play
1. 基本情報と概要
単語: play
品詞: 動詞(他動詞・自動詞)
活用形: play - plays - played - playing
- 英語の意味: “to engage in an activity for enjoyment or recreation,” “to perform a game or a sport,” “to perform music,” など。
- 日本語の意味: 「遊ぶ」「(スポーツやゲームを)する」「(楽器を)演奏する」などの意味を持つ動詞です。
- 例えば、「子どもたちが外で遊ぶ」「サッカーの試合をする」「ピアノを弾く」というような場面で使われます。とても日常的な単語で、遊びや音楽・スポーツに関連するときに用いられます。
CEFRレベル: A1(超初心者レベル)
- 非常に基本的な動詞で、初歩的な英語学習で必ず登場します。
その他の品詞形
- 名詞形: a play(劇,戯曲, 試合など)
- 形容詞形: playful(遊び好きな,おどけた)
- 副詞形: playfully(ふざけて,気まぐれに)
2. 語構成と詳細な意味
英単語 “play” には、はっきりとした接頭語や接尾語としての分解はありませんが、以下のように関連して使われる派生語があります。
- replay(再生する・再試合をする)
- player(プレイヤー・選手・演奏者)
- playable(プレイ可能な)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)
- play a role in ~(~で役割を果たす)
- play a game(ゲームをする)
- play a sport(スポーツをする)
- play the piano / violin / guitar(ピアノ・バイオリン・ギターを演奏する)
- play cards(トランプをする)
- play with fire(火遊びをする、危険なことをする)
- play a trick on ~(~にいたずらをする)
- play dirty(卑怯な手を使う)
- play safe(安全策を取る)
- play by ear(楽譜なしで演奏する、あるいは臨機応変にやる)
3. 語源とニュアンス
“play” は古英語の “pleġa(n)”(「楽しむ、遊ぶ、からかう」などの意味)に由来すると言われています。西ゲルマン語派の流れをくむ語です。
ニュアンスと使用時の注意
- 「楽しみとして何かをする」ニュアンスが強いです。
- スポーツやゲームだけでなく、楽器を「演奏する」の意味も持ちます。
- 口語でも文章でもよく使われる、とても一般的な語です。
- フォーマルとカジュアルの両方で使えますが、カジュアル寄りのイメージが強いです。ただし、
play a role in negotiations
のようにビジネスや政治の文脈でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞として使う: “The children like to play outside.”(子どもたちは外で遊ぶのが好きです。)
- 他動詞として使う: “I want to play soccer.” のように “play + 目的語” で「何かをする」「演奏する」と表します。
主なイディオム・構文
- play with + 物・人: 「(物で)遊ぶ」「(人を)からかう」
- 例: Don’t play with my feelings.(私の気持ちをもてあそばないで。)
- 例: Don’t play with my feelings.(私の気持ちをもてあそばないで。)
- play along: 「調子を合わせる、同調する」
- 例: I decided to play along with his idea.(彼の考えに同調することにした。)
- 例: I decided to play along with his idea.(彼の考えに同調することにした。)
- play out: 「最後まで行う、展開する」
- 例: Let’s see how this situation plays out.(この状況がどのように展開するか見てみよう。)
- 例: Let’s see how this situation plays out.(この状況がどのように展開するか見てみよう。)
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Let’s play outside while the weather is nice.”
- (天気がいいうちに外で遊ぼう。)
- (天気がいいうちに外で遊ぼう。)
- “Do you want to play cards after dinner?”
- (夕食後にトランプしない?)
- (夕食後にトランプしない?)
- “My brother can play the guitar really well.”
- (私の兄はギターがとても上手に弾けます。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “He played a key role in closing the deal.”
- (彼はその契約をまとめるのに重要な役割を果たした。)
- (彼はその契約をまとめるのに重要な役割を果たした。)
- “We need to play it safe with our marketing strategy this quarter.”
- (今期のマーケティング戦略は安全策を取る必要があります。)
- (今期のマーケティング戦略は安全策を取る必要があります。)
- “Let’s play this scenario out and see what the potential risks are.”
- (このシナリオを一通りシミュレーションして、潜在的リスクを見つけましょう。)
(3) 学術的な文脈での例文
- “In this simulation, we will see how different variables play a part in the outcome.”
