最終更新日:2024/12/15

〈事〉‘を'理解する,‘の'意味をつかむ / 〈人〉‘を'理解する,‘の'気持ち(立場)が分かる / 〈物事〉‘に'精通している,‘を'よく知っている / …‘と'推測する,思う:《understand+名+to do旨が…すると思う》 / 《understand+that 節…であると聞いている》 / 理解する,意味をつかむ(が分かる) / 聞いている / 人の立場を理解する

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元となった辞書の項目

understand

動詞

〈事〉‘を'理解する,‘の'意味をつかむ / 〈人〉‘を'理解する,‘の'気持ち(立場)が分かる / 〈物事〉‘に'精通している,‘を'よく知っている / …‘と'推測する,思う:《understand+名+to do旨が…すると思う》 / 《understand+that 節…であると聞いている》 / 理解する,意味をつかむ(が分かる) / 聞いている / 人の立場を理解する

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解説

以下では、英単語 understand をできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語/日本語)


  • 英語: “to perceive the meaning of something” / “to grasp the idea or concept”

  • 日本語: 「意味を理解すること」「分かること」

「understand」は、相手の言葉・状況・考えなどを正しく把握し、意味をしっかり掴むときに使われる動詞です。日常でも文章でもよく使われる非常に基本的な単語です。

品詞


  • 動詞(Verb)

活用形


  • 原形:understand

  • 三人称単数現在:understands

  • 現在分詞・動名詞:understanding

  • 過去形・過去分詞:understood

他の品詞形


  • 名詞形:understanding(名詞として「理解」、あるいは「理解力」という意味)

  • 形容詞:understandable(「理解できる」「わかりやすい」)

  • 副詞:understandably(「理解できるように」)

CEFRレベルの目安


  • B1 (中級)

    幅広い場面で使われる基本動詞なので、英語学習の早い段階から身につけておきたい単語ですが、様々なニュアンスや派生もあるため中級レベル以上に該当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語:特にはっきりした接頭語はありませんが、「under-」が目につきます。ただし “understand” は「下で理解する」のような単純な意味合いではなく、古英語からの伝統的な綴りです。

  • 語幹:stand

派生語や類縁語


  • misunderstanding (名詞):「誤解」、understand から派生

  • understandable (形容詞):「理解できる」

  • understandably (副詞):「当然のことながら、理解できるように」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. fully understand ⇒ 完全に理解する

  2. hardly understand ⇒ ほとんど理解できない

  3. understand the concept ⇒ 概念を理解する

  4. understand the situation ⇒ 状況を理解する

  5. fail to understand ⇒ 理解できない

  6. be able to understand ⇒ ~を理解できる

  7. make someone understand ⇒ 誰かに理解させる

  8. understand correctly ⇒ 正しく理解する

  9. try to understand ⇒ 理解しようとする

  10. have difficulty understanding ⇒ 理解に苦労する


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “understandan” に由来するとされます。語源的には “under” + “stand” が組み合わさってできていますが、現在の英語では「下に立つ」というよりは「その下の意味まで踏み込む」や「根本をつかむ」といった抽象的な意味合いを持ちます。

ニュアンス


  • 誰かの感情や動機を「理解する」場合にも “understand” が使え、「気持ちをわかる」という親しみや共感のニュアンスを含む場合もあります。

  • 口語・カジュアルからフォーマルまで幅広く使われ、ビジネス文書や学術的な文脈でも自然に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: “understand” は、後ろに目的語 (物事や人の発言など) をとる他動詞です。

    例) I understand this book. (私はこの本の内容を理解している)


  • “understand” that節:

    例) I understand that you are busy. (あなたが忙しいことはわかっています)


  • “understand” how/why/what 構文:

    例) I don’t understand why he left. (なぜ彼が去ったのかわからない)


  • イディオムとしては特にありませんが、「I see」や「got it」など口語的な言い換え表現で補われることがあります。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例文


  1. “I don’t understand what you just said.”

