your

1. 基本情報と概要

単語: your

品詞: 限定詞 (possessive determiner)

意味（英語）

“Belonging to you” や “related to you” という意味で、二人称(あなた・あなたたち)の所持や関連を示す語です。

意味（日本語）

「あなた（たち）の～」という所有関係を表す単語です。日常会話や文章で、人に直接呼びかけて「あなたの〇〇」と何かが相手に属することを示したいときに使います。とても初歩的かつ頻出度の高い単語です。

学習難易度（CEFR）

• A1（超初心者）
  
  英語を学び始めてすぐに覚えるべき、とても基本的な語です。
  

活用形

• この形そのものが限定詞として機能するため、活用はありません。
  


• 同系列の語として、所有代名詞の yours（あなたのもの）があります。

他の品詞になったときの例

• 「your」という単語自体は限定詞のみですが、対として二人称代名詞の「you」(主格・目的格)や所有代名詞「yours」が存在します。

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2. 語構成と詳細な意味

「your」は、古英語から変化してきた形で、明確な接頭語や接尾語には分解できません。元々は二人称単数・複数の目的格・所有格が融合して、現在の形になったと考えられます。

関連する派生語や類縁語

• you: あなた(たち)
  


• yours: あなた(たち)のもの（所有代名詞）

よく使われるコロケーション（共起表現） 10選

1. your name — あなたの名前
   


2. your friend — あなたの友達
   


3. your phone — あなたの電話
   


4. your time — あなたの時間
   


5. your responsibility — あなたの責任
   


6. your opinion — あなたの意見
   


7. your choice — あなたの選択
   


8. your own business — あなた自身の問題・こと
   


9. your seat — あなたの席
   


10. your family — あなたの家族
    

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3. 語源とニュアンス

語源

古英語の「ēower（あなたがたの）」などから発展して現代の “your” になりました。中世を経て、二人称単数・複数を兼ねる形になり、モダンイングリッシュでは “your” が二人称の所有を示す標準的な表現となっています。

ニュアンス・使用時の注意点

• 「あなたの」という直接的な呼びかけなので、相手が誰でもカジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
  


• ただし、文章中で「your」は相手に所属するものを強調するときにも使われるため、強い所有の意味合いを伝えたいときや、相手個人への呼びかけを意識するときに用います。
  


• 「あなた」以外の人(第三者)を指す際には使わないことに注意します。

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4. 文法的な特徴と構文

1. 限定詞（Determiner）: 名詞の前に置いて、“誰のもの”であるかを示す。
   
   例: “your book” (あなたの本)




2. クローズドクラス（文法機能語）: “your” は、代名詞などと同様、限られた形式でしか使用されない語です。




3. 不可算/可算などの制限: “your” は、可算名詞・不可算名詞ともに使えます。
   
   例: “your information” (不可算名詞) / “your ideas” (可算名詞)




4. フォーマル/カジュアル: your はどちらの場面でも使われますが、相手や文脈に応じて文体を変える（ビジネスメール、カジュアルなメールなど）ことがあります。

イディオムや構文例

• “Mind your own business.”
  
  （あなたはあなたのことだけ考えていなさい＝余計な口出しをしないで）


• “Don’t forget your manners.”
  
  （礼儀を忘れないようにしてください）

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5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “Can I borrow your pen?”
   
   （ペンを借りてもいいですか？）
   


2. “How was your weekend?”
   
   （週末はどうだった？）
   


3. “I love your new haircut!”
   
   （あなたの新しい髪型いいね！）

ビジネスでの例文

1. “Thank you for sharing your feedback.”
   
   （ご意見を共有いただきありがとうございます。）
   


2. “Please submit your report by the end of the day.”
   
   （今日中にレポートを提出してください。）
   


3. “We appreciate your cooperation on this project.”
   
   （このプロジェクトでのご協力に感謝します。）

学術的な文脈での例文

1. “Please include your sources in the bibliography.”
   
   （参考文献一覧にあなたの情報源を含めてください。）
   


2. “How does your hypothesis address the research question?”
   
   （あなたの仮説は研究課題をどのように扱っていますか？）
   


3. “Be sure to clarify your methodology in the paper.”
   
   （論文であなたの研究手法をはっきりと説明してください。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語

厳密には二人称の所有を示す語は “your” のみですが、用途が似ている単語としては以下があげられます（ただし人称が異なる）。

• “my”（私の）
  


• “his / her / its”（彼・彼女・それの）
  


• “our”（私たちの）
  


• “their”（彼らの）

これらは所有する対象の人称が違うだけで機能は同様です。

反意語

所有の概念における「反意語」は特にありませんが、「所有しない・関連がない」を示す場合は “not your” と否定形で表します。

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7. 発音とアクセントの特徴

発音記号（IPA）

• アメリカ英語: /jʊr/ や /jər/（地域差があります）
  


• イギリス英語: /jɔː(r)/ や /jʊə(r)/（主に地域による発音の違い）

強勢（アクセント）

• 短く弱めに発音されることが多いですが、相手の所有を強調したい場合は “YOUR” と強調して話すこともあります。
  


• 口語では /yoʊr/ と滑らかに発音される場合も多いです。

よくある発音の間違い

• “your” と “you’re (/jʊər/)” の混同。意味が異なるため注意が必要です。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. “your” と “you’re” の混同

   
   
   • “your” = 所有を示す限定詞
     
   
   
   • “you’re” = “you are” の縮約形（動詞）
     
     意味・文法的な役割が全く異なるので混同しないよう気をつけましょう。
   
   



2. スペルミス

   
   
   • “y-o-u-r” の順番を間違えやすい例が多いので、繰り返し練習で覚えましょう。
   
   



3. 試験対策

   
   
   • TOEICや英検などの基礎問題で、“your” と “you’re” を区別できるか問われることがよくあります。穴埋め問題やリスニング問題などで出題されやすいので、文脈で見分けられる練習をしておきましょう。
   
   

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• イメージ: 「あなたのものを指差して伝える」イメージを持つと覚えやすいです。
  


• スペリング: “you + r” つまり、 “you” に “r” がついて「あなたのsomething」とイメージすると、混同が減ります。
  


• 勉強テクニック:
  
  
  
  1. “your” の後ろには必ず名詞が続く(あるいは形容詞＋名詞が続く)ことをチェック。
     
  
  
  2. “you’re = you are” と入れ替えて、文として意味が通じるか確認する方法で判別。
  
  

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「your」は英語学習の最初期にマスターすべき必須単語です。日常でもビジネスでも、幅広い場面で登場するので、今回のポイントをしっかり理解して、正しく使えるようにしましょう。