最終更新日:2024/06/11

【動/他】《...に》を強制的に課する《on》;を取り立てる【名/C】強制課税;取り立てた税金;召集,召集兵

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元となった辞書の項目

levy

【動/他】《...に》を強制的に課する《on》;を取り立てる【名/C】強制課税;取り立てた税金;召集,召集兵

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政府は高級品に新たな税金を課すことを決定しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: levy

品詞: 動詞(他動詞)、名詞

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2(中上級):ある程度専門的・抽象的な話題に触れられる段階。ニュース記事やビジネス文書などに出てくる表現にも対応できる。

意味(英語・日本語)


  • 動詞 (to levy): to impose or collect (a tax, fee, or fine) / (税金・料金・罰金などを)課す、徴収する


    • 例:「政府が新しい税を課すとき」や「何かに対して課徴金を設定するとき」に使われる表現です。公式で、ある程度権威のある機関が行う行為のニュアンスがあります。


  • 名詞 (a levy): an amount of money that must be paid and is collected by a government or authority / (政府・権威ある機関による)課税額、徴収額、徴収行為


    • 例:「政府が設定した税や罰金の額」、「徴収された金額そのもの」を指します。少しフォーマルな響きです。


活用形


  • 動詞形: levy (原形) / levies (三人称単数形) / levied (過去形・過去分詞形) / levying (進行形)

  • 名詞形: a levy (単数形) / levies (複数形)

他の品詞への派生例


  • 形容詞形は特になし

    「levy」という単語は主に動詞と名詞で使われ、形容詞形や副詞形は一般的にありません。


2. 語構成と詳細な意味

語源要素


  • 「levy」は、「上に持ち上げる」を意味するラテン語由来の「levare(引き上げる)」や古フランス語「levée(上げられたもの)」に関連すると言われています。「徴収」や「召集」という意味に広がり、現代では税金などを「引き上げ・取り立てる」ニュアンスがあります。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. levy a tax(税を課す)

  2. levy a fine(罰金を徴収する)

  3. levy charges(料金を徴収する)

  4. levy duties(関税を課す)

  5. levy on property(財産に対して課税する)

  6. impose a levy(課税・徴収を課す)

  7. government levy(政府による課徴・徴収)

  8. tax levy notice(税徴収通知)

  9. additional levy(追加の課税)

  10. special levy(特別な課税)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中世期のフランス語やラテン語で「上げる、持ち上げる」という意味を持つ語から派生。そこから、人やお金を「召集する」感覚へと転じ、税金や徴収の概念に繋がりました。

  • ニュアンス:


    • 公的機関や権威ある団体が「強制的に」何かを取り立てるイメージが強いです。

    • カジュアルというよりフォーマルな文章や公式の文脈で使われます。

    • 口語で使うシーンは少なめですが、政治や経済ニュース、公式文書、法律関係の文脈でよく見かけます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞の用法(他動詞): 「levy + 対象物(税金など)」という形で使われることが多いです。

    例: The government levied a new tax on alcohol. (政府はアルコールに新しい税を課した)


  • 名詞の用法(可算名詞): 「a levy」と冠詞を付けて単数形を取り、複数形は「levies」になります。

    例: There is a new levy on carbon emissions. (炭素排出に新しい課税がある)


  • 典型的な構文例:


    • to levy something on something: “to levy a tax on income” (所得に対して税を課す)

    • to impose/introduce a levy: “The city introduced a levy on plastic bags.” (市はビニール袋に課金を導入した)


  • フォーマル / カジュアル:


    • 主にフォーマルな文章やニュース記事で使われる。カジュアルな会話では「put a tax on」など別の表現を使うほうが一般的。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3文)


  1. “Did you hear they’re going to levy a new fee for garbage collection?”

    (ゴミ収集に新しい料金を課すんだって、聞いた?)

  2. “I wonder if they’ll levy a fine for parking violations in this area?”

    (この地域で駐車違反に対して罰金が課せられるのかな?)

  3. “They might levy a charge for late returns at the library.”

    (図書館での返却遅延に料金を課すかもしれないよ。)

ビジネスシーンでの例文(3文)


  1. “Our company faces an additional levy on imported materials.”

    (当社は輸入材料に対する追加課税に直面しています。)

  2. “The government decided to levy a new tariff on foreign cars.”

    (政府は外国車に新しい関税を課すことを決定しました。)

  3. “We need to prepare for any prospective levies that might affect our pricing.”

    (価格設定に影響を与えそうなあらゆる課税に備える必要があります。)

学術的・専門的な文脈での例文(3文)


  1. “The research paper examines the impact of levies on consumer behavior.”

    (その研究論文は消費者行動への課税の影響を検証しています。)

  2. “Economists debate whether levying higher taxes on businesses deters investment.”

    (経済学者たちは、企業に高い税を課すことが投資を抑制するかどうかを議論しています。)

  3. “A critical analysis of environmental levies shows a correlation with reduced emissions.”

    (環境課税の批判的分析には、排出量削減との相関関係が示されています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. impose(課す)


    • 課す対象に関して、税・罰金・制限など幅広く使える。

    • 例: “The government imposed strict regulations.” (政府は厳格な規制を課した)


  2. charge(料金を請求する)


    • 一般的に「料金を請求する」。ビジネスや日常的な場面でもよく使われる。

    • 例: “They charge a fee for delivery.” (彼らは配送料を請求する)


  3. collect(徴収する)


    • 調達する、徴収する場合に使われるが、tax collectなどの公的文脈とはやや違いがあり、「集める」という広い意味も持つ。


  4. exact(取り立てる)


    • かなりフォーマルかつ古風。罰金や報酬を「かならず取り立てる」といったニュアンス。


反意語


  • refund(払い戻す)


    • 課す=徴収する行為の反対、つまり「返金」する意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈlɛvi/

  • アクセント(強勢): 最初の音節「lev」に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: ともに /ˈlɛvi/ で大きな差異はありません。

  • よくある発音の間違い: “レヴィ”の最初の音を/ leɪ /(レイ)と誤解する場合があるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “levee” (堤防) や “Levi” (人名) などと混同しないように。

  • 同音異義語?: 比較的発音が似た語として “levy” と “levy”に大きな意味の違いはありませんが、前述の “levee” や “Levi” には注意。

  • 試験対策: ビジネス英語や法律英語において、TOEICやIELTSなど上級レベルの読解で出題されることがあります。「課す」「徴収する」という意味を知っていれば文脈で判断可能です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • レヴァー (lever) で“持ち上げる”イメージ」を覚えるとよいかもしれません。税金を“引き上げる”という感じで連想できます。

  • スペリング「levy」はシンプルですが、類似スペル「levee(堤防)」などと混同しやすいので意味ごとにしっかり区別すると◎。

  • 「課す」という行為には公的権力が伴うため、法律・政治・ニュースでよく使う単語として覚えておきましょう。


以上が “levy” の詳細な解説です。よくニュースや公的文書で見かける単語なので、税や料金についての文脈で目にしたら、「課す・徴収する」というイメージを持つと理解しやすいでしょう。

意味のイメージ
levy
意味(1)

(…に)〈税金など〉‘を'強制的に課する《++on(upon)+》;〈税金など〉‘を'取り立てる

意味(2)

《文》(…に対して)〈戦争〉‘を'始める《+upon(against)+

意味(3)

(税金などの)強制課税(取り立て);(兵士の)召集

意味(4)

取り立てた税金;召集兵,召集軍隊

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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