- (このシミュレーションでは、様々な変数が結果にどのように関わるかを見ます。)
- (このシミュレーションでは、様々な変数が結果にどのように関わるかを見ます。)
- “Social factors can play a significant role in language development.”
- (社会的要因は言語発達に大きな役割を果たす場合があります。)
- (社会的要因は言語発達に大きな役割を果たす場合があります。)
- “The model will help us understand how market forces play into economic growth.”
- (このモデルは市場の力が経済成長にどのように影響するか理解するのに役立ちます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- participate(参加する)
- 「参加する」という意味合いに焦点があります。「遊ぶ」というニュアンスは薄いです。
- 「参加する」という意味合いに焦点があります。「遊ぶ」というニュアンスは薄いです。
- perform(演奏・演技をする)
- 楽器演奏・演技の意味では “play” と重なる部分がありますが、よりフォーマルで「披露する」というニュアンスが強いです。
- 楽器演奏・演技の意味では “play” と重なる部分がありますが、よりフォーマルで「披露する」というニュアンスが強いです。
- engage in(従事する)
- アクティビティに参加・関与する意味ですが、日常的・遊びのニュアンスよりも真面目な響きがあります。
- アクティビティに参加・関与する意味ですが、日常的・遊びのニュアンスよりも真面目な響きがあります。
反意語
- 「play」の直接的な反意語というのははっきりしませんが、文脈によっては「仕事(work)」が反意的に扱われることがあります。
- 例: “Work hard, play hard.”(仕事も遊びもしっかり楽しむ。)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /pleɪ/
- 強勢(アクセント)は単音節なので特になし。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな発音の違いはありません。
- まれに /plɛɪ/ との中間のように発音する人もいますが、いずれにしても [plei] に近い音です。
- “pray” (/preɪ/) と混同しないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスで “pray(祈る)” と混同しやすいので注意しましょう。
- “play” はとても基本的な単語ですが、意味が幅広いので前後の文脈によって「遊ぶ」「演奏する」「スポーツをする」「役割を果たす」など様々に訳されます。
- TOEICなどの試験でも「演奏する」や「役割を果たす」の文脈で問題に出されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “play” は「楽しいイメージ」を連想すると覚えやすいです。
- 「P-L-A-Y」というシンプルなスペルで、語尾の “-ay” を “エイ” と発音することを意識しておくとスペリングも定着しやすいです。
- 「遊びと音楽とスポーツをするときは ‘play’」と覚えると整理しやすいでしょう。
以上が、動詞 “play” の詳細解説です。幅広い意味合いを持っているため、場面に合わせた用法・ニュアンスを意識して使い分けましょう。
《状態を表す副詞を伴って》勝負する
(劇・映画・テレビで)演ずる,役をする
(劇場・テレビで)上演される;〈台本が〉上演できる
(楽器を)演奏する《+on(upon)+名》
〈楽器・音楽が〉演奏される,〈レコード・ラジオなどが〉鳴る
〈人・動物,木の葉・炎,光・色彩などが〉遊び戯れるように動き回る
〈機械の一部が〉自由に動く
(…と)浮気をする《+around(《英》about)with+名》
(…と)〈競技・ゲーム〉‘を'する《+名〈競技・ゲーム〉+with+名》
〈人・チーム〉‘と'試合する,勝負する
〈金〉‘を'かける;〈競走馬など〉‘に'かける
(競技・試合で)…‘の'ポジションを守る
(競技・勝負で)〈選手〉‘を'起用する,〈カードなど〉‘を'出す
…‘の'まねをして遊ぶ,…ごっこをする
〈役〉‘を'演ずる,…‘の'役を演じる
(実生活で)…‘の'役割を務める,…らしくふるまう;…‘に'なりすます
〈劇など〉‘を'公演する;〈ある場所〉‘で'興行する
〈いたずら・詐欺など〉‘を'働く,しかける
〈楽曲〉‘を'演奏する,かける
〈おもに子供が〉(…をして)遊ぶ,戯れる《+at+名(doing)》
競技(試合)をする;かけ事をする
〈水・砲火などが〉(…に)続けざまに放射する《+on(upon)+名》
〈楽器〉‘を'演奏する,ひく;〈レコード・ラジオ〉‘を'かける
(…に)〈水・砲火・光など〉‘を'続けざまに浴びせる《+名+on(over, along)+名》