最終更新日:2024/06/17
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script

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元となった辞書の項目

script

名詞

〈U〉手書き, 筆記体 / 筆記活字 / 〈U〉〈C〉(ある言語の)文字, (alphabetなどの)文字体系 / 〈C〉台本, 脚本

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俳優は演劇の台本を暗記しました。

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解説

名詞 “script” の詳細解説


1. 基本情報と概要

・意味(英語)

“Script” means the written text of a play, film, broadcast, or speech.

・意味(日本語)

「script(スクリプト)」は、演劇や映画、放送、スピーチなどのために書かれた台本、脚本、または文字や記号の書き表し方を指します。

「台本」や「脚本」という意味で、セリフがまとめてあったり、物語の進行や舞台指示が書かれている文書のことです。演劇や映画、プレゼンテーションなどの準備をするときに使われます。割とフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも、広く使われる単語です。

・品詞

名詞(countable noun)

・活用形

名詞なので、形そのものは変化しませんが、複数形は“scripts”となります。

・他の品詞形(例)


  • 動詞として使われる形: “to script” → 「(台本や計画を)書く」「台本を用意する」(例: “He scripted the entire show.”)

  • 派生語: “scriptwriter” (名詞) → 「脚本家」

・CEFRレベルの目安

B2(中上級)

→ B2は「ある程度複雑な文章や専門的な内容を理解できるレベル」です。scriptは映画やプレゼンなどの文脈で使いますが、日常英会話だけでなく、さらに学術的・ビジネス的文脈でも出てくる可能性があるため、B2レベルと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

・語構成


  • “script” は単独の語で、接頭語・接尾語が明確にはついていません。語幹 “script” はラテン語の “scribere”(書く)に由来しています。

・派生語や類縁語


  • “scriptwriter” (脚本家)

  • “manuscript” (原稿、手稿) など「書く」を意味するラテン語 “scribere” に由来する単語はほかにも “describe”, “subscribe”, “prescribe” などがありますが、意味合いは異なる場合が多いです。

・よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10選)


  1. write a script → (台本を書く)

  2. film script → (映画の脚本)

  3. stage script → (舞台劇の台本)

  4. script reading → (台本の読み合わせ)

  5. script editor → (脚本編集者)

  6. revise the script → (台本を修正する)

  7. script approval → (脚本の承認)

  8. script format → (脚本の書式)

  9. script draft → (台本の草案)

  10. memorize the script → (台本を暗記する)


3. 語源とニュアンス

・語源

“Script”はラテン語の“scriptum”(書かれたもの)や、さらに遡ると “scribere”(書く)に由来します。中世期から「書き物」や「文字体系」という意味で使われてきましたが、のちに「台本」「脚本」の意味合いが広がりました。

・ニュアンス・使用時の注意点


  • 「script」は演劇や映画などの台本に使うときはわかりやすくフォーマルな響きですが、会話やビジネス書類などでも自然に使われます。

  • 時にはIT分野でも「スクリプト言語」「シェルスクリプト」など、プログラムを自動実行するための「スクリプト」としても使われるため、文脈によっては技術的な意味合いも含まれます。

  • カジュアルに使う場合は「play script(戯曲の台本)」「movie script(映画の脚本)」などと目的を明確にすると伝わりやすいです。


4. 文法的な特徴と構文

・名詞 (countable noun)

“a script” / “the script” / “scripts” など、可算名詞として扱います。


  • He wrote the script for the play.

  • They are reading different scripts for the performance.

・使用シーン(フォーマル/カジュアル)


  • 映画、舞台、ドラマ、スピーチなど正式の文脈で使う場合が多め。

  • 「script up」などの動詞表現はカジュアルで、「脚本を書く」を気軽に表すこともあります(口語寄り)。

・イディオムや構文の例


  • “Go off script” → 「台本から外れる」「アドリブで話す」

  • “Stick to the script” → 「台本通りに進める」「決まった進行どおりに行う」


5. 実例と例文

① 日常会話で使われる例文


  1. “I forgot my lines because I lost the script!”

    (台本が見つからなくてセリフを忘れちゃった!)

  2. “Could you hand me the script? I want to highlight my part.”

