最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

meet

動詞

〈他〉に出会う / (紹介されて) ...と知り合いになる / 〈人〉と会う / 〈人〉を出迎える / 〈自〉会う / 〈人が〉会合する / 〈物が〉接触する /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: meet

品詞: 動詞 (ときに名詞としても使われます)

活用形: meet - met - met

英語での意味:

1) to come together with someone, often by arrangement,

2) to see and speak to someone for the first time,

3) to come into the presence of something.

日本語での意味:

1) (人と)会う、面会する、

2) (初めて)会う、出会う、

3) (困難や要求など)に直面する、対処する。

たとえば友達と約束して会うときに「meet」を使います。また、初対面の人に会うときにも使われる動詞です。「困難に直面する」のように抽象的にも使われる役立つ単語です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

“meet”は日常会話からビジネス英語まで幅広く登場し、英語学習を進める上で早めに覚えておくと便利な語です。

他の品詞形


  • meet (名詞): スポーツの大会や集会(例: track meet = 陸上競技大会)

  • meeting (名詞形): 会議、集まり(例: staff meeting = 社員会議)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 特になし

  • 語幹: “meet”

  • 接尾語: 特になし

形がシンプルな単語なので、複雑な接頭語・接尾語はありません。

詳細な意味


  1. 人と会う: 「Let's meet tomorrow.(明日会いましょう)」のように、じかに顔を合わせる意味で使われます。

  2. 初対面で会う: 「I met him for the first time yesterday.(彼に初めて昨日会った)」など。

  3. (要求などを)満たす: 「to meet requirements(要件を満たす)」のように、「〜に応える」「〜を満たす」のニュアンスになります。

  4. (問題や困難に)直面する: 「to meet a challenge(挑戦に立ち向かう)」という具合に、抽象的に使うこともできます。

コロケーション(共起表現)10選


  1. meet someone’s expectations → (人の期待に応える)

  2. meet a deadline → (締め切りに間に合わせる)

  3. meet a challenge → (課題・困難に立ち向かう)

  4. meet a quota → (ノルマを達成する)

  5. meet and greet → (挨拶・顔合わせの場)

  6. meet up (with someone) → ((誰かと)会う・落ち合う)

  7. meet in person → (直接会う)

  8. meet halfway → (妥協する・折衷案を見つける)

  9. meet a demand → (需要を満たす)

  10. meet one’s match → (互角の相手に出会う)


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語の “mētan” から派生し、中英語でも “mete” として使われていました。もともとは「遭遇する」「出会う」という意味を持っています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • シンプルで広範囲に使われる動詞ですが、相手との対面をイメージさせる点が強いです。

  • 抽象的に「要件を満たす」「困難に直面する」といった意味に派生しますが、会話でも違和感なく使えます。

使用シーン:


  • 口語・日常会話、ビジネスシーン、カジュアル・フォーマルどちらでもOK

  • Eメールやビジネス文書などにもよく使われますが、過度にフォーマルではありません。誰でも使える自然な単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞/自動詞の区別:


    • 多くの場合は他動詞として目的語をとります(I met John yesterday.)。

    • しかし “meet up” や “Let’s meet at the station.” のように自動詞的にも使われることがあります(目的語がない場合や前置詞を伴う形)。


  • 一般的な構文:


    1. meet + (人)


      • “I want you to meet my parents.”


    2. meet + (目的物)


      • “We need to meet the sales target.”


    3. meet (前置詞) + 場所・時


      • “Let’s meet at 2 p.m.”


    4. meet up (with 人)


      • “Let’s meet up with Lisa this weekend.”



  • イディオム:


    • “meet someone halfway”: (お互いに歩み寄る、妥協する)

    • “meet your maker”: (死ぬ、神に会う → ユーモラス/比喩的表現)



5. 実例と例文

A) 日常会話


  1. “Let’s meet at the café around 3 p.m.”

    (午後3時ごろ、そのカフェで会おうよ。)

  2. “I finally met my cousin from overseas yesterday.”

    (昨日、ついに海外に住んでいるいとこに初めて会った。)

  3. “We can meet up after work if you’re free.”

    (もし時間があるなら、仕事の後に会えるよ。)

B) ビジネス


  1. “I’d like to meet with the project manager to discuss the timeline.”

