元となった辞書の項目
five
数詞
〈C〉(数の)5;5の記号(5,Vなど) / 〈C〉5時,5分;5歳 / 〈U〉《複数扱い》5人,5個 / 〈C〉5人(5個)1組のもの / 〈C〉(カードの)5の札 / 5の,5個の;5人の / 《補語にのみ用いて》5歳の(で)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: five
品詞: 数詞(カードィナルナンバー / 基数詞)
- 意味(英語):
five
is the cardinal number that represents the quantity of 5. - 意味(日本語): 「5」を表す基数詞です。友達や同僚と話すとき、モノの数を伝えるときなど、日常会話で頻繁に使われる、基本的な数字の単語です。
他の品詞になった時の例
- 形容詞的な使い方: five-year (例: five-year plan = 5カ年計画)
- 名詞的な使い方: a five (スコアなどで「5点」の意味や、「5人のチーム」といった文脈で使われることがあります)
- 序数詞: fifth (5番目を表す序数詞)
活用形
数詞として厳密な「活用」は存在しませんが、関連する序数詞として
- fifth (5番目)
- fifteen (15)、fifty (50) など関連する数字があります。
難易度(CEFR レベル)
- A1(超初心者)
一番はじめに習う数字のひとつです。最初に覚える基本的な数字のラインナップに含まれます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
英語の数字「five」は、特に接頭語や接尾語を含む構成ではありません。インド・ヨーロッパ語族由来の語形です。
関連する派生語や類縁語
- fifteen (15)
- fifty (50)
- fifth (5番目)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- five o'clock:5時
- high-five:ハイタッチ
- five senses:五感
- five fingers:5本の指
- five-minute break:5分休憩
- five-star hotel:五つ星ホテル
- five-year plan:5カ年計画
- at five past:〜時5分過ぎ
- five-day week:週5日制(労働など)
- five children:5人の子ども
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “fīf” (もしくはProto-Germanicの *fimf) に由来し、インド・ヨーロッパ祖語の *penkwe から発展してきたとされます。
- ニュアンス・使用時の注意: 現代英語においては、単純な数を伝える言葉で特別な感情的響きはありません。とてもカジュアルな場面からフォーマルな場面まで広く使われます。
数字ですので口語・文章ともに頻繁に用いられ、ビジネス文書でも「five years」「five units」のように当たり前のように使われます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 基数詞(数詞)なので、名詞や形容詞としての役割を果たすことがあります。
- 名詞として使う場合は「the five of us」(私たち5人)など特定の集団を指す場合に用いられます。
- 形容詞的に使う場合は「five books」「five people」など数量修飾として名詞を修飾します。
- 基数詞(数詞)なので、名詞や形容詞としての役割を果たすことがあります。
イディオム的表現:
- High five: 「ハイタッチ」。(カジュアルな口語表現)
使用シーン(フォーマル/カジュアル)
- 日常会話からビジネス文書まで幅広く使われます。
- 数字を伴うため、正確性を要するシーン(報告書、会計、統計など)では必須。
- 日常会話からビジネス文書まで幅広く使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I’ll be there at five.”
(5時に着くよ。) - “Could you lend me five dollars?”
(5ドル貸してくれない?) - “I have five exams next week.”
(来週5つ試験があるんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “We have five pending tasks before the deadline.”
(締切前にやるべきタスクが5つあります。) - “The project is divided into five phases.”
(プロジェクトは5つのフェーズに分かれています。) - “Let’s schedule a five-minute break to refresh.”
(リフレッシュするために5分休憩を入れましょう。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The experiment requires five distinct samples.”
(その実験は5種類の明確に区別できるサンプルを必要とする。) - “Each group will analyze five historical documents.”
(各グループは5つの歴史文書を分析します。) - “We identified five key variables influencing the outcome.”
(結果に影響を与える主要な変数を5つ特定しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- V (ローマ数字の「5」):主に正式な文書や特別なデザイン、時計の文字盤などで見られます。
- fifth (5番目):枚数や順番を表す点では似ていますが、序数詞なので用途がやや異なります。
- quintet (5人組 / 五重奏団):音楽やグループに関わる表現で使われるため、用途が限られます。
反意語
- 数字の場合、明確な「反意語」はありませんが、「zero」(0)は「まったくない」という意味で対比的に扱われることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /faɪv/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありません。
- 強勢は [faɪv] の1音節しかないため、第1音節に自然に強勢が来ます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありません。
- よくある発音の間違い: f と v の区別をはっきりしないまま読んでしまう。しっかり下唇を噛むようにして v の音を出すと良いでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「five」を「fife」と書いてしまう、あるいは「fiv」で終わってしまうなどのミス。
- 同音異義語との混同: 同じ発音で紛らわしい単語はありませんが、末尾の -v と -f の発音を混同しやすいので注意。
- 試験対策(TOEIC・英検など): 数を正しく表現できるか、序数詞との違い(five vs. fifth)、また数詞を聞き取れるかなどが問われるリスニング問題などで頻出です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方: 「ファイブ」とひらがなで書いて、下唇を噛むように「ヴ」を意識すると発音が定着しやすいです。
- イメージ: 手のひらにある5本の指をいっぺんに広げるイメージで「five」。ハイタッチ(high-five)をするときも実際に指を5本開いて相手の手をタッチするので、一緒に覚えると効果的です。
- スペリングのポイント: four (4) と同様に、末尾が -e で終わる点に注意しながら「f-i-v-e」と覚えましょう。
以上が英単語「five」の詳細解説です。ぜひ手や身近な五つのものに注目しながら覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(数の)5;5の記号(5,Vなど)
意味(2)
〈C〉5時,5分;5歳
意味(3)
〈U〉《複数扱い》5人,5個
意味(4)
〈C〉5人(5個)1組のもの
意味(5)
〈C〉(カードの)5の札
意味(6)
5の,5個の;5人の
意味(7)
《補語にのみ用いて》5歳の(で)