元となった辞書の項目
on
IPA(発音記号)
解説
以下では副詞「on」を、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語での意味
“on” は、もともと「上に」「接触している状態で」「スイッチが入っている状態で」などを表す前置詞・副詞・形容詞など、多様な品詞として使われる語です。
このうち「副詞」としての “on” は、何かが「続行している」「起動・稼働している」「進み続ける」などの状態を示すときによく使われます。
日本語での意味
日本語では「続けて」「先へ」「起動して」などと訳せます。
例えば「Talk on!(話し続けて!)」「The light is on.(電気がついている)」などのように、状態や動作が継続中であることを示したり、「前へ進む」ニュアンスを出したりします。
日常会話でもよく使われる、とても基本的でやさしい副詞です。英語学習の初期段階から触れる機会が多い単語です。
品詞
- 主に前置詞(preposition)や副詞(adverb)として使われます。
- 形容詞(adjective)や名詞(n.)(まれにフレーズ中で)として使われることもあります。
本回答では、特に「副詞」としての “on” にフォーカスします。
活用形
“on” は活用しません。常に “on” の形となります。
他の品詞になった際の例
- 前置詞として: “on the table” (テーブルの上に)
- 形容詞として: “The TV is on.” (テレビがついている)
- 副詞として: “Carry on.” (続けてください)
CEFR レベル
- A1(超初心者)〜A2(初級)レベルからすでに学習する非常に基本的な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
“on” は特殊な接頭辞や接尾辞がついた形ではなく、単独の短い単語です。
語幹 “on” のみで構成されています。
関連語や派生語
- “ongoing” (形容詞: 進行中の) - “on” + “going”
- “online” (形容詞/副詞: オンラインの/で) - “on” + “line”
- “onto” (前置詞: 〜の上に移動して)
よく使われるコロケーション/関連フレーズ(10個)
- carry on → 続行する
- go on → 続ける/前へ進む
- log on → (コンピュータに)ログインする
- turn on → スイッチを入れる
- switch on → スイッチを切り替えてオンにする
- keep on (doing…) → (…し)続ける
- cheer on → 応援し続ける
- hold on → 待つ、踏みとどまる
- press on → 押し進む、突き進む
- stay on → 留まる、在籍し続ける
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 “on” に由来し、ゲルマン語族から受け継がれた非常に古い単語です。足を「上に乗せる」ような感覚や、物事が「続いていく、前へ行く」といった動きのニュアンスを保持してきました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 副詞 “on” は、慣用的に「継続」「稼働中」を表すことが多いため、動作がストップしないイメージがあります。
- ごくカジュアルな言い回しから、書き言葉でも使われる一般的な単語なので、フォーマル/インフォーマル問わず活用できます。
4. 文法的な特徴と構文
自動詞/他動詞との組み合わせ
- 「結果(電気がつく/スイッチが入る)」を表すときには、しばしば “turn on”、“switch on” などの句動詞で使われます。
- “on” 自体は他動詞でも自動詞でもなく、あくまで副詞として動詞を補完します。
- 「結果(電気がつく/スイッチが入る)」を表すときには、しばしば “turn on”、“switch on” などの句動詞で使われます。
可算名詞・不可算名詞の違い
- “on” は副詞なので名詞としての可算/不可算の区別はありません。
一般的な構文
- “Verb + on” → “続ける”, “前進する”
例: go on, carry on, move on, etc.
- “Verb + on” → “続ける”, “前進する”
イディオム
- “Come on!” → 「さあ、行こうよ/本当かい?」など、状況に応じていろいろな意味をもつ
- “Hang on!” → 「ちょっと待って!」
- “Come on!” → 「さあ、行こうよ/本当かい?」など、状況に応じていろいろな意味をもつ
5. 実例と例文
ここでは日常会話・ビジネス・学術と、大きく3つに分けて例文を提示します。
(1) 日常会話での例文
- “Come on, let’s go!”
→ 「おいで、行こうよ!」 - “Hey, turn the TV on, I want to watch the news.”
→ 「ねえ、テレビをつけて、ニュースを見たいんだ。」 - “He kept on talking even after everyone left.”
→ 「彼はみんなが帰ったあとも話し続けていた。」
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Please carry on with the presentation; we have enough time.”
→ 「プレゼンテーションを続けてください。時間は十分あります。」 - “The system is now on, so you can log in anytime.”
→ 「システムは起動していますので、いつでもログインできます。」 - “Let’s press on with the project despite the challenges.”
→ 「課題があっても、このプロジェクトを進めましょう。」
(3) 学術的な文脈での例文
- “We will go on to analyze the data further in the next chapter.”
→ 「次の章でデータをさらに分析し続けます。」 - “The debate went on for hours without a clear conclusion.”
→ 「その討論は何時間も続いたが、はっきりした結論には至らなかった。」 - “He stayed on at the laboratory to continue his research.”
→ 「彼は研究を続けるために、その研究室に留まった。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “continue” (続行する)
- 主に動詞で、継続することを端的に表す。
- “Carry on” と似たニュアンスだが、形式はよりフォーマル。
- 主に動詞で、継続することを端的に表す。
- “keep going” (続ける)
- カジュアルに「やり続ける、続行する」という意味を示すフレーズ。
- カジュアルに「やり続ける、続行する」という意味を示すフレーズ。
- “further” (さらに進む)
- 副詞・形容詞で使われることが多く、「もっと先へ進む/続ける」というニュアンス。
- 副詞・形容詞で使われることが多く、「もっと先へ進む/続ける」というニュアンス。
反意語 (Antonyms)
- “off” (切れている・停止している)
- 電源が切れている、動作が停止している状態を表す。
- 例: “Turn the light off.” → 「明かりを消して。」
- 電源が切れている、動作が停止している状態を表す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ɒn/ (イギリス英語), /ɔn/ または /ɑːn/ (アメリカ英語)
- アクセント・強勢の位置はありません。短い単語なので、文中ではしばしば弱く発音されることもあります。
- イギリス英語では “on” と “hon” の区別がはっきりしている一方、アメリカ英語では母音が曖昧になり「アン」のように聞こえる場合もあります。
- 学習者に多い間違いは、日本語の「オン」に引っ張られて、「オ」よりも「ア」に近い音を誤って出したり、その逆もあったりするケースです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 前置詞の “on” と副詞の “on” を混同する
- 日常生活での “Put it on the table.”(前置詞)と、“He turned the lights on.”(副詞的役割)の違いを意識すると理解しやすくなります。
- 日常生活での “Put it on the table.”(前置詞)と、“He turned the lights on.”(副詞的役割)の違いを意識すると理解しやすくなります。
- 同音異義語との混同はあまりありませんが、スペルを “one” と間違えることがあるので注意。
- TOEICや英検などの試験でも、句動詞 (phrasal verbs) の一部として “on” が出題されることがあります。特に “carry on,” “go on,” “turn on,” “keep on” などはよく問われるので、覚えておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「スイッチがオン」→ 「動き出す」「続ける」というイメージを持つとわかりやすいです。
- “on” は短い語ですが、前置詞で空間的に「上に乗る」、副詞で「継続」という“前に進む”イメージを持っています。
- 学習テクニックとしては、フレーズごとで覚えるのがおすすめです。たとえば “carry on,” “turn on the light,” “come on,” など、動詞+“on” をセットにすると使い方を理解しやすくなります。
以上が副詞 “on” の詳細な解説です。単語自体は非常にシンプルですが、多岐にわたる表現を生む重要な要素です。ぜひ実際の会話でも積極的に使ってみてください。
意味のイメージ