Last Updated:2025/11/29

In which case, please let me know.

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Source Word

in which case

IPA(Pronunciation)

《前文の内容を受けて》もしもそうした場合には, もしそうなった場合には

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Explanation

以下では、“in which case”というフレーズについて、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “in which case”

  • 日本語: 「もしそういう状況(場合)であれば」「その場合には」

「in which case」は、直前の文や状況で述べた内容を受けて、「もし(そこで述べた状況が)起こったら」という意味を表します。ややフォーマルなニュアンスでよく使われ、話題にしている条件が成立するならば、この後に続く結果・対応が起こる、といった論理的なつながりを示します。

品詞・活用形


  • フレーズ全体としては、接続詞(やや副詞的な役割も持つ)に近い表現です。

  • 個別にみると、


    • in (前置詞)

    • which (関係代名詞)

    • case (名詞)


  • 「which」が「前の文や状況」を代名詞として受けています。

  • 活用形というより、句として固定的に使われる表現です。

他の品詞形


  • 「which」は、形容詞的に用いられることもあり (“which book?” など)、「case」は名詞で “cases” と複数形もありますが、フレーズとしての “in which case” は一定の形です。

  • 同様の役割をする類似フレーズ: “in that case”, “if so”, など。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級):

    日常的な会話の中でも使えますが、少しフォーマルな文脈の方が多い表現です。中上級レベルの英語学習者が、論理展開や条件付けを丁寧に説明するときに使える、やや高度な表現といえます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • このフレーズは、以下の語から構成されています。


    • in (前置詞:「〜の中に」)

    • which (関係代名詞:「どれ」「どちら」など)

    • case (名詞:「場合」「状況」)


「前の文や内容」というものが“which”によって指し示され、その状態の中(in)というニュアンスが「case(場合・状況)」と合わさり、「もしそれが当てはまる状況ならば」という意味を作り出しています。

他の単語との関連性(派生語や類縁語など)


  • “in that case” : 「その場合には」— “in which case”ほどフォーマルではないが、意味は近い。

  • “case in point” : 「適例」「好例」— “case”が使われる熟語。

  • “in any case” : 「いずれにせよ」— 総括的に話を進めるときに使われる。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “in which case we might…”


    • (その場合には私たちは〜するかもしれない)


  2. “in which case you should…”


    • (その場合にはあなたは〜するべきだ)


  3. “in which scenario”


    • (どのようなシナリオにおいて、フォーマル寄り)


  4. “in any case though”


    • (いずれにしても、ただ…)


  5. “in such a case”


    • (そのような状況において)


  6. “if that happens, in which case…”


    • (もしそれが起こると、その場合には…)


  7. “in the event of an emergency, in which case…”


    • (緊急事態の場合には、その場合には…)


  8. “in which case we have no choice but to…”


    • (その状況では〜するしかない)


  9. “in this situation, in which case you may need to…”


    • (この状況下では、その場合〜が必要かもしれない)


  10. “you might be late, in which case please call”


    • (遅れるかもしれないので、その場合は電話してください)



3. 語源とニュアンス

語源


  • “case”はラテン語の“casus(出来事、偶然)”に由来し、「状況」「場合」という意味を持ちます。

  • “which”は古英語からあり、関係代名詞として多用されてきました。

  • “in which”という形で「〜の中で」「〜における」という繋がりが強調され、そこに“case”が加わることで条件づけのニュアンスを作り出しています。

使用時の注意点・微妙なニュアンス


  • 文語・フォーマルな場面で使われやすい表現ですが、口語でも丁寧な言い回しとして使われることがあります。

  • “in that case”よりもフォーマルで、論理の繋がりを強調するニュアンスがあります。

  • 主張や結論を補足・制約付きで述べたいときに適しています。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • 直前の文または節に続けてコンマ(,)で区切ったうえで使われることが多い

    例: “He might not finish on time, in which case we’ll have to find another solution.”