    (今言ったことがよくわからないよ。)

  2. “Do you understand the rules of this game?”

    (このゲームのルール、わかった?)

  3. “I understand you’re tired, so let’s take a break.”

    (疲れてるのわかるから、ちょっと休憩しよう。)

ビジネス(フォーマル寄り)の例文


  1. “I understand your concerns and will address them promptly.”

    (ご懸念は理解しておりますので、速やかに対応いたします。)

  2. “I understand the importance of meeting the deadline.”

    (締め切りを守ることがどれほど重要かは理解しています。)

  3. “Your feedback is crucial for us to understand our clients’ needs better.”

    (お客様のニーズをよりよく理解するために、ご意見は非常に重要です。)

学術的/フォーマルな例文


  1. “It is essential to understand the theoretical framework behind this study.”

    (この研究の背後にある理論的な枠組みを理解することは不可欠です。)

  2. “To understand the historical context, we must examine primary sources.”

    (歴史的な背景を理解するには、一次資料を調査する必要があります。)

  3. “Researchers strive to understand the underlying mechanisms of the phenomenon.”

    (研究者たちは、その現象の根底にある仕組みを理解しようと努めています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. comprehend(理解する)


    • “comprehend” は「意味を深く把握する」というニュアンスで、ややフォーマル。


  2. grasp(把握する)


    • “grasp” は「しっかり掴む」というイメージがあり、対象を的確に捉える感じ。


  3. get(わかる)


    • “get” は口語的でカジュアル。「なるほどね!」くらいの軽い感覚。


  4. follow(ついていく、理解する)


    • “follow” は、相手の説明や論理の流れについていけるかどうかを表す。


反意語


  • misunderstand(誤解する)


    • “understand” の反意語として最も用いられる表現。しっかり把握できていない状態を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /ˌʌndərˈstænd/

  • 強勢は“stand”の部分にあります(un-der-STAND)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音差は小さいですが、母音の発音などが微妙に異なる場合があります。


    • アメリカ英語: 「アンダ(r)スタァンド」

    • イギリス英語: 「アンダスタンド」


  • よくある間違いとして、アクセントの位置を間違えて「UN-der-stand」と言ってしまう人がいますが、正しくは「un-der-STAND」です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「understand」を「understund」「unerstand」などと綴らないよう注意。

  • 同音・類似表現との混同: “understand” と “understandable”/“misunderstand” の使い分けに気をつける。

  • 試験や資格試験(TOEIC・英検など)での出題傾向:


    • “I understand 〜” で後ろに that節や間接疑問文 (why節、how節など) が続く形がよく穴埋め問題に出ることがあります。

    • “misunderstood” との区別を問う問題が出る場合もあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「under + stand」で一見「下に立つ」というように見えますが、実際は「深い部分(下)の意味まで自ら“立つ” (reach)」というイメージで覚えると、真髄まで理解する感じがわかりやすくなります。

  • 「『わかる』→ I get it.」の「get」と同じように、会話で頻出なので何度も耳にしながら覚えるのがおすすめです。

  • 自分が誰か(相手)を心から理解するときのイメージを思い浮かべると、感情的なニュアンスが強くなる点も記憶に残りやすいでしょう。


以上が、understand の詳細な解説です。理解(understand)を深めるために、例文や派生語、コロケーションなどを何度も声に出して練習すると効果的です。

意味のイメージ
understand
意味(1)

〈事〉‘を'理解する,‘の'意味をつかむ

意味(2)

〈人〉‘を'理解する,‘の'気持ち(立場)が分かる

意味(3)

〈物事〉‘に'精通している,‘を'よく知っている

意味(4)

…‘と'推測する,思う:《understand+名+to do旨が…すると思う》

意味(5)

《understand+that 節…であると聞いている》

意味(6)

理解する,意味をつかむ(が分かる)

意味(7)

聞いている

意味(8)

人の立場を理解する

語彙を覚えるための辞書問題

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