seventy

1. 基本情報と概要

単語: seventy

品詞: 基本的には「数詞 (numeral)」や形容詞的に使われることもあります。

• 英語の意味: The cardinal number 70.
  


• 日本語の意味: 「70」という数を表します。
  


• 解説: 「七十」を表すときに使う単語です。たとえば「70人」「70ドル」「70パーセント」などを表すときに用います。比較的初歩的な数字表現なので、数の学習の中で覚える機会が多いでしょう。

活用形や品詞のバリエーション

• 数詞 (cardinal number): “seventy”
  


• 序数 (ordinal number): “seventieth” (「70番目の」の意味)
  


• ほかの品詞になることはほぼありませんが、文章中では形容詞的に「70の～」という意味で使われることがあります。

CEFRレベルの目安

• A1（超初心者）: 基礎的な数字の一つとして学習するレベルです。

2. 語構成と詳細な意味

• 語幹: “seven” (「7」を意味する)


• 接尾語: “-ty” (「～十」を表す接尾語)

英語では「seven (7)」に「-ty」を付けて「70」を表す「seventy」となります。

よく使われるコロケーション10選

1. seventy years old
   
   
   
   • 日本語訳: 70歳
     
   
   


2. seventy percent
   
   
   
   • 日本語訳: 70パーセント
     
   
   


3. in the seventies
   
   
   
   • 日本語訳: 70年代／70代(年齢など状況次第)
     
   
   


4. seventy times
   
   
   
   • 日本語訳: 70回
     
   
   


5. seventy days
   
   
   
   • 日本語訳: 70日
     
   
   


6. seventy minutes
   
   
   
   • 日本語訳: 70分
     
   
   


7. seventy dollars
   
   
   
   • 日本語訳: 70ドル
     
   
   


8. a seventy-mile stretch
   
   
   
   • 日本語訳: 70マイルにわたる区間
     
   
   


9. seventy-point score
   
   
   
   • 日本語訳: 70点のスコア
     
   
   


10. seventy per hour
    
    
    
    • 日本語訳: 時速70（単位は文脈によりmphやkm/hなど）
    
    

3. 語源とニュアンス

• 語源: 古英語の “seofontig” (seven + tig「10の倍数」) に由来し、「7×10＝70」という意味がそのまま確立されました。
  


• 歴史的な使われ方: 数字としての用途に大きく変化はありませんが、古い文献でも「70」や「70にまつわる数量」を表してきた単語です。
  


• ニュアンス・使用時の注意:
  
  
  
  • 堅苦しいイメージはなく、日常・ビジネス・あらゆる局面で使えます。
    
  
  
  • “seventy” と “seventeen” は音とスペルが似ているので、聞き間違い・書き間違いに注意しましょう。
  
  

4. 文法的な特徴と構文

1. 数詞として名詞を修飾

   
   
   • 例: “seventy people” (70人)
     
   
   
   • このときは形容詞的に名詞を修飾します。
   
   



2. 述語として数そのものを表す場合

   
   
   • 例: “The total is seventy.” (合計は70です)
     
   
   
   • 主語・補語などで使われる場合です。
   
   



3. 「～番目の」を表す序数

   
   
   • 例: “He finished in seventieth place.” (彼は70位でゴールした)
     
   
   
   • こちらは「seventh」と混同しないよう注意しましょう。
   
   

• 可算・不可算: 数詞なので該当しません。名詞に添えて具体的な量や大きさを示す形になります。
  


• フォーマル/カジュアル: 数字を表すだけなので文脈次第でどちらにも使えます。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “I need seventy eggs for this big family gathering.”
   
   
   
   • 「この大家族の集まりには卵が70個必要なの。」
     
   
   


2. “My grandmother just turned seventy this year.”
   
   
   
   • 「私のおばあちゃんは今年70歳になりました。」
     
   
   


3. “Could you lend me seventy dollars until Friday?”
   
   
   
   • 「金曜日まで70ドル貸してもらえないかな？」
   
   

(2) ビジネスでの例文

1. “Our sales increased to seventy percent of our target.”
   
   
   
   • 「売上は目標の70パーセントまで伸びました。」
     
   
   


2. “The project report should be around seventy pages.”
   
   
   
   • 「プロジェクト報告書はおよそ70ページになる予定です。」
     
   
   


3. “We have seventy items in our current inventory.”
   
   
   
   • 「現時点の在庫は70点です。」
   
   

(3) 学術的な文脈での例文

1. “In this experiment, we used seventy samples for accuracy.”
   
   
   
   • 「この実験では正確を期すために70のサンプルを使用しました。」
     
   
   


2. “Seventy percent humidity can affect the reaction rate.”
   
   
   
   • 「湿度70％は反応速度に影響を与えます。」
     
   
   


3. “The data set includes seventy observations.”
   
   
   
   • 「このデータセットには70の観測値が含まれています。」
   
   

6. 類義語・反意語と比較

• 類義語
  
  
  
  • “70” : 数字表記なので意味は同じ。ただし、文章では通常「seventy」を単語で書く方が自然な場面も多いです。
    
  
  


• 反意語
  
  
  
  • 「zero (0)」や他の数（“thirty”, “fifty”など）とは数値が異なるだけで概念的な対比になるわけではありません。特別な「反意語」は存在しません。
  
  

ただし、音が似ている単語としては：

• “seventeen” (17) – 「17」と混同されやすいので注意が必要です。
  
  
  • 意味も発音も違いますが、音声上の誤解が起こりやすいため要注意。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA(国際音声記号): /ˈsɛv.ən.ti/
  
  
  
  • アメリカ英語でもイギリス英語でも、アクセントは第一音節 “sev” に置かれます。
    
  
  


• アメリカ英語とイギリス英語の違い:
  
  
  
  • 母音の音のわずかな違いはありますが、大きな相違はありません。
    
  
  


• よくある発音の間違い:
  
  
  
  • /ˈsɛv.ən.ti/ と /ˌsɛv.ənˈtiːn/ (seventeen) の区別が曖昧になりがちなので、-ty /-ti/ と -teen /-tiːn/ の部分をはっきり区別します。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “sevnty” と書いてしまうなど。しっかり “-en-” を入れるように気をつけましょう。
  


• 同音異義語との混同: “seventeen” (17) と混同するミスが特に多いです。
  


• 試験対策: TOEICや英検などではリスニングで “seventy” と “seventeen” の聞き間違いを狙われる問題や、数字を正しく聞き取って書き取る問題などが頻出します。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 語源のイメージ: “seven” + “-ty” → 7 × 10 = 70 と覚えればわかりやすいです。
  


• 覚え方のコツ: “teen” の方は「1～19の範囲」、 “-ty” は「10の倍数」で量が大きいイメージと意識しておくと区別しやすいです。
  


• 発音面のイメージ: “seventy” は最後が /-ti/、「ティー」で終わるくらいの意識を持つと “seventeen” との混乱が減ります。

以上が “seventy” の詳細な解説です。数の学習で大切なポイントは「音とスペルを正確に区別して使い分ける」ことです。日常からビジネス、アカデミックまで広く使える数字表現ですので、しっかり覚えてコミュニケーションに活かしましょう。