  • 文頭で使われることは比較的少なく、主に中間・後置的に挿入されます。

イディオムの紹介


  • “in which case”自体はイディオムというよりは句(フレーズ)ですが、上記のように「if that situation arises」という条件を導入する働きをします。

フォーマル/カジュアル


  • フォーマル:レポート・エッセイ・ビジネスメールなどで使いやすい。

  • カジュアル:日常会話でも使われますが、もう少し口語的には “in that case” や “if so” を使うほうが自然です。

文法ポイント


  • 他動詞・自動詞の区別は問いません。「前の節・文が指す“状況”や“事態”を受け、それが起これば…」という論理接続に重点があります。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈の3つの場面で、それぞれ3つずつ例文を挙げます。

① 日常会話


  1. “We might miss the bus, in which case we’ll just walk.”


    • (バスに乗り遅れるかもしれないから、その場合は歩いて行こう。)


  2. “I’m not sure if I’ll make it to the party, in which case please go without me.”


    • (パーティーに行けるか分からないから、その場合は私抜きで行ってね。)


  3. “It could rain this afternoon, in which case you should bring an umbrella.”


    • (午後に雨が降るかもしれないから、その場合は傘を持って行ったほうがいいよ。)


② ビジネス


  1. “The client might request additional data, in which case we’ll have to prepare an updated report.”


    • (クライアントが追加データを求めるかもしれないので、その場合は新しいレポートを用意する必要がある。)


  2. “We may not receive funding on time, in which case the project timeline will be delayed.”


    • (予定どおり資金が下りないかもしれません。その場合プロジェクトのスケジュールは遅れるでしょう。)


  3. “We’re waiting for their feedback, in which case we can finalize the proposal by Friday.”


    • (先方からのフィードバックを待っています。その場合には金曜日までに企画書を確定できます。)


③ 学術的・専門的


  1. “The experiment may yield conflicting results, in which case further trials will be necessary.”


    • (実験は矛盾する結果をもたらすかもしれません。その場合は追加試験が必要になるでしょう。)


  2. “The hypothesis could be disproven, in which case we must reconsider the theoretical framework.”


    • (仮説が否定される可能性があります。その場合、理論的枠組みを再検討しなければなりません。)


  3. “Participants might drop out, in which case our sample size will be reduced.”


    • (被験者が途中で辞退するかもしれません。その場合、サンプル数が減ってしまいます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “in that case”


    • 日本語: 「その場合は」

    • ニュアンス: “in which case”よりもややカジュアル。基本的に同じ意味だが、論理展開をよりラフに示す。


  2. “if so”


    • 日本語: 「もしそうなら」

    • ニュアンス: 直接的に「もしそうならば」を示し、簡潔。


  3. “then”


    • 日本語: 「それならば」

    • ニュアンス: 一番短くカジュアルなつなぎ方。


反意語


  • 条件を示すものであり、明確な「反意語」は存在しませんが、逆接として “however” や “nevertheless” などを使う場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪn wɪtʃ keɪs/

  • アメリカ英語・イギリス英語とも大きな違いはありませんが、


    • アメリカ英語: [ɪn wɪtʃ keɪs] (/wɪtʃ/ がやや軽快に発音されることが多い)

    • イギリス英語: [ɪn wɪtʃ keɪs] (/wɪtʃ/ をはっきり発音することが多い)


  • アクセント: “in WHICH CASE” の “which” と “case” の両方に意識を置くことが多く、文脈によっては “case” に強調がかかります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “which” と “witch”(魔女) を混同しないように注意。

  • “in which case” と “just in case” は全く別の意味なので、混同しやすい点に注意。


    • “just in case” は「念のため」「万が一に備えて」という意味。


  • TOEIC・英検などの試験で、接続詞・句を使った論理展開問題の中で見かける可能性があります。意味を把握しておくと長文読解に有利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “in which case” は 「もしその中の状況ならば」と考えるとイメージしやすい。

  • “which” は「どの状況?」と指し示す関係代名詞。“in ~” があるので「その環境・状況の中において」というイメージで結びつける。

  • 「that よりも which の方がフォーマル」という感覚をもっておくと使い分けに便利です。

  • 勉強テクニックとしては、 “We might ~, in which case ~.” という型で練習すると、自分の英文を自然で論理的に展開しやすくなります。


以上が “in which case” の詳細な解説です。条件を示す際にスムーズに使えると、英語の文章や会話が論理的で洗練された印象を与えます。ぜひ活用してみてください。

Meaning Image
in which case
Sense(1)

《前文の内容を受けて》もしもそうした場合には, もしそうなった場合には

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