    (プロジェクトマネージャーと予定について話し合いたいのですが。)

  2. “We need to meet all the requirements for the new contract.”

    (新しい契約の要件をすべて満たす必要があります。)

  3. “Let’s schedule a meeting next week to meet our client’s expectations.”

    (来週、クライアントの期待に応えるための会議を設定しましょう。)

C) 学術的な文脈


  1. “Researchers must meet ethical standards when conducting experiments.”

    (研究者は実験を行う際、倫理基準を満たさなければなりません。)

  2. “We met some challenges while gathering data for the study.”

    (研究のデータ収集中にいくつかの課題に直面しました。)

  3. “It’s essential to meet the publication deadlines in academic journals.”

    (学術誌の締め切りに間に合わせることが重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. encounter(出くわす、偶然会う)


    • 「meet」は予定して会う場合でも使えるが、「encounter」は偶然性や予期しない出会いのニュアンスが強い。


  2. face(直面する)


    • 「meet」の「課題に取り組む」意味と似ているが、「face」はより直接的に向き合うイメージ。


  3. see(会う、面会する)


    • “see a friend” と “meet a friend” はニュアンスが近いが、「see」は少し口語的でカジュアルに「会う」を表現。


反意語 (antonyms)


  1. avoid(避ける)


    • 実際に会うや直面するの反対である「避ける」イメージ。


  2. miss(会いそこなう、逃す)


    • 「会う予定だったが会えなかった」「機会を逃す」イメージ。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /miːt/

  • アクセント: 「ミート」の「ミ」の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語・イギリス英語の違い:


    • ほとんど同じ発音ですが、地域によって微妙に /iː/ の長さや肉声の響きが異なる程度です。


  • よくある間違い:


    • /mit/ のように母音を短くしすぎたり、「ミット」と発音されるケースを見かけますが、正しくは母音を伸ばして「ミート」です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “meet” と “meat” の混同


    • “meat” は「肉」の意味で発音は同じ (/miːt/) ですが、つづりが違うので注意。


  2. 同音異義語で混乱しやすい


    • 上と同様に “meet” と “meat”。文脈で判断を。


  3. 目的語のとり方:


    • “I met him.”(正)→ 他動詞で目的語を直接置く

    • “I met with him.” と「with」を伴うパターンもありますが、ニュアンス的には「面会を設定して会う」などよりフォーマルなイメージがあります。


  4. 試験対策:


    • TOEICや英検などのビジネスシーン、日常シーンでもよく登場する語です。特に “meet the deadline” や “meet one’s expectations” などのフレーズは頻出。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “meet” = “会う” と “要件を満たす” → どちらも “出会う” イメージで覚えると整理しやすい。人と人が身体的に会う/条件と結果が「出会う」。

  • スペリング: “ee” が二つ並んでいる単語は比較的「長いイー」音 (/iː/) になる、というパターンを意識する。

  • 勉強テクニック: 「meet up」はカジュアルな“会う”の表現で、“text me so we can meet up!”(連絡ちょうだい、そしたら会おうよ)などと一緒に覚えると日常会話での使いどころが増えます。


以上が、動詞「meet」の詳細な解説です。日常からビジネスまであらゆる場面で使える便利な単語ですので、例文に慣れながらぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
meet
意味(1)

…‘に'会う,出会う

意味(2)

〈必要・要求・希望〉‘に'かなう,‘を'満足させる

意味(3)

〈勘定など〉‘を'支払う

意味(4)

…‘に'に対抗する,‘と'対戦する

意味(5)

会う,出会う

意味(6)

知り合いになる

意味(7)

〈人が〉会合する,集まる;〈会合が〉開かれる

意味(8)

〈物が〉接触する,合する,交わる

意味(9)

〈性質などが〉結合する,共存する

意味(10)

(紹介されて)…‘と'知り合いになる,近付きになる

意味(11)

(約束して)〈人〉‘と'会う,落ち合う

意味(12)

〈人〉‘を'出迎える;〈乗り物が〉〈他の乗り物〉‘と'連絡する

意味(13)

〈物〉‘に'接触する,‘と'接続する;…‘に'交わる,合する

意味(14)

〈反対・困難など〉‘に'うまく対処する,打ち勝つ;…‘に'反ばくする

意味を覚えるための辞書問題

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