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rely
解説
1. 基本情報と概要
単語: rely
品詞: 動詞 (intransitive verb: 自動詞)
意味(英語): To depend on someone or something with confidence or trust.
意味(日本語): ある人や物事に信頼を置き、依存・頼りにすること
「誰かや何かに頼る」というニュアンスで使われる単語です。よく「rely on ~」や「rely upon ~」の形で登場し、「~を当てにする」「~に頼る」といった意味を表します。
活用形
- 原形: rely
- 三人称単数現在形: relies
- 現在分詞 / 動名詞: relying
- 過去形: relied
- 過去分詞: relied
他の品詞形
- 名詞形: reliance (例: “their reliance on technology”)
- 形容詞形: reliant (例: “He is reliant on his parents.”)
または reliable(「信頼できる」の意味ですが、rely から派生した形容詞というよりは別の派生語です)
CEFRレベルの目安: B2 (中上級)
- B2: 日常会話だけでなく、ある程度複雑な場面でも使用が求められるレベル。自分の考えをサポートするために、論理的に表現する際にも便利です。
2. 語構成と詳細な意味
- rely は大きく分けて接頭語・接尾語を含まない短い語ですが、もともと「re- (再び) + ly (結びつく、結合する語源)」に由来するとされます。
- rely on / rely upon はセットで用いられ、「~に頼る」という意味を持ちます。
関連語や派生語
- reliance (名詞): 「信頼、依存」
- reliant (形容詞): 「頼っている」
- reliable (形容詞): 「信頼できる」(ただし形は似ているが、由来はやや異なるとも言われます)
コロケーションや関連フレーズ(10個)
- rely on someone’s advice (誰かのアドバイスに頼る)
- rely heavily on (大いに頼る)
- rely solely on (ただひたすら~に頼る)
- rely on technology (テクノロジーに頼る)
- rely on intuition (直感に頼る)
- can’t rely on (~をあてにできない)
- rely on resources (リソースに依存する)
- rely on someone’s support (誰かのサポートに頼る)
- over-rely on (過度に頼りすぎる)
- rely upon past experiences (過去の経験に頼る)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中世フランス語の「relier (再び結ぶ、筋道を付け直す)」が由来とされ、そこから「結びつく」「依存する」という意味合いになりました。
- ニュアンス: 「頼りにする」「信じて依存する」というニュアンスを強調します。人間関係や物事の成り立ちにおいて「期待している」感覚を伴います。
使用時の注意点
- rely on は日常会話・ビジネス・公的な文章まで幅広く使われます。
- rely upon はややフォーマル・文語調です。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞 (intransitive verb) なので、目的語を直接取らず、「rely on + 名詞/代名詞」の形で使います。
例: “I rely on you.” (彼に頼っている/当てにしている) - フォーマル/カジュアル: 両方で使用可。 “rely upon” はややフォーマル。
- 「rely」の受動態は基本使われません (“be relied on” とはあまり言わず、“be depended on” などを使うことが多い)。
一般的な構文やイディオム
- rely on(upon) + 人/物/こと: 「~に頼る」
- over-rely on(upon) + 人/物/こと: 「~に過度に頼りすぎる」
5. 実例と例文
日常会話での例文(3例)
- “I rely on my cellphone to wake me up every morning.”
(毎朝起きるのに携帯電話のアラームに頼っているよ。) - “You can rely on Tom; he’s always punctual.”
(トムを頼りにしていいよ。いつも時間に正確だから。) - “I rely on coffee to get me through late-night study sessions.”
(夜遅くの勉強を乗り切るのにコーヒーに頼ってるんだ。)
ビジネスシーンでの例文(3例)
- “We rely on a strong marketing strategy to reach our target audience.”
(私たちはターゲット層にアプローチするため、強力なマーケティング戦略に頼っています。) - “Our team relies upon open communication to avoid any misunderstandings.”
(私たちのチームは誤解を避けるためにオープンなコミュニケーションに頼っています。) - “Many startups rely on venture capital for initial funding.”
(多くのスタートアップは初期資金調達のためにベンチャーキャピタルに頼っています。)
学術的な文脈での例文(3例)
- “The researcher relies heavily on statistical modeling to validate the hypothesis.”
(研究者は仮説を検証するために統計モデルに大きく頼っています。) - “This theory relies on multiple historical sources to form its basis.”
(この理論は複数の歴史的資料に頼ってその基礎を形成しています。) - “Our study relies upon robust data collection methods for accurate results.”
(私たちの研究は正確な結果を得るために堅牢なデータ収集方法に頼っています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- depend (日本語: 依存する)
- 「rely」とほぼ同義だが、より幅広く一般的な語。
- 「rely」とほぼ同義だが、より幅広く一般的な語。
- count on (日本語: 当てにする)
- 口語表現で「期待している」「信用している」ニュアンスがやや強め。
- 口語表現で「期待している」「信用している」ニュアンスがやや強め。
- bank on (日本語: 当てにする/期待する)
- 口語表現で金銭的感覚や大きな期待を含む時に使う。
- 口語表現で金銭的感覚や大きな期待を含む時に使う。
- lean on (日本語: 〜に頼る/〜に寄りかかる)
- 物理的・精神的に寄りかかるイメージがある。
反意語
- mistrust, distrust (日本語: 信用しない、不信感を持つ)
- doubt (日本語: 疑う)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /rɪˈlaɪ/
- アクセント位置: re-LY のように、第2音節 “ly” に強勢があります。
- アメリカ英語 と イギリス英語 で大きな違いはありませんが、イギリス英語では “r” がやや弱く発音されることがあります。
- よくある間違い: [riːˈlɑɪ] と長く引きすぎたり、[rɛ] とするなどの発音です。しっかり「リ(rɪ)」と短く始め、「ライ(laɪ)」と続けます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: rely を “relie” や “relly” と書いてしまうミスが見られます。
- on/ upon の省略: 「I rely you.」とは言えず、必ず「on / upon」が必要です。
- TOEIC・英検などの試験対策: ビジネス関連や意見を述べる問題文などで頻出です。“depend on” と同じ意味で出題されることもよくあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “rely” は “re + ly” と覚えると、何かに「結びつく(ly)」イメージを持って、「再度結びついて頼る(re)」と連想できます。
- 「頼って結ばれる」という感覚イメージを思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
- 「rely on = re + ly + on」と、必ず「on」をセットで覚えることがおすすめです。
以上が rely
の詳細解説です。日常からビジネス、学術的な場面まで幅広く使える便利な動詞なので、例文や同義語と合わせて覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
あてにする,たよる