constantly

1. 基本情報と概要

英単語: constantly

品詞: 副詞 (adverb)

CEFRレベルの目安: B2（中上級）

• B2は中上級レベルで、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使いこなせるレベルです。

意味（英語）: “all the time” / “continuously”

意味（日本語）: 「絶えず」「常に」「いつも途切れることなく」

• 例えば、「彼はいつも忙しそうにしている」というニュアンスで使われることが多いです。休みなく何かが続いている様子を表します。

派生形・関連語

• 形容詞: constant（絶え間ない、不変の）
  


• 名詞: constancy（不変、不動、忠誠）
  

活用（副詞なので活用変化は特にありません）

• 副詞: constantly

副詞形しかないため、時制による変化はありません。形容詞「constant」が別の品詞での用例として存在します。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 語幹: “constant”（形容詞 “constant” は「常に変わらない」、「途切れない」という意味）
  


• 接尾語: “-ly”（副詞化する接尾語）

“constant” に “-ly” が付加されて副詞「constantly」になりました。

「constant」自体にも「絶え間ない」という意味がありますが、それを副詞にすることで「絶えず・いつも」という使い方になります。

類縁語・派生語

• constant（形容詞）: 絶えず続く、不変の
  


• constancy（名詞）: 不変・忠節
  

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. constantly remind … of ～
   
   
   
   • （…に～を常に思い出させる）
     
   
   


2. constantly changing situation
   
   
   
   • （常に変化する状況）
     
   
   


3. constantly worry about …
   
   
   
   • （…について常に心配する）
     
   
   


4. constantly improve …
   
   
   
   • （…を絶えず向上させる）
     
   
   


5. constantly monitor …
   
   
   
   • （…を常に監視する/チェックする）
     
   
   


6. constantly evolving technology
   
   
   
   • （絶えず進化する技術）
     
   
   


7. constantly check …
   
   
   
   • （…をいつも確認する）
     
   
   


8. constantly moving forward
   
   
   
   • （絶えず前進している）
     
   
   


9. constantly bother someone
   
   
   
   • （誰かをしょっちゅう悩ませる）
     
   
   


10. constantly stay in touch
    
    
    
    • （常に連絡を取り合う）
    
    

3. 語源とニュアンス

語源

• 「constant」はラテン語の “constare” （変わらないで立つ、しっかり立っている）に由来します。
  


• そこから「絶えず続いている・不変である」という意味が派生し、さらに副詞形の「constantly」で「途切れずに」「ずっと続く」というニュアンスになりました。

ニュアンス・使用時の注意点

• 「constantly」は「いつも絶えず」「ずっと続けている」という強いイメージがあります。繰り返しや持続を強調したいときに使います。
  


• 口語でも文章でも使用されます。ビジネスやフォーマルなシーンでも問題なく使える一方、カジュアルな日常会話でもよく登場します。

4. 文法的な特徴と構文

• 副詞なので、主に動詞・形容詞・他の副詞を修飾します。
  


• 「constantly」の位置は通常、動詞や文全体を修飾するときには動詞の前後、あるいは文頭・文尾に置くことが多いです。例えば、
  
  
  
  • “He constantly checks his email.” （動詞「checks」を修飾）
    
  
  
  • “She is constantly busy.” （形容詞 busy を修飾）
  
  

使用シーン

• フォーマル: レポートや学術論文などでも、「常に」「一貫して」というように使えます。
  


• カジュアル: 友達との会話でも、「しょっちゅう」「いつも～してる」といったニュアンスに相当する言葉として使われます。

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “I’m constantly trying new recipes to improve my cooking.”

   
   
   • （私は料理の腕を上げるために、常に新しいレシピを試しているよ。）
   
   



2. “My phone is constantly running out of battery.”

   
   
   • （私のスマホ、すぐ電池切れになるんだよね。）
   
   



3. “She constantly reminds me about my deadlines.”

   
   
   • （彼女はいつも私に締め切りを注意喚起してくれる。）
   
   

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “We need to constantly monitor the market trends to stay competitive.”

   
   
   • （競争力を維持するため、市場動向を常にモニターする必要があります。）
   
   



2. “He is constantly updating the project status report.”

   
   
   • （彼はいつもプロジェクトの進捗レポートを更新しています。）
   
   



3. “Our team is constantly working on improving efficiency.”

   
   
   • （私たちのチームは効率向上に向けて常に取り組んでいます。）
   
   

学術的な文脈での例文（3つ）

1. “Climate patterns are constantly changing due to global warming.”

   
   
   • （気候パターンは地球温暖化の影響で絶えず変化している。）
   
   



2. “Scientists are constantly exploring new methods to analyze this data.”

   
   
   • （科学者たちは、このデータを分析するための新しい手法を常に模索している。）
   
   



3. “The theory has been constantly revised since its first publication.”

   
   
   • （その理論は最初に発表されて以来、常に改訂が重ねられてきた。）
   
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. “continually” （絶え間なく、頻繁に）
   
   
   
   • 「constantly」よりも少し「連続性」を強調することが多いです。
     
   
   


2. “consistently” （一貫して、常に同じパターンで）
   
   
   
   • 「結果や状態が一貫している」ニュアンスを強調します。
     
   
   


3. “perpetually” （永続的に、永久に）
   
   
   
   • やや文語的・強めの響きで、途切れがない様子を指します。
     
   
   

反意語

• “occasionally” （時々）
  
  
  
  • 「constantly」が「いつも絶えず」に対して、「occasionally」は「時々」や「たまに」の意味になり、対比的に使われます。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）: /ˈkɒn.stənt.li/（イギリス英語）、/ˈkɑːn.stənt.li/（アメリカ英語）
  


• 強勢（アクセント）の位置: 「con」の部分にアクセントがあります。（CON-stant-ly）
  


• アメリカ英語とイギリス英語の違い:
  
  
  
  • イギリス英語では “o” の音が /ɒ/（少し口を丸めて）
    
  
  
  • アメリカ英語では /ɑː/（口を大きく開くような音）
    
  
  

よくある間違い

• アクセントを “stant” の部分に置いて “con-STANT-ly” と発音してしまうミスがあるので注意が必要です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: “constently” と書いてしまう場合があるため、“a” の欠如に注意。
   


2. 同音異義語との混同: “constantly”には特に同音異義語はありませんが、“consistent”（一貫した）などと混同しないようにしましょう。
   


3. 「全然」「まったく」のような強調（例えば “totally” や “completely”）と混同して使うと誤解を招くことがあります。
   


4. TOEICや英検などの試験で、「頻度や継続性」を問う問題で登場することがあります。文章中で「どのくらいの頻度で起こるか」という情報を読み取る際によく出題されます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「コンスタント」=「常に変わらない」→ 副詞にすると「常に」 というイメージで覚えられます。
  


• スペルは「con + stant + ly」を意識すると、間違いにくいです。
  


• イメージとしては「流れがずっと続いている小川」を思い浮かべると、「constantly」の「絶えず」感をつかみやすいでしょう。

以上が、副詞 **constantly** の詳しい解説です。休みなく続く動作や状態を強調したいときに、とても便利な単語です。ぜひ使い方をマスターしてください。