最終更新日:2024/06/13
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internally

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元となった辞書の項目

internally

【副】内部で;内面的に;国内で

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会社は内部で部門を再編成しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: internally

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): in an internal manner; from the inside

意味(日本語): 内部で、内面的に、内的に

「internally」は「内部で、内面的に」という意味を持つ副詞です。「外側からではなく内側の観点で」「表面ではなく深く内部の部分で」「物事を内々に処理する」といったニュアンスを持っています。たとえば「情報を社内で共有する」「自分の心の中で判断する」といった場面で使われるイメージです。

活用形・その他の品詞


  • 副詞なので、基本的に活用形(時制変化など)はありません。

  • 形容詞形は「internal(内部の、内面の)」、名詞形は「internality(内面的なこと/状態)」(あまり一般的ではありません)、動詞形としては「internalize(内面化する)」があります。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    「internally」は学術的・ビジネス的な文脈でもよく使われるため、中上級レベルの語彙に当たります。B2レベルは「ある程度複雑な内容の文章や会話を理解・使用できる段階」です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「internal」


    • 「内部の」「内面的な」を意味する形容詞。


  • 接尾語: 「-ly」


    • 形容詞を副詞に変える一般的な接尾語です。


「internally」は「internal」の副詞形で、「内部で」「内面において」という詳細な意味を担います。「内部的なプロセス」「心の問題」「組織内で処理すること」などを示すときに使われます。

派生語・類縁語など


  • internal(形容詞): 内部の、内面の

  • internalize(動詞): 内面化する、(習慣・価値観などを)自分の中に取り込む

  • internality(名詞): 内部性、内面的な性質(あまり一般的ではない)

よく使われるコロケーション10選


  1. be discussed internally (社内・組織内で議論される)

  2. communicate internally (内部で情報を伝達する)

  3. handle matters internally (事柄を内部で処理する)

  4. think internally (内省して考える)

  5. internally consistent (内的に整合性がある)

  6. internally generated data (内部的に生成されたデータ)

  7. internally focused (内面に焦点を当てた、内向き志向の)

  8. internally displaced persons (国内避難民)

  9. internally motivated (内面的に動機づけられた)

  10. internally review (内部で再検討する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “internus”(内部の)から来ており、英語の “internal” は「内側にある」を意味します。その副詞形が「internally」です。

  • 歴史的使用: 古くは組織や社会などの「内部」のことよりも、人間の体の中や精神の奥を指す意味で使われることが多かったようです。現代でも身体面・精神面・組織面など幅広い文脈で使用されます。

使用時の注意点やニュアンス


  • 「外部」ではなく「内部」に焦点があることを強調したい時に用います。

  • 社内文書や専門家同士の文脈など、ややフォーマルな響きがありますが、日常会話でも「心の中で」という文脈で使うこともあります。

  • 口語というよりはビジネス・学術文書でよく見かけます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞: 動詞や形容詞、あるいは他の副詞などを修飾します。

  • 使用シーン:


    • フォーマル: ビジネスレポートや論文中での「内部的に」「社内的に」

    • カジュアル: 日常会話での「心の中では」「内面的には」


一般的な構文例


  • “We decided to handle the issue internally.”

  • “She kept her concerns internally, refusing to speak up.”

文法上のポイント


  • 「internally」は可算・不可算の区別が存在しない「副詞」です。

  • 他動詞・自動詞など、動詞の形態によらず、動詞を修飾する形で使われます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I struggled internally with that decision for weeks.”

    (私はあの決断について数週間、心の中で葛藤していました。)

  2. “He might seem calm, but he’s actually quite anxious internally.”

    (彼は落ち着いて見えるけど、実は内心かなり不安を感じてるんだ。)

  3. “Try to reflect internally before you act.”

    (行動する前に、まずは自分の内側を見つめてみて。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We will first discuss this issue internally and then inform our clients.”

    (まず社内でこの問題について話し合い、その後クライアントに連絡します。)

  2. “All the financial data is shared internally to maintain transparency.”

    (財務データは透明性を保つため、社内で共有されています。)

  3. “They decided to reorganize the team internally to improve efficiency.”

    (効率化を図るために、彼らは社内でチームを再編することにしました。)

(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “The experiment must be replicated internally within the laboratory.”

    (その実験は研究所内で再現される必要があります。)

  2. “Patients often experience stress both externally and internally.”

    (患者はしばしば外部的にも内部的にもストレスを感じます。)

  3. “Companies analyze data internally to protect proprietary information.”

    (企業は機密情報を守るために社内でデータを解析します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. inwardly(内心では、内向きに)


    • こちらはより精神的・感情的な「内面」を強調するニュアンスが強いです。


  2. within(内部で、内側)


    • 前置詞としても使われ、「範囲内で」や「〜の中で」という広範な意味があります。


  3. inside(内側で、内部に)


    • 副詞・前置詞・名詞としても使われ、「物理的な内側」という感じが強いです。


反意語


  1. externally(外部で、外部的に)


    • 「internally」と反対に「外側で」「外部から」の意味を示します。


  2. outwardly(外面上は、外部的には)


    • 「外向きには」「表面的には」のニュアンスが強い言い方です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • アメリカ英語: /ɪnˈtɝː.nəl.i/

    • イギリス英語: /ɪnˈtɜː.nəl.i/


  • アクセント: “in-ter-nal-ly” の「ter」の部分にストレスがあります。


  • よくある間違い: “internal” の「n」を一つ落としてしまい “iternally” のように誤綴りするケース。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「internally」を「internaly」や「internnally」と綴ってしまうミスに注意。

  • 混同: 「internal(形容詞)」と「internally(副詞)」を混同してしまう場合があります。場面によって文法的な使い分けを確認しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネスやスピーチ系の長文問題で出題される可能性があります。特に「外部と比較して物事を表現する」問題で意識しておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「in(=内) + ternal(=内部の) + ly(=副詞化)」と分解すると覚えやすいかもしれません。

  • 「内側(inside)が形容詞(internal)になって副詞(internally)になる」という段階を意識すると頭に残りやすいです。

  • 「internalize(内面化する)」とセットにしてイメージすると、「internally」は内部で行うことという関連が覚えやすいです。


「internally」は、「外ではなく内側で」という作用を示す副詞として、ビジネスから日常会話、学術シーンまで幅広く使える語です。意味と用法をしっかり押さえて使い分けてみましょう。

意味のイメージ
internally
意味(1)

内部で;内面的に;精神的に;国内で

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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