    (台本を取ってくれる?自分のところにマーカーを引きたいんだ。)

  3. “We have to rehearse the script before the school play.”

    (学校の劇の前に、台本を使ってリハーサルしなきゃ。)

② ビジネスシーンで使われる例文


  1. “Please follow the sales script when calling clients.”

    (顧客に電話するときは、あの販売用のスクリプトに従ってください。)

  2. “Our presentation script needs to be polished for the investor meeting.”

    (投資家とのミーティングのために、プレゼンの台本をもう少し洗練させる必要があります。)

  3. “We prepared a detailed script for the webinar to keep it organized.”

    (ウェビナーをスムーズに進行するために、詳細な台本を用意しました。)

③ 学術的/研究文脈で使われる例文


  1. “The researcher wrote a script to automate the data analysis process.”

    (研究者はデータ分析を自動化するためのスクリプトを書いた。)

  2. “In our linguistic study, we examined the phonetic script of ancient texts.”

    (私たちの言語学の研究では、古代の文書の音声文字を調査しました。)

  3. “The script used for this experiment ensures consistent instructions for all participants.”

    (この実験で使用される台本は、すべての参加者に一貫した指示を与えるようにしています。)


6. 類義語・反意語と比較

・類義語 (Synonyms)


  1. “screenplay” → (映画の脚本)


    • ニュアンス: 基本的に映画向けの台本を指す。


  2. “scenario” → (シナリオ)


    • ニュアンス: 映画・テレビ番組などのストーリー構成や場面割りを記述した文書。


  3. “manuscript” → (原稿、手稿)


    • ニュアンス: 手書きの原稿や初稿の文書に強いイメージ。


  4. “text” → (文、本文)


    • ニュアンス: 「テキスト」「文章」として最も一般的・広範囲に使われる。


・反意語 (Antonyms)


  • “improvisation” → (即興)


    • ニュアンス: 台本なしで行うパフォーマンスやスピーチ。


・使い分けのポイント


  • “script” はあくまで台本・脚本全般。映画に特化するときは“screenplay”がより的確。

  • “manuscript” は一般的に書籍や学術的原稿にも使われる。

  • “improvisation” は台本がない状態を指し、対極的な存在。


7. 発音とアクセントの特徴

・発音記号(IPA)


  • イギリス英語 (BrE): /skrɪpt/

  • アメリカ英語 (AmE): /skrɪpt/

・強勢(アクセント)の位置


  • 「script」の1音節目 “skrɪpt” にアクセントがあります(単音節なので、そこしかありません)。

・よくある発音の間違い


  • /sc-/ が [sk] にならず [ʃ] のように発音してしまう場合がありますが、正しくは [sk] です。

  • 母音 [ɪ] を [iː] で伸ばしすぎないように注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス

    “script” は “scrip” と最後の “t” を忘れがち。必ず“t”を含めること。

  2. 同音異義語との混同

    同音異義語はありませんが、 “script” と “scripture”(聖書の文言)を混同しないように注意。

  3. 「スクリプト言語」と混乱

    IT用語で「スクリプト」とあるときはプログラミングの自動化に関わる文脈が多いです。台本の意味とは文脈が違う点に注意。

  4. 試験対策

    TOEICや英検などでも、ビジネスの電話対応やプレゼンに必要な「sales script(営業トークスクリプト)」などが出題される場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント1: 「script = 書く (scribere) + t」と覚える!

  • ヒント2: パソコンの「スクリプト(自動化用プログラム)」と、「台本」という2つのイメージを結びつけると、どちらも「一連の流れを文章化して書いたもの」という共通点があるので「書く(scribere)」という語源を意識できる。

  • ヒント3: 自分の好きな映画やドラマの「script」をネットで探して読んでみると、セリフの英語表現も一緒に覚えられて一石二鳥。

Scriptという言葉は演劇・映画中心に覚えがちですが、ビジネスや学術分野でも「事前に書き起こした台本や手順書」という意味で幅広く使われるため、積極的に活用してみてください。

意味のイメージ
script
意味(1)

〈U〉手書き;筆記体

意味(2)

〈U〉筆記活字

意味(3)

(ある言語の)文字,(alphabetなどの)文字体系

意味(4)

台本,脚本

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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