最終更新日:2025/12/05

私は個人的に、正直さが最善の方針だと信じています。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

personally

副詞

自分自身で,本人自ら / 《文頭に置いて》自分としては / 一個の人間として,個人的に / 自分に向けられたものとして,個人に当てつけて

このボタンはなに?

私は個人的に、正直さが最善の方針だと信じています。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: personally

品詞: 副詞 (adverb)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B1(中級)やB2(中上級)レベル以上の英語学習者にとって、スムーズに理解しやすい単語です。

意味(英語)


  1. In a personal manner; from one's own point of view.

  2. By oneself, without the intervention of others.

意味(日本語)


  1. 「個人的には」「自分としては」「自分の観点から」

  2. 「自分自身で」「直接に」

「personally」は、自分の意見や感想を強調するときに「個人的にはこう思うよ」というニュアンスで使う単語です。自分自身の視点や主観をはっきり示したいときに用いられます。

活用形


  • 副詞のため、一般的に「-ly」の形以外の活用はしません。

他の品詞形


  • person (名詞) - 「人」

  • personal (形容詞) - 「個人的な」「私的な」

  • personable (形容詞) - 「感じの良い、好感の持てる」

2. 語構成と詳細な意味


  • person(人)という語幹

  • personal(形容詞:個人的な)

  • -ly(副詞化の接尾辞)

「personally」は「personal + ly」で、「個人的な(personal)」に「〜の方法で」を加えた「個人的な方法で」「自分としては」の意味を表します。

関連語やコロケーション

よく使われる共起表現(コロケーション)や関連フレーズを10個挙げます。


  1. personally speaking → (私個人としては)

  2. personally prefer → (個人的には~を好む)

  3. personally responsible → (個人的に責任がある)

  4. take it personally → (それを個人的な悪意だと受け取る)

  5. I personally think… → (個人的には…と思う)

  6. personally involved → (個人的に関わっている)

  7. personally liable → (個人的に責任を負う)

  8. nothing personal → (個人的な悪意はない)

  9. don’t take this personally → (これは個人的に受け取らないでほしい)

  10. feel personally attacked → (個人的に攻撃されたと感じる)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「person(人)」はラテン語の “persona” (仮面や役柄の意)に由来。そこから派生した形容詞「personal」に、副詞化する「-ly」がついて「personally」になりました。

  • ニュアンス: 「personally」は話し手の主観を強調します。自分の意見、感想を直接表現したいときに使われます。

  • 使用時の注意点:


    • 「個人的なアプローチ」や「主観」という印象を強めるため、フォーマルな文章でもカジュアルな日常会話でも使えますが、頻繁に使いすぎると主張が強く感じられる場合もあります。

    • ビジネスメールや会議の場では、「客観的事実の提示」と区別して使うのが望ましいです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文全体を修飾する副詞: 文章の冒頭や途中に置いて、話し手の個人的な意見を強調します(例: “Personally, I believe…”)。

  • 他動詞/自動詞の区別: 動詞を修飾する場合も、文全体を修飾する場合も問題なく使えます。

  • イディオム: 「take something personally」は「それを自分への個人的な批判だと受け止める」意味でよく用いられます。

使用シーン


  • フォーマル: 会議で個人的見解を示すとき (“Personally, I would recommend this approach.”)

  • カジュアル: 友だちとの会話での感想表明 (“Personally, I’m not a big fan of spicy food.”)

5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Personally, I think the movie was a bit too long, but the ending was great.”

    (個人的には、その映画は少し長すぎたと思うけど、結末は最高だったよ。)

  2. “I wouldn’t take it personally if he forgot your name; he’s just bad with names.”

    (彼があなたの名前を忘れていても、個人的に気にしないほうがいいよ。彼は名前を覚えるのが苦手なんだ。)

  3. “Personally, I prefer staying in rather than going out on weekends.”

    (週末に外出するよりは、個人的には家にいるほうが好きです。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Personally, I believe that investing in employee training yields long-term benefits.”

    (個人的には、社員研修への投資は長期的なメリットをもたらすと考えています。)

  2. “Don’t take this personally, but we need to reconsider the project timeline.”

    (個人的な攻撃ではないのですが、プロジェクトのスケジュールを再検討する必要があります。)

  3. “I would personally handle the client complaint to ensure customer satisfaction.”

    (顧客満足を確保するために、私自身がクレーム対応を行いたいと思います。)

学術的・論文での例文(3つ)


  1. “Personally, I find the quantitative approach more reliable, though qualitative data offers rich context.”

    (個人的には、定量的アプローチのほうが信頼できると思いますが、質的データも豊かな文脈を提供します。)

  2. “While the researcher claims objectivity, personally, I detect some bias in the sampling method.”

    (研究者は客観性を主張していますが、個人的にはサンプリングの手法にバイアスを感じます。)

  3. “The findings do not personally affect my own hypothesis, but they do prompt further inquiry.”

    (この結果は私自身の仮説には直接影響しませんが、さらなる調査を促すものであると考えます。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. in my opinion(私の意見では)


    • 形式ばらない言い方。口頭や文章で広く使われる。


  2. for my part(私としては)


    • ややフォーマル。自分の立場を強調するときに。


  3. subjectively(主観的に)


    • 「私の主観としては」というニュアンスが強い。


  4. privately(私的に、内心では)


    • 公表せず内々での感想を示す。


反意語


  • objectively(客観的に)


    • 主観的ではなく、客観的な視点を示す。


  • impersonally(個人的感情を交えずに)


    • 感情や個人の要素なしに、という意味合い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈpɝː.sən.əl.i/ (アメリカ英語)、/ˈpɜː.sən.əl.i/ (イギリス英語)

  • 最初の “per-” の部分が強く発音されます。

  • アメリカ英語では “r” の音が強めに出やすい一方、イギリス英語では “r” がやや控えめです。

  • “personally” の“a”を“o”と間違えるなどのスペルミスに注意しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “personnally” と “n” を重ねてしまったり、“personaly” と “l” を一つだけにしてしまう場合があります。正しくは personally (r + s + on + a + ll + y の順) です。

  • “personal” と混同: 形容詞の「personal(個人的な)」と、副詞の「personally(個人的に)」は意味と文法的な使い方が異なります。文中の位置や修飾関係に注意しましょう。

  • TOEIC・英検など: 「自分の意見を述べる」「立場・視点を示す」パートで登場しやすいです。意見や主張を述べる問題などでよく使われます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「person + al + ly」と分解して、「person(人)」を基に「個人的に」というイメージを思い出すと覚えやすいです。

  • 「最初の a は入らない! “persona” ではなく “person” が基礎」という点に気をつけると、スペルミスを防ぎやすいでしょう。

  • 勉強テクニックとしては、「Personally, I ...」というフレーズを自分で繰り返し声に出して練習すると、自然に口をついて出るようになります。


以上が、副詞 personally の詳細な解説です。ぜひ、ご自身の意見を強調したい場面や、主観的なアプローチを述べるときに使ってみてください。

意味のイメージ
personally
意味(1)

自分自身で,本人自ら

意味(2)

《文頭に置いて》自分としては

意味(3)

一個の人間として,個人的に

意味(4)

自分に向けられたものとして,個人に当てつけて

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★