Source Word
needle
IPA(Pronunciation)
Noun
『針』,縫い針;(編物用の)かぎ針,編み棒 / (レコードプレーヤーの)針;(磁石・らしん盤など各種計器の)針 / 外科用の針(縫合針など);注射針 / 針状のもの;小尖塔(しょうせんとう);とがった山頂 / (マツ・モミなどの)針葉
Explanation
1. 基本情報と概要
単語: needle
品詞: 名詞(時に動詞としても用いられる)
CEFRレベル: おおむねB1(中級)程度
- 「needle」は「針」を意味する英語の名詞です。縫い物をするための針や、注射などで使う針を指します。「細くて尖ったもの」というニュアンスがあり、主に裁縫や刺しゅう、医療行為などの場面で使われます。
活用形(名詞)
- 単数形: needle
- 複数形: needles
動詞形 (to needle)
- 「(人を)いらいらさせる、からかう」という意味で使われることがあります。
- 例: She needled him about his messy room.
- 例: She needled him about his messy room.
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語・接尾語・語幹のような明確な区分はありませんが、古英語の「nǣdl」(針)に由来します。
- 他の品詞になった時の例:
- 動詞: (to) needle (いらいらさせる)
- 動詞: (to) needle (いらいらさせる)
- ニュアンスや関連語: sewing needle(縫い針)、knitting needle(編み針)、injection needle(注射針)など。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- sewing needle(縫い針)
- knitting needle(編み針)
- needle and thread(針と糸)
- needle in a haystack(干し草の山から針を探す=ほとんど不可能なこと)
- hypodermic needle(皮下注射用の針)
- compass needle(コンパスの針)
- needle prick(針でちくりと刺すこと)
- needle disposal box(注射針の廃棄ボックス)
- pine needle(松の針葉)
- record player needle(レコード針)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語「nǣdl」→中英語で「nedle」→現代英語「needle」。
- 歴史的には、縫い物や毛糸編みなどの道具として日常生活で長く使われてきました。
- 「needle」という単語は、文字通りの「針」だけでなく、「ちくりとする小さな痛み」や「いらいらさせる」ような抽象的なニュアンスを持ちます。
- 口語では「on pins and needles(固唾をのんで、ドキドキして)」という表現があり、比喩的に使われることも多いです。
- カジュアルなシーンでもフォーマルなシーンでも使われる語で、特に医療や裁縫関連ではかしこまった場面でも普通に使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a needle / needles となります。
- 例: I need a needle to sew this button on.
- 例: I need a needle to sew this button on.
- 動詞としての用法 (to needle): 他動詞的に「(人を)いらいらさせる、からかう」という意味。日常会話のややカジュアルな表現です。
- 例: He kept needling me about the mistake I made.
- 例: He kept needling me about the mistake I made.
- 一般的な構文/表現:
- a needle in a haystack: 「ごくわずかなものを必死に探す」
- on pins and needles: 「ドキドキする、不安や期待で落ち着かない」
- a needle in a haystack: 「ごくわずかなものを必死に探す」
5. 実例と例文
① 日常会話での例文
- “I need a needle and some thread to fix this tear in my shirt.”
(シャツのほつれを直すのに針と糸が必要だよ。) - “Ouch! I just poked my finger with the needle.”
(痛っ! 針で指をちくりと刺しちゃった。) - “Don’t leave your sewing needles on the floor. Someone could step on them.”
(縫い針を床に置きっぱなしにしないで。誰かが踏んじゃうかもしれないんだから。)
② ビジネスシーンでの例文
- “When presenting data, try to move the needle on your audience’s perspective.”
(データを提示するときは、オーディエンスの見方を変えられるように努めましょう。「move the needle」は変化をもたらすという比喩。) - “The market research is extensive, but we need a more precise needle of insight to make decisions.”
(市場調査は広範囲に及んでいるけれど、意思決定に必要な、より正確な視点を探る必要がある。) - “We’re trying to find a small but crucial detail in the contract—it’s like looking for a needle in a haystack.”
(契約書の中の小さくても重要なポイントを探しているところで、まさに干し草の山の中から針を探すような状態です。)
③ 学術的な文脈での例文
- “In medical procedures, the gauge of the needle determines the flow rate of fluids.”
(医療手技では、針のゲージ(太さ)が体液や薬剤の流量を決める。) - “The study focused on how pine needles affect the surrounding soil acidity.”
(その研究は、松葉が周囲の土壌の酸性度にどのように影響するかに焦点を当てた。) - “Observing the needle’s movement in sensitive instruments can indicate minor changes in pressure.”
(精密機器で針の動きを観察することで、わずかな圧力変化を示すことができる。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- pin(ピン)
- より小さくて、留める目的に使われることが多い。針よりも頭の部分が大きい場合が多い。
- より小さくて、留める目的に使われることが多い。針よりも頭の部分が大きい場合が多い。
- spike(スパイク)
- 長くて尖った棒状のもの全般を指し、含む意味は広い。釘やトゲ、スポーツシューズのスパイクなど。
- 長くて尖った棒状のもの全般を指し、含む意味は広い。釘やトゲ、スポーツシューズのスパイクなど。
- lancet(ランセット)
- 医療用の小型刃や針を指す語。指を刺して血を採る道具等で使われる。
- 医療用の小型刃や針を指す語。指を刺して血を採る道具等で使われる。
※ 「needle」は「縫う・刺す」ための、ごく一般的な針を指す最も代表的な単語。
反意語 (Antonyms)
- 直接的な「反意語」は存在しませんが、「blunt object(鈍器)」などは針のように「尖っていない」という意味で対比的に語られる場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈniː.dəl/
- アメリカ英語: [ニードゥル](「d」の後の「l」があまりはっきり発音されず、やや「ニードゥ(ル)」に近い)
- イギリス英語: [ニー(d)ル](アメリカ英語に比べやや「l」をはっきりめに発音する場合が多い)
- アクセントは先頭の「nee」に置かれます。
- よくある間違いは「ニードル」など、「d」の後ろの子音が聞こえづらいことから、スペルを “needel” と書いてしまうことなどです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「needel」「nedle」などとつづりを間違えないように注意。
- 同音異義語の混同: 特に同音異義語はありませんが、「needle」と「need」はつづりが似ているため混同しないよう注意。
- 口語表現の「to needle someone」(人をいらいらさせる) は日本語訳が文脈で変わりやすいので気をつけてください。
- 資格試験(TOEIC・英検など)では、慣用表現(a needle in a haystack など)の意味を問うことや、名詞・動詞両方の用法が出題されることがあるので要注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「needle」を覚えるときは、「針でチクッと刺されるイメージ」を連想すると定着しやすいです。
- 「nee」部分を「ニー」と音をしっかり伸ばして発音し、「dle」を素早く言うイメージを持つと混乱しにくいでしょう。
- “A needle is needed to sew.” という簡単なリズム付きフレーズを自分で唱えるのもおすすめです(needleとneedのつながりを意識する)。
これらを踏まえて、普段から「needle」に触れる場面(裁縫、注射、慣用表現など)で意識的に言葉を使ってみると、自然とニュアンスや用法が身につきます。ぜひ活用してみてください。
Sense(1)
針,縫い針;(編物用の)かぎ針,編み棒
Sense(2)
(レコードプレーヤーの)針;(磁石・らしん盤など各種計器の)針
Sense(3)
外科用の針(縫合針など);注射針
Sense(4)
針状のもの;小尖塔(しょうせんとう);とがった山頂
Sense(5)
(マツ・モミなどの)針葉