最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

area

名詞

〈U〉〈C〉面積 / 〈C〉地域,地方(region, district) / 〈C〉(活動・研究・興味などの及ぶ)範囲,領域(range)《+of+名》 / 〈C〉《英》=areaway 1

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解説

1. 基本情報と概要

単語: area

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語):

1) A region or part of a place or surface.

2) A field of activity or study.

意味 (日本語):

1) 地域、領域、場所

2) (研究・活動などの) 分野・範囲

「area」は、地理的な意味で「地域」や「場所」を表すとき、または「専門領域」や「関心分野」を指すときに使われる、とてもよく使われる単語です。たとえば「政治の分野」「住宅地域」のように、多彩な文脈で使われます。

活用形や他の品詞


  • 名詞なので動詞の活用形はありません。

  • 形容詞形として「areal (地域の、領域に関する)」という語がありますが、あまり一般的ではありません。

CEFRレベル (目安)


  • A2 (初級): 基本となる領域や地域を指す名詞として、初期学習段階から頻出します。


2. 語構成と詳細な意味

“area” は、ラテン語の “area”(平らな空き地)に由来し、英語でも広い場所や領域を指すようになりました。語幹や接頭・接尾語で分解しにくい、単独の名詞と捉えられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. residential area


    • 住宅地


  2. urban area


    • 都市地域


  3. rural area


    • 農村地域


  4. area code


    • (電話の) 市外局番


  5. area of expertise


    • 専門分野


  6. restricted area


    • 立入禁止区域


  7. key area


    • 重要な分野 / 範囲


  8. parking area


    • 駐車スペース / 駐車場


  9. storage area


    • 保管場所


  10. designated area


    • 指定区域



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “area” (平らな場所、空地)から来ています。古くは地面をならした「空き地」のようなイメージでした。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 地理的な地域を表すときはカジュアルからフォーマルな文脈まで幅広く使われます。

  • 比喩的に「分野」「領域」を表すときにもよく使われ、比較的フォーマル・カジュアルどちらでも使われます。

  • 「分野」の意味で使うと、文章や会議などの中でも自然に登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)

    “a large area,” “two areas,” “some areas” のように、単数・複数の形をとります。


  • 一般的な構文例


    • “The area of interest is …”:「興味のある分野は…」

    • “This area is known for …”:「この地域は…で知られている」


フォーマル/カジュアルの使い分け:


  • 地理的・物理的な地域を表す場合は比較的一般的でカジュアル。

  • 「専門分野」を示すときはややフォーマル寄りでもOK。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “Is there a quiet area in the cafe where I can study?”


    • 「勉強できるような静かな席(エリア)はありますか?」


  2. “I moved to this area last month, and I love it here.”


    • 「先月この地域に引っ越してきたんだけど、ここが気に入ってるよ。」


  3. “Let’s look for a parking area before the concert starts.”


    • 「コンサートが始まる前に駐車場を探そう。」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our company plans to expand into new areas of the market.”


    • 「当社は市場の新分野に進出する計画です。」


  2. “Please indicate the restricted area on this map for the safety inspection.”


    • 「安全検査のため、この地図上に立入禁止区域を示してください。」


  3. “His area of expertise is digital marketing.”


    • 「彼の専門分野はデジタルマーケティングです。」


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “In this area of physics, researchers often rely on complex simulations.”


    • 「物理学のこの分野では、研究者はしばしば複雑なシミュレーションに頼ります。」


  2. “The survey covered a wide area of socio-economic topics.”


    • 「その調査は社会経済に関する幅広いテーマを扱いました。」


  3. “We found evidence of habitat fragmentation in the forested area.”


    • 「森林地域で生息地の分断化の証拠が見つかりました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. region (地域・地方)


    • より広域な範囲を指す。地理的な大きさのニュアンスが強い。

    • 例: “He lives in a mountainous region.”


  2. zone (区域・地帯)


    • 特定の目的や属性で区切られた区域。場合によっては制限された地域を示すことも多い。

    • 例: “This is a no-parking zone.”


  3. field (分野)


    • 学問や職業などの活動分野。専門範囲を強調する。

    • 例: “Her field of study is linguistics.”


  4. sector (部門・セクター)


    • 経済や産業の「部門」や社会の「領域」を指すときに使われることが多い。

    • 例: “The IT sector is growing rapidly.”


反意語


  • 実質的に「area」の直接的な反意語はありませんが、あえて挙げると「point (点)」や「spot (一点)」が量的に対照的なイメージを持ちます。


    • 例: “He indicated a specific point on the map, rather than an entire area.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ˈɛriə/ または /ˈeriə/

  • IPA (イギリス英語): /ˈeə.ri.ə/

  • アクセントは最初の “a” の音にあり、後続の “rea” は「リア」のように発音されます。

  • アメリカ英語では「エーリア」に近く、イギリス英語では「エアリア」に近い音。

  • よくある間違いは、最初の母音を曖昧にしたり、「アレア」といった形で発音することです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “aria” と間違えてしまうケース (「アリア」とは音楽用語)。

  • 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、「aria (オペラの詠唱部分)」とはスペリングが似ているため要注意。

  • 試験での出題例: TOEICなどでも「office area」「market area」といったコロケーションがよく登場し、ビジネス用語としても押さえておきたい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「エリア」というカタカナ語で馴染みのある単語として、意味を広げて覚えるとよいです。

  • 勉強テクニック: 地図上の「区画」や「得意分野」を思い浮かべると、「area = 領域」と覚えやすいです。

  • 「スペル: a-r-e-a」と「アリア (aria)」を混同しないように、「are + a (ある + 1つ)」と意識してもいいかもしれません。


以上が、名詞 “area” の詳細解説です。地理的意味から分野の意味まで、幅広い用法をぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
area
意味(1)

〈U〉〈C〉面積

意味(2)

〈C〉地域,地方(region, district)

意味(3)

〈C〉(活動・研究・興味などの及ぶ)範囲,領域(range)《+of+

意味(4)

〈C〉《英》=areaway 1

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