…に火をつける《up》 / …に明かりをつける, を照らす《up》 / 〈人〉を明かりをつけて案内する / 〈表情など〉を明るくする《up》 / 〈物が〉火がつく,点火する;明かりがつく《up》 / 明るくなる,晴れ晴れする《up》
light
…に火をつける《up》 / …に明かりをつける, を照らす《up》 / 〈人〉を明かりをつけて案内する / 〈表情など〉を明るくする《up》 / 〈物が〉火がつく,点火する;明かりがつく《up》 / 明るくなる,晴れ晴れする《up》
1. 基本情報と概要
単語: light
品詞: 動詞 (他にも名詞や形容詞の用法がありますが、ここでは動詞として解説します)
意味 (英語)
- to ignite something (especially a candle, fire, etc.)
- to make something start burning or glowing
- to illuminate or provide light to something
意味 (日本語)
- (ろうそくや火などを)点火する
- (ものを)明るく照らす、光を当てる
「light」は「火をつける」「明かりをともす」というイメージを持つ動詞です。日常生活でマッチやライターなどで火をつけるときに使うほか、比喩的に「(アイデアなどに)火をつける、きっかけを与える」といった表現でも使われます。
活用形
- 現在形: light / lights
- 進行形: lighting
- 過去形: lit または lighted
- 過去分詞形: lit または lighted
アメリカ英語では「lit」「lighted」のどちらも使われますが、「lit」の方が日常でよく耳にします。
他の品詞としての用例
- 名詞: “light”(光、明かり)
- 形容詞: “light”(軽い、明るい)
- 例:a light bag(軽いバッグ), a light color(明るい色)
- 例:a light bag(軽いバッグ), a light color(明るい色)
CEFRレベルの目安
- B1(中級)
「light」は基本的な動詞でありながら、いくつかの活用や意味があります。初級レベルを過ぎた学習者でも、使い分けや活用形を練習する必要があるため、中級(B1)レベルあたりでしっかり学ぶ単語と言えます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「light」は一語で接頭語・接尾語が付く形ではありません。ただし、関連する形としては以下があります。
- alight(動詞・形容詞): (火などが)灯っている、舞い降りる
- lighten(動詞): 明るくする、(負担を)軽くする
- enlighten(動詞): 啓発する、教え導く
- alight(動詞・形容詞): (火などが)灯っている、舞い降りる
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- light a candle(ろうそくに火をともす)
- light a fire(火を起こす)
- light a match(マッチに火をつける)
- light up a room(部屋を明るくする)
- light the way(道を照らす)
- light the fuse(導火線に火をつける・きっかけを与える)
- light one’s path(人の進む道を照らす・比喩的に指針を示す)
- light a lamp(ランプに明かりをともす)
- light up one’s face(顔を明るくする・表情を明るくする)
- light (something) on fire(何かを火で燃やす)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の「līhtan」または「lȳhtan」などが変化して現在の「light」になりました。
- もともとは「明るくする」「車などを降りる」といった意味合いを持っており、火をつける意味も古くから併用されてきました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「点火する」「明かりをともす」という直接の意味がありますが、比喩的に「アイデアや感情に火をつける」や「きっかけを与える」といった場面で使われることがあります。
- 口語・文章ともに幅広く使われます。ビジネス文書などでも「light the fuse of innovation(イノベーションの導火線に火をつける)」のように使われることがありますが、少し比喩的・イメージ的な表現として覚えておくとよいでしょう。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞: “He lit the candle.”(彼はろうそくに火をつけた)
- 自動詞: 稀に自動詞として使われる場合もあり、「~が点灯する、点火する」の意味で使われることがあります。
例: “The fire lit easily.”(その火は簡単についた)
一般的な構文やイディオム
light up: 部屋や表情などを「明るくする」、または「(人が)喜びに満ちる」
例: “Her face lit up when she saw the gift.”(プレゼントを見て彼女の顔がパッと明るくなった)light on/upon: (偶然に)~に気づく、見つける
例: “I lit on an interesting article while browsing.”(ブラウズしているときに面白い記事を偶然見つけた)
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“Could you light the candle, please? It’s too dark in here.”
(ろうそくに火をつけてくれない? ここ、暗すぎるよ。)“I can’t find the lighter. How else can we light the barbecue?”
(ライターが見つからないけど、バーベキューにどうやって火をつけようか?)“Don’t forget to light the stove before you start cooking.”
(料理を始める前にコンロに火をつけるのを忘れないでね。)
ビジネス (3例)
“We need someone to light a fire under this project.”
(このプロジェクトを奮い立たせる人が必要だ。)“Her presentation really lit enthusiasm in the entire team.”
(彼女のプレゼンはチーム全体に情熱を灯した。)“Let’s light the spark of innovation in our new product strategy.”
(新製品戦略でイノベーションに火をつけよう。)
学術的な文脈 (3例)
“Researchers hope to light the path towards a new treatment method.”
(研究者たちは新しい治療法への道を切り開くことを望んでいる。)“The experiment aims to light a chemical reaction at a specific temperature.”
(その実験は特定の温度で化学反応に火をつけることを目的としている。)“This discovery could light the way for future space exploration.”
(この発見は今後の宇宙探査への道を照らすだろう。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- ignite(点火する)
- よりフォーマルで科学的・技術的なニュアンスがある。
- よりフォーマルで科学的・技術的なニュアンスがある。
- kindle(火をつける、かき立てる)
- 「感情や熱意をかき立てる」という比喩的表現でよく使われる。
- 「感情や熱意をかき立てる」という比喩的表現でよく使われる。
- illuminate(照らす、明るくする)
- 光で照らす意味が主で、比喩的に「問題を明らかにする」のように使われる。
反意語
- extinguish(消す)
- 火を消す、希望を失わせるなどの意味も含む。
- 火を消す、希望を失わせるなどの意味も含む。
- put out((火や明かりを)消す)
- カジュアルな表現。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /laɪt/
- アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- アクセント(強勢): 単音節語のため特にアクセントの移動はなし
- よくある間違い: /r/ と /l/ の発音混同(“right”と“light” を混同してしまう)など。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “light”のtを落として “ligh” と書いてしまったり、“i” と “g” を混同することがある。
- 同音異義語との混同: “light” (動詞) と “light” (名詞・形容詞) はスペルが同じですが、文脈で意味が変わります。
- 過去形の混乱: “lit” と “lighted” の両方があり、特にスピーキングで悩むことが多いですが、会話では “lit” を使うことが一般的。
- 資格試験: TOEICや英検で「light the candle」「lit up the room」などの表現が出ることがありますが、特別にひねった出題は少ないです。句動詞 “light up” なども覚えておくと便利でしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 単語のイメージ: 灯をともす、明るくする。キャンドルやマッチ、そして心に火をつけるイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
- 覚え方のコツ: “light”は「ライト(明るい)」とカタカナでもよく使われるので、「明るくする、火をつける」という連想で覚えておく。
- スペリングのポイント: 子音が “l” と “g” の間に母音 “i” が来ているが、/laɪt/ と発音し、 “gh” は沈黙音(サイレントレター)になっていることに注意。
日常生活やビジネスシーン、学術的な文脈でも幅広く使える基本動詞「light」。特に「lit」という形の過去形はよく耳にするので、一度しっかり押さえておくと、多彩なフレーズを組み立てられます。ぜひ活用してみてください。