chest of drawers
1. 基本情報と概要
単語: chest of drawers
品詞: 名詞 (countable noun)
CEFR レベル目安: B1(中級)
- 英語: A piece of furniture with drawers stacked one above another, used for storing clothes or other personal items.
- 日本語: 引き出し付きタンス、または「整理ダンス」のこと。
- 洋服や日用品などを収納するための引き出しが複数段になった家具を指します。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われる一般的な語です。
活用形と品詞転換
- 「chest of drawers」は一般に単数形です。複数形は「chests of drawers」となります。
- 大きく文法上の変化はありませんが、他の品詞としてはほぼ使われません。単語全体が名詞句となっているため、動詞や形容詞には転換しないのが通常です。
2. 語構成と詳細な意味
- 「chest」は「箱」や「大型の収納箱」を指す名詞。
- 「of drawers」は「引き出しの(ある)」という意味を付加するフレーズ。
関連語や派生語
- drawer (名詞): 引き出し
- draw (動詞): 引く
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- wooden chest of drawers (木製の整理ダンス)
- antique chest of drawers (アンティークの整理ダンス)
- large chest of drawers (大きな整理ダンス)
- place (something) on top of the chest of drawers (整理ダンスの上に~を置く)
- open/close the drawers (引き出しを開ける/閉める)
- store clothes in the chest of drawers (整理ダンスに服をしまう)
- an empty chest of drawers (空の整理ダンス)
- reorganize the chest of drawers (整理ダンスを整理する)
- decorate the chest of drawers (整理ダンスを装飾する)
- clean out the chest of drawers (整理ダンスをきれいにする/片付ける)
3. 語源とニュアンス
- 「chest」には古英語起源(ceast, cest などとも表記)で「箱」を意味する単語からの派生が見られます。
- 「drawer」は「draw(引く)」から派生して「引き出す部分」という意味を持ち、主に 16 世紀頃から現在の形で使われるようになりました。
- 「chest of drawers」は 17 世紀頃から家具の一種として登場し、当時は木製で装飾の多いものが多く使われていました。
使用時のニュアンス・使用シーン
- 日常的に使う家具を指すため、カジュアルな会話でよく使われる言葉ですが、家具の品名としてインテリアショップやフォーマルな文章でも用いられます。
- 大げさな言い回しではないため、気軽に使えますが、家具の名前として正確に伝えたい場合は非常に便利です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a chest of drawers” / “two chests of drawers” のように数えられます。
- 語順: 「chest of drawers」の形で一つの名詞句として扱います。間に他の語を入れることは通常ありません。
- 構文例: “I have a chest of drawers in my bedroom.”
イディオム
特別なイディオムは少ないですが、家具の一部として “bedroom set” の一アイテムとして言及されることが多いです。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“I found an old chest of drawers at the flea market.”
- (フリーマーケットで古い整理ダンスを見つけたよ。)
“Could you help me move the chest of drawers to the other room?”
- (この整理ダンスを別の部屋に移動するのを手伝ってもらえる?)
“I need more space in my chest of drawers for my sweaters.”
- (セーターをしまうために、もっと整理ダンスのスペースが必要だわ。)
ビジネス (3例)
“The company donated several chests of drawers to the local charity for families in need.”
- (その会社は困窮する家族のために、いくつかの整理ダンスを地域の慈善団体に寄付しました。)
“We must confirm the price for the chest of drawers to be included in the new office furniture order.”
- (新しいオフィス家具の注文に、その整理ダンスの価格を含めるかどうか確認する必要があります。)
“The design team decided on a minimalist chest of drawers for the guest rooms.”
- (デザインチームは、ゲストルーム用にミニマリストな整理ダンスを選びました。)
学術的な文脈 (3例)
“In 18th-century England, the chest of drawers was often heavily ornamented with intricate carvings.”
- (18 世紀のイングランドでは、整理ダンスには複雑な彫刻が施されていることが多かった。)
“A study on Victorian-era furniture revealed that the chest of drawers symbolized both practicality and status.”
- (ヴィクトリア時代の家具に関する研究によれば、整理ダンスは実用性と地位の象徴でもあった。)
“Historical inventories frequently listed a chest of drawers among the essential household items.”
- (歴史的な目録には、重要な家庭用品の一つとしてしばしば整理ダンスが記載されていた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
dresser (ドレッサー)
- 北米では「chest of drawers」を「dresser」と呼ぶことが多い。鏡が付いている場合も「dresser」と呼ぶが、必ずしも鏡があるわけではない。
bureau (ビューロー)
- イギリス英語で同じような意味を指すことがあるが、「書き物机」の意味を持つ場合もあり、やや古風・フォーマル。
wardrobe (ワードローブ)
- 衣服をかけるための「洋服ダンス」で、引き出しではなく扉があるタイプ。
- 衣服をかけるための「洋服ダンス」で、引き出しではなく扉があるタイプ。
cabinet (キャビネット)
- 上下に扉がついている収納家具一般。
- 上下に扉がついている収納家具一般。
反意語
- 家具において厳密な反意語はありませんが、開放型の棚 “open shelf (オープンシェルフ)” は対照的なタイプの収納と言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA (アメリカ英語): /ˌtʃest əv ˈdrɔːrz/
- IPA (イギリス英語): /ˌtʃest əv ˈdrɔːz/
アクセント
- “chest” は [tʃést] としっかり「チェスト」。
- “of” は弱く発音され [əv] または [ə]。
- “drawers” は米英でやや違いがあり、アメリカ英語では「ドロアーズ」、イギリス英語では「ドローズ」に近い発音。
よくある発音の間違い
- [drɔː] を [droʊ] のように発音してしまう。
- 「drawers」を「draws」と短くしてしまう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- つづり間違い: “chester drawers” と間違えて書く人が多いので注意。
- 同音異義語との混同: “drawer (引き出し)” と “draw (描く、引く)” はつづりが似ているが、意味も発音も違う。
- 試験対策: TOEIC や英検などではあまり頻出の単語ではありませんが、リスニングやリーディングの家具に関する場面で稀に出る場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「chest」は「チェスト」とカタカナでもよく使われ、「引き出し(drawer)が付いた箱(chest)」と覚えると分かりやすいです。
- 「drawer」= “引き出す” イメージを持つと忘れにくいでしょう。
- 「の (of)」が入っているので、「chest of drawers」全体でひとつの名称だとイメージするとスペリングミスを減らしやすいです。
以上が「chest of drawers」の詳細な解説です。洋服などをしまう整理タンスのことなので、インテリアや家具について英語で話すときにとても便利な単語です。ぜひ覚えて活用してみてください。
たんす