最終更新日:2024/06/10
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元となった辞書の項目

disposable

【形】使い捨てにできる / 自由に使える【名/C】使い捨て製品

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外食する時はいつも使い捨ての箸を持っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: disposable

品詞: 形容詞 (時々名詞的用法もあります)

英語での意味: “designed to be thrown away after use” / “intended to be used only once and then discarded”

日本語での意味: 「使い捨ての」または「1回限りで捨てられるように作られた」

「使い捨てのコップやカメラなど、一度使ったら捨てる前提のものを指すときに使われる形容詞です。日常生活でもビジネスでも、環境問題の話題でもよく登場します。」


活用形


  • 原形: disposable

  • 比較級・最上級: 形容詞のため通常は比較形は使用しませんが、文脈によって “more disposable”, “most disposable” の表現が使われる場合もあります。

  • 名詞形: 「disposables」(使い捨て用品)を指すときに使われることがあります(主に複数形で「使い捨て品全般」を指すようなニュアンス)。

他の品詞を用いた例


  • 動詞: dispose (処分する)


    • 例: “We need to dispose of the waste properly.” (私たちはその廃棄物をきちんと処分する必要がある)


  • 名詞: disposal (処分、処理)


    • 例: “The proper disposal of plastic waste is crucial.” (プラスチックごみの適切な処理は重要です)


CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 日常生活の環境問題やビジネス文書などで登場し、議論の中で使われることも多い単語。少し具体的な文脈や抽象的な議論でも理解が必要。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dispose + -able


    • dispose は「(物を)配置する」「処分する」「(思い通りに)扱う」という意味。

    • -able は「~できる」「~しうる」という形容詞化の接尾語。


詳細な意味


  • 特に「使い捨ての」「一度使ったら廃棄する」という意味で最もよく使われます。

  • もう一つの意味としては「自由に使える、自由に処分できる」というニュアンスもあり、文脈によっては「(金銭など)自由に使える資源」という文脈で “disposable income”(可処分所得)という表現もあります。

派生語・関連語


  • dispose (v.): 処分する、取り扱う

  • disposal (n.): 処分、処理

  • disposable income (n.): 可処分所得

  • indisposable (adj.): 必要不可欠の(あまり一般的ではない表現)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. disposable cup(使い捨てコップ)

  2. disposable camera(使い捨てカメラ)

  3. disposable plates(使い捨ての皿)

  4. disposable utensils(使い捨ての食器類/カトラリー)

  5. disposable diapers(使い捨ておむつ)

  6. disposable gloves(使い捨て手袋)

  7. disposable products(使い捨て製品)

  8. disposable workforce(使い捨て労働力、やや比喩的に)

  9. single-use disposable(単回使用の使い捨て、重ねて強調する表現)

  10. disposable income(可処分所得)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「dispose(処分する)」の語源はラテン語 “disponere” (dis-「分離」+ ponere「置く」) からきています。そこに形容詞化の接尾語 “-able” がついて「処分できる、使い捨て可能な」という意味になりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 口語・文章どちらでも頻繁に使用されます。

  • 「使い捨て」の文脈で環境問題が深刻化する中、ネガティブな文脈(プラスチックの大量消費など)でもよく取り上げられます。

  • ビジネスや経済の分野では “disposable income” のように「自由に支出に回せるお金」という意味で使われることがあります。この場合はフォーマル寄りです。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • disposable + 名詞 で「使い捨ての○○」という意味になります。


    • 例: “disposable cups have become common at events.”


  • 「(人) has disposable income」などの表現は、「その人は自由に使えるお金を持っている」という意味。

フォーマル/カジュアル


  • 「使い捨て」の意味で使う場合は、日常会話でもビジネスでも比較的カジュアルに使えます。

  • 「可処分所得」の意味になると、ビジネス・経済文脈でややフォーマルになりがちです。

文法上のポイント


  • 形容詞としての “disposable” は可算・不可算の区別はありませんが、後ろにつく名詞の可算・不可算で表現が変わることがあります (可算名詞: cups, diapers / 不可算名詞: income)。

  • 動詞 “dispose” は他動詞ではなく “dispose of …” の形で用いることが一般的です (“of” が必要)。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you pass me a disposable plate for the barbecue?”

