元となった辞書の項目
resume
解説
1. 基本情報と概要
単語: resume(名詞)
意味(英語): A brief document summarizing a person's education, qualifications, and work experience.
意味(日本語): 学歴や職歴、スキルをまとめた書類(履歴書)。主に就職活動時や仕事の応募時に提出します。「どんなことを勉強・実績として積んだか」を要約するようなニュアンスの単語です。
- 品詞: 名詞 (countable noun)
- 活用形:
- 単数形: a resume
- 複数形: resumes
- 単数形: a resume
- 他の品詞: 同じスペルで「resume(動詞) = 再開する」という意味がありますが、意味・発音が異なる点に注意しましょう。
- CEFR目安: B2(中上級)
- 就職活動やビジネスシーンですでに英語を一定レベルで使う必要があるため、B2レベルを目安にするとよいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
この名詞はもともとフランス語の “résumé” に由来し、英語でもフランス語由来のスペリングを保つ場合があります(résumé / resumé など)。英語の「re-(再び)」や「sum(合計)」というような直接的な分解はあまり行いませんが、「to sum up(要約する)」というニュアンスと関連しています。
派生語や関連語
- résumé(フランス語由来のスペル)
- CV (curriculum vitae) : イギリスなどで履歴書を指す表現。resumeよりも詳細な経歴書を指すことが多い。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- polish one’s resume(履歴書を磨く)
- tailor one’s resume(履歴書をカスタマイズする)
- submit a resume(履歴書を提出する)
- update one’s resume(履歴書を更新する)
- resume format(履歴書の形式)
- resume summary(履歴書の要約欄)
- resume builder(履歴書作成ツール)
- resume objective(履歴書の目的欄)
- resume screening(履歴書の選考・審査)
- comprehensive resume(包括的な履歴書)
3. 語源とニュアンス
- 語源: フランス語の “résumé” から来ており、「要約する」「まとめる」という意味を含みます。
- 歴史的使用: もともとフランス語の形で留学生や国際的な場面で用いられ、英語圏にも広がりました。アメリカでは「resume」、イギリスなどでは「CV」として使い分けられることがあります。
- ニュアンス・注意点:
- カジュアルというよりはビジネス・フォーマル寄り。
- 就職活動やビジネスでの文脈で使われることがほとんどです。
- 「résumé」「resumé」「resume」と表記が揺れることがありますが、英語圏ではいずれも通じます。
- カジュアルというよりはビジネス・フォーマル寄り。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 「a resume / resumes」と数えられます。
- 使用シーン:
- ビジネスでの面接や就職活動:フォーマルかつプロフェッショナルな文脈
- メールや口語でも「Could you send me your resume?」のようによく用いられます。
- ビジネスでの面接や就職活動:フォーマルかつプロフェッショナルな文脈
- イディオム/定型的表現:
- “review someone’s resume” (誰かの履歴書をチェックする)
- “build a strong resume” (充実した履歴書を作る)
- “review someone’s resume” (誰かの履歴書をチェックする)
- 実際の構文例:
- “I attached my resume for your review.” (ご査収ください、というニュアンス)
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I’m helping my friend write his resume.”
(友だちの履歴書を書くのを手伝ってるんだ。) - “Do you have a printed copy of your resume?”
(履歴書の印刷したもの持ってる?) - “My sister is so nervous about sending her resume to that company.”
(妹があの会社に履歴書を送るのをとても緊張しているの。)
ビジネスシーンでの例文
- “Please send your resume to our HR department by Friday.”
(今週金曜日までに、履歴書を人事部に送ってください。) - “Your resume looks impressive, but can you elaborate on your last project?”
(履歴書は魅力的ですが、前のプロジェクトをもう少し詳しく教えていただけますか。) - “We received over 100 resumes for this position in a single day.”
(このポジションには1日で100通以上の履歴書が届きました。)
学術的な文脈(研究職やアカデミック職を想定)
- “Accompany your research proposal with a detailed resume.”
(研究計画書には詳細な履歴書を添付してください。) - “My academic resume includes all my publications and conference presentations.”
(私の学術的な履歴書には、すべての出版物と学会発表が記載されています。) - “Applicants must submit a curriculum vitae rather than a simple resume.”
(応募者はシンプルな履歴書ではなく、CVを提出しなければなりません。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- CV(Curriculum Vitae): (経歴書)
- 履歴書の一種ですが、academicや研究職、専門職向けにより詳細に書かれることが多い。
- 履歴書の一種ですが、academicや研究職、専門職向けにより詳細に書かれることが多い。
- Profile(プロフィール)
- より個人的な情報や自己紹介を簡潔にまとめたものを指すが、必ずしも職歴や学歴の詳細を含むわけではない。
- より個人的な情報や自己紹介を簡潔にまとめたものを指すが、必ずしも職歴や学歴の詳細を含むわけではない。
- Summary(要約)
- 必ずしも職歴に限らず、一般的な情報のまとめ。「resume」は仕事や応募向けの書類に特化している点が異なる。
反意語
履歴書の反意語は明確には存在しませんが、「詳細な記録」というより長文のドキュメント(full report / detailed biography など)とは対照的かもしれません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˈrɛzʊmeɪ/ または /rɛzjʊˈmeɪ/
- イギリス英語: /ˈrezjuːmeɪ/
- アメリカ英語: /ˈrɛzʊmeɪ/ または /rɛzjʊˈmeɪ/
- 強勢(アクセント)の位置:
- 通常、最初の音節 “ré-” または二つ目 “-zu-” に強勢を置きますが、アメリカ英語では “re-ZU-me” と二音節目にくることが多いです。
- 通常、最初の音節 “ré-” または二つ目 “-zu-” に強勢を置きますが、アメリカ英語では “re-ZU-me” と二音節目にくることが多いです。
- よくある間違い: 動詞の “resume” (/rɪˈzuːm/) と混同しないように注意。名詞のときは レズメイ のように、動詞のときは リズーム のように発音が違います。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “resumé” “résumé” “resume” など表記ゆれがありますが、募集要項などで指定がなければどれでも通じます。
- 同音・類義語: “resume(動詞)” との混同に注意。文脈で判断しましょう。
- 試験対策: TOEICや英検でもビジネスシーンの問題で “Could you send us your resume?” のような形で出題されることがあります。特にリスニングで形容詞的使い方(e.g. resume format)もしばしば登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Re + sum up” = 自分をまとめたもの と覚えるとイメージしやすいかもしれません。
- 動詞 “resume”(再開する)との発音の違いを鮮明に区別すると頭に入りやすいです。
- ビジネスシーンを思い浮かべて、「自分という商品の宣伝チラシ」のように捉えると覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “resume” の詳細です。就職活動では必須の単語なので、さまざまな表記や文脈で馴染んでおくと良いですね。
意味のイメージ
意味(1)
概要,摘要,あらまし
意味(2)
《おもに米》=curriculum vitae・レジュメ;
意味(3)
〔米〕 履歴書