最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

together

副詞

いっしょに,共に,連れ立って / 一団(一体)となるように / 互いに(…し合う) / 協力して,一致して,調和して / ひっくるめて,総合して / 同時に,一度に

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解説

以下では、副詞 “together” について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: together

品詞: 副詞 (adverb)

日本語の意味: 「一緒に」「同時に」「共に」

「together」は、人や物事が集まって一緒に何かをする状況や、同時に行われる場面で使われる語です。たとえば、「みんなが集まって食事をする」「同じ時間帯に何かを行う」といったシチュエーションでよく登場します。日本語でいう「一緒に」「同時に」という感覚に近い、親しみやすいニュアンスの単語です。

活用形


  • 副詞のため、一般的に形が変化しません。

他の品詞


  • 形容詞 (informal): “together” が「しっかりしている」「精神的に安定している」というスラング的ニュアンスで使われることもまれにあります。例: “He’s a very together person.”(彼はとても落ち着いてしっかりした人だ)

  • 名詞: “togetherness” – 「一体感」「連帯感」

CEFR レベル


  • A2(初級) ~ B1(中級)レベル

    日常会話で頻繁に出てくる基本的な単語ですが、文脈によってはさまざまな使い方があり、幅広く活用できます。


2. 語構成と詳細な意味

“together” は古英語 “tōgædere” (「共に」という意味) に由来し、“to” + “gædere” (gather と関連) の要素が組み合わさった語です。


  • 「集合する」「一緒になる」という意味合いから、「共に行う」「同時に」というニュアンスが生まれました。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10 選


  1. come together → 一緒に集まる

  2. work together → 一緒に働く / 協力する

  3. live together → 一緒に暮らす

  4. put something together → 何かを組み立てる / まとめる

  5. stuck together → くっついたまま / 常に行動を共にする

  6. pull together → 協力する / 力を合わせる

  7. bring people together → 人々を一堂に会させる

  8. stay together → ずっと一緒にいる

  9. gather together → 一箇所に集まる

  10. get together → 集まる / 会合を開く


3. 語源とニュアンス

“together” の語源は古英語の “tōgædere” にあり、「いっしょにそろって」という概念を表していました。歴史的にも「協力」「結束」というポジティブなイメージに結びついて使われることが多いです。


  • 口語/カジュアル: 日常の会話からビジネスでも比較的カジュアルに使える単語です。

  • フォーマル: フォーマルな文書でも使われますが、くだけすぎる表現にはなりにくく、柔軟に利用可能です。

  • 注意点: 「集まっている」「結束している」などポジティブな印象がありますが、具体的にどのように「一緒に」なのかを文脈で補足してあげると誤解を防げます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞: 動詞や形容詞、文全体を修飾する。

    例: “They sing together every Sunday.”

  • とても汎用性が高く、前後の語(動詞・主語・目的語など)と組み合わせて柔軟に使われます。

  • 同じ文中で “with” と組み合わせることもありますが、一般的には単独副詞として使われます。

    例: “We joined the workshop together with other colleagues.”

イディオム


  • “pull yourself together” → 「(感情を)立て直す、気持ちを落ち着かせる」

  • “get it together” → 「集中する、きちんとする」(主に口語)


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Let’s cook dinner together tonight.”

    (今夜は一緒に夕食を作ろうよ。)

  2. “They always walk to school together.”

    (彼らはいつも一緒に学校へ行きます。)

  3. “We can watch that movie together this weekend.”

    (その映画を今週末に一緒に見よう。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “Our team needs to work together to meet the deadline.”

    (私たちのチームは期限に間に合うように協力し合う必要があります。)

  2. “Let’s put together a presentation by Friday.”

    (金曜日までにプレゼンをまとめましょう。)

  3. “We’re planning to bring different departments together for the upcoming project.”

    (次のプロジェクトで、さまざまな部署を結集させる予定です。)

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers are working together to develop a new vaccine.”

    (研究者たちは新しいワクチンを開発するために協力しています。)

  2. “The conference brought experts and students together for a panel discussion.”

    (その学会では専門家と学生を集め、パネルディスカッションを行いました。)

  3. “Multiple studies were gathered together to form a comprehensive analysis.”

    (多くの研究が集められ、包括的な分析となりました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. jointly(共同で)


    • 例: “We jointly organized the event.”(私たちは共同でそのイベントを企画しました。)

    • “together” よりややフォーマルで、ビジネス文書に向くことが多い。


  2. collectively(集団で)


    • 例: “The committee collectively agreed on the new policy.”

    • 「集団で」「共同で」というやや堅めの表現。


  3. in unison(一斉に)


    • 例: “They all replied in unison.”(彼らは声をそろえて答えた。)

    • 同じタイミングや同時性を強調。


反意語 (Antonyms)


  • separately(別々に)


    • 例: “We decided to travel separately this time.”(今回は別々に旅行することにしました。)


“together” は「一緒に」という意味合いが強いため、反意語としては「別々に」「個別に」を意味する語がよく挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /təˈɡɛðər/

    • イギリス英語: /təˈɡɛðə/


  • アクセントは「to*GETH*er」の “geth” の部分にあります。


  • よくある間違いとして、/t/ を強く発音しすぎたり、/ʌ/ や /e/ の区別を間違えるケースがあります。


  • アメリカ英語では語尾の /r/ がはっきり聞こえ、イギリス英語では語尾の /ə/ がやや弱く発音されます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “togeather” と書いてしまう誤りが多いので注意。

  • 同音異義語との混同: 類語に “altogether”(「全体的に」「全く」)がありますが、意味やスペルが異なるので混同しやすいです。


    • 例: “Altogether, the costs were too high.”(全体的に費用が高すぎました。)


  • 試験対策: 文法問題では “together” を使った熟語表現 (pull together, get together など) が出題されることがあります。TOEIC や英検ではリスニングでも頻出。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: “to” + “gather”(集まる) → “一緒に集まる” という連想で覚えると忘れにくいです。

  • 発音のヒント: アクセントが “to-GE-th-er” の “GE” に来ることを意識する。

  • 勉強テクニック: “get together”“work together” などのチャンク(まとまり)で覚えると、実際の会話でスムーズに使えます。


以上が副詞 “together” の詳細解説です。人と協力したり、何かをまとめて行ったりするときに、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
together
意味(1)

いっしょに,共に,連れ立って

意味(2)

一団(一体)となるように

意味(3)

互いに(…し合う)

意味(4)

協力して,一致して,調和して

意味(5)

ひっくるめて,総合して

意味(6)

同時に,一度に

意味を覚えるための辞書問題

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