    (バーベキュー用に使い捨ての皿を取ってくれる?)

  2. “I bought a pack of disposable razors before my trip.”

    (旅行用に使い捨てのカミソリを買ったんだ。)

  3. “I try not to use too many disposable plastic items because of the environment.”

    (環境のために使い捨てのプラスチック製品はあまり使わないようにしてるよ。)

(2) ビジネス文脈での例文


  1. “We need to analyze the rise in disposable income to forecast consumer demand.”

    (消費者の需要を予測するために、可処分所得の増加を分析する必要があります。)

  2. “Our company is considering reducing disposable packaging to cut costs and support sustainability.”

    (当社はコスト削減と持続可能性のために使い捨て包装を減らすことを検討しています。)

  3. “The shift toward eco-friendly initiatives is decreasing the use of disposable utensils in the office.”

    (環境に配慮した取り組みの高まりで、オフィス内で使い捨てのカトラリーを使うことが減っています。)

(3) 学術的・専門的文脈での例文


  1. “Recent studies suggest that society’s reliance on disposable products contributes significantly to plastic pollution.”

    (最近の研究によると、社会が使い捨て製品に依存していることがプラスチック汚染に大きく寄与していることが示唆されています。)

  2. “Economists have found a direct correlation between disposable income growth and consumer spending patterns.”

    (経済学者たちは、可処分所得の増加と消費者の購買パターンに直接的な相関関係があることを突き止めています。)

  3. “The use of disposable research instruments can reduce cross-contamination in laboratory settings.”

    (研究室で使い捨ての器具を使用することは、交差汚染を減らすのに役立ちます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. throwaway(使い捨ての)


    • 「throwaway」は日常会話でカジュアルに使われ、やや口語的。


  2. single-use(1回使用のみ)


    • ここの「single-use」は近年、環境問題に関連してよく出てくる表現。


  3. non-reusable(再利用できない)


    • 使い捨ての文脈でより技術的な表現の印象。


使い方の違い


  • disposableは最も広く使われる一般的な表現。

  • throwawayはやや口語的、「捨ててしまう」ニュアンスが強い。

  • single-useは環境問題の文脈で、1回使用に焦点を当てる場合に多用。

反意語


  • reusable(再利用可能な)


    • 反対の概念として「何度も使える」という意味で使われます。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AE): /dɪˈspoʊzəbl/

  • イギリス英語 (BE): /dɪˈspəʊzəbl/

強勢(アクセント)の位置


  • spo の部分に強勢がきます: di-SPO-sable

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • 発音の大きな違いは “o” の部分の音 (“spoʊ” vs “spəʊ”) ですが、どちらもアクセントの位置は同じです。

よくある発音の間違い


  • “dis-POH-sable” と “dis-POE-sable” の違いを意識しないまま曖昧に発音してしまうことがあります。母音 /oʊ/ /əʊ/ をはっきり発音するよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「disposable」の中間部分 “-pos-” を “-pop-” や “-pose-” と書き間違えないように。

  2. 同音異義語: 単語としての同音異義語は特になし。ただし “dispose” と混同しやすいので、形容詞と動詞を区別して使う必要があります。

  3. 試験対策: TOEICや英検などでも環境問題や経済(可処分所得)などのトピックに関連して出題されることがあります。例文中で “disposable income” や “disposable products” の文脈を把握しておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「disposable」は “dispose(処分)” + “able(できる)” と考えれば「処分できる → 使い捨てできる」と覚えやすいです。

  • 「disposable income」を「使い捨て収入!?」と連想すると少し面白いですが、「自由に処分できるお金」と覚えられます。

  • 物理的に「捨てるイメージ(dispose of something)」を思い浮かべると、スペリングも含めてイメージしやすいでしょう。


以上が “disposable” の詳細な解説です。日常的にも学術的にも、また環境問題の文脈で現在非常に重要な単語なので、しっかり使い方をマスターしておくと便利です。

意味のイメージ
disposable
意味(1)

使い捨てにできる

意味(2)

(税金などを差し引かれた後)自由に使える

意味を覚えるための辞書問題

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