり「もう一度知る・改めて気づく」というニュアンスが含まれます。


関連語や派生語:


  • recognition (名詞): 「認識、承認」

  • recognizable (形容詞): 「認識できる、見分けがつく」

  • unrecognized (形容詞): 「認められていない、気づかれていない」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. recognize a face


    • 顔を認識する


  2. recognize a difference


    • 違いを認める/認識する


  3. recognize the importance


    • 重要性を認める


  4. fully recognize


    • 十分に認識する


  5. come to recognize


    • ~だと徐々にわかるようになる


  6. fail to recognize


    • 認識できない/見落とす


  7. recognize an achievement


    • 功績(手柄)をたたえる


  8. be widely recognized


    • 広く認められている


  9. recognize someone’s voice


    • 誰かの声を聞き分ける


  10. cannot recognize


    • まったく認識できない



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “recognoscere” (re=再び + cognoscere=知る) が語源です。

  • 古フランス語 “reconoistre” を経由して英語に入ってきました。「再び知る、再確認する」という感覚が語源にあります。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「顔や物を見分ける」という具体的な注目シーンから、「功績を認める・承認する」という抽象的でフォーマルな状況まで幅広く使えます。

  • 硬い印象はありませんが、公的なアナウンスやスピーチで「(正式に)認める」といった場面でもよく聞かれます。文章・口語ともに使いやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての用法


    • “recognize + (対象)” で「(対象)を知っている・認識する・承認する」となります。目的語を直接とる他動詞です。


  2. 「recognize ... as ~」の構文


    • “recognize someone/something as something” = 「(誰か/何か)を~として認める/見なす」

    • 例) “They recognized her as a leader.” (彼らは彼女を指導者だと認めた)


フォーマル/カジュアル:


  • どちらの場面でも使えます。フォーマルなビジネス文書なら “It is recognized that ...” のように書き言葉としても使いますし、カジュアルな会話でも “I recognized John right away!” のように自然に使えます。


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “I recognized Bob at the party and went to say hello.”


    • パーティーでボブを見かけて知っている人だとわかったので挨拶に行った。


  2. “Do you recognize this song? It was popular last year.”


    • この歌に聞き覚えある? 昨年流行ったんだよ。


  3. “I finally recognized what she meant by that joke.”


    • 彼女のジョークの意味をやっと理解した(認識できた)。


(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company recognized his efforts by awarding him Employee of the Month.”


    • 当社は月間最優秀社員の表彰によって彼の努力を認めた。


  2. “It’s important to recognize any changes in the market early.”


    • 市場の変化を早めに認識することが重要だ。


  3. “We need to recognize the potential risks before signing the contract.”


    • 契約に署名する前に潜在的なリスクを認識する必要がある。


(C) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers recognize the significance of this new discovery.”


    • 研究者たちはこの新発見の重要性を認めている。


  2. “Experts have widely recognized the correlation between the two variables.”


    • 専門家たちはその2つの変数の相関関係を広く認めている。


  3. “He is recognized as a pioneer in the field of neuroscience.”


    • 彼は神経科学の分野における先駆者として認められている。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. acknowledge (認める)


    • “acknowledge” は「(事実などを)認める、受け入れる」が中心で、ややフォーマルな響きがあります。

    • 例) “We acknowledge the importance of teamwork.” (チームワークの重要性を認めます)


  2. realize (気づく、はっきり理解する)


    • “realize” は頭の中で「あ、分かった」と気づくニュアンスが強いです。

    • 例) “I realized I forgot my keys at home.” (家に鍵を忘れたことに気づいた)


  3. perceive (知覚する)


    • “perceive” は五感や直感で「理解する・捉える」というニュアンスで、学術的・フォーマルな文脈でも使われます。

    • 例) “He is perceived as serious and dedicated.” (彼は真面目で献身的だと認識されている)


反意語 (Antonyms)


  • ignore (無視する)

  • overlook (見落とす)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈrɛk.əɡ.naɪz/

  • アクセント位置: 最初の “rec-” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、イギリス英語では「レコグナイズ」、アメリカ英語では「レカグナイズ」というようにやや母音の発音が異なります。

  • よくある間違い: /riː-/ と伸ばしすぎたり、/-ɡə-/ の部分をはっきり発音しなかったりしてしまうことがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “recognise” はイギリス英語のつづりとしてよく使われます(“z” ではなく “s”)。アメリカ英語では “recognize” が一般的。

  • 同音異義語との混同: “realize” (気づく) と混同されることが多いですが、より「顔や物を知っているかどうか」に焦点があるのが “recognize”、やや内面的・突然の悟りがあるのが “realize” という違いがあります。

  • 試験や資格試験での出題傾向: TOEICや英検などでは「(功績などを正式に)評価する・認める」という意味合いで出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語根「cogn」 = 「知る」という意味があるため、「再び(re) + 知る(cogn)」で「見覚えがある」「(価値などを)再確認して認める」のイメージを持ちやすいです。

  • 覚え方: “re + cog + nize” のつづりをセットでイメージしましょう。語根「cogn-」は “cognition (認識)” や “incognito (匿名の)” などとも共通なので、そこからの連想も有効です。

  • 勉強テクニック: 短い例文 (“I recognize you!” = 君のことわかるよ) を声に出して何度も復唱することで、状況と単語が結び付きやすくなります。


以上が「recognize」の詳細解説です。見慣れた人や顔を見分ける場合だけでなく、功績を認めたり価値を認めたりと、いろいろなシーンで使える便利な動詞なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
recognize
意味(1)

〈人〉‘に'発言を認める

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意味(2)

〈業績・貢献など〉‘を'認めて表彰する

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意味(3)

〈他の国家・政府など〉‘を'承認する

意味(4)

(すでに得ている経験・知識などによって)…‘を'認める,認識する,理解する,悟る

意味(5)

(それに間違いないと)…‘を'確かに認める;(人相書き・特徴などで)…‘を'見分ける,認知する《++from(by)+

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