最終更新日:2024/06/11
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inspiration

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元となった辞書の項目

inspiration

名詞

〈U〉霊感,インスピレーション / 〈C〉インスピレーション(霊感,激励)を与える人(物,事) / (霊感によって得た)すばらしい考え(行動),天来の妙案 / 〈U〉息を吸いこむこと(inhalation)

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彼女は自然の中にインスピレーションを見出した。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: inspiration

品詞: 名詞 (一般的に不可算名詞ですが、文脈によって可算扱いされる場合もあります)

活用形: 名詞のため、一般的には活用(変化形)はありません。

他の品詞形:


  • inspire (動詞): 感化する、霊感を与える

  • inspiring (形容詞): 霊感を与えるような、鼓舞するような

  • inspired (形容詞): 霊感を受けた、優れた着想を得た

意味(英語): a feeling of enthusiasm or a new idea that helps one to do or create something.

意味(日本語): やる気や創造力をかき立てる刺激やひらめき、霊感のことです。たとえば何か新しいアイデアを思いついたり、人をやる気にさせるような力・影響を受ける時に使われます。

CEFRレベル: B2(中上級)

・通常の日常会話よりも少し高度な語彙ですが、多くの場面で一般的に使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: in- 「中に、内側へ」

  • 語幹: spir 「呼吸する」(ラテン語の spirare に由来)

  • 接尾語: -ation 「~という行為・状態」

合わさることで「内側に息を吹き込む」というニュアンスを持ちます。そこから「心に刺激を与える」「創造的なひらめきを与える」といった意味が発展しました。

詳細な意味


  • 精神的刺激: 新しいアイデアや創造性を得るきっかけ

  • 霊感: アーティストや作家の創作意欲や発想源

  • 動機付け: 誰かを行動に駆り立てる強い動機

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)


  1. get inspiration from ~(~から着想を得る)

  2. find inspiration in nature(自然の中に霊感を得る)

  3. draw inspiration from a book(本から霊感を得る)

  4. source of inspiration(着想源、インスピレーションの源)

  5. burst of inspiration(突然のひらめき)

  6. seek inspiration(霊感を探す)

  7. creative inspiration(創造的なひらめき)

  8. lack of inspiration(インスピレーション不足)

  9. a spark of inspiration(インスピレーションの火花)

  10. moment of inspiration(インスピレーションがわく瞬間)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “inspirare” (in=中へ + spirare=呼吸する) から。「内側に息を吹き込む」という本来の意味が、転じて「創造的活力を与える」「想像力を吹き込む」という意味になりました。

ニュアンス


  • 一般的にポジティブな文脈で使われます。

  • 感情的に高揚させたり、創作意欲を駆り立てたりする作用。

  • 日常会話でも少しフォーマルな印象ですが、ビジネスや学術の場面でも頻出します。

  • 「(何かに触発されて)急にアイデアが思い浮かんだ」といった、ポンとひらめくイメージがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての用法: 不可算として使われることが多いですが、「She was an inspiration to many.(彼女は多くの人にとって霊感の源だった)」のように可算名詞として扱われる場合もあります。

  • 構文例:


    • “I got some inspiration from his speech.”(彼のスピーチから着想を得た)

    • “Her performance was an inspiration.”(彼女のパフォーマンスは大きな刺激になった)


フォーマル/カジュアル


  • フォーマルな文脈: ビジネス文書や学術論文などでも使用。

  • カジュアルな文脈: 日常会話でもよく出てくるが、やや文章語的な響きも持ちます。


5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文


  1. “I’m looking for some inspiration for tonight’s dinner. Any suggestions?”

    (今日の夕飯のアイデアを探してるんだ。何か良い提案ある?)

  2. “Whenever I take a walk in the park, I get inspiration for my art projects.”

    (公園を散歩するときはいつも、アート作品のアイデアがわくんだ。)

  3. “I found inspiration in a random photo on social media.”

    (SNSにあった何気ない写真からヒントを得たよ。)

5.2 ビジネスシーンでの例文


  1. “Our team needs fresh inspiration to stay competitive in the market.”

    (市場で競争力を維持するには、新たな着想が必要です。)

  2. “I drew inspiration from last year’s successful campaign to launch this product.”

    (今回の製品を投入するにあたり、昨年の成功したキャンペーンから着想を得ました。)

  3. “We should host a brainstorming session to spark inspiration among team members.”

    (チームメンバーのモチベーションを高めるために、ブレーンストーミングを開催した方がいいですね。)

5.3 学術的な文脈での例文


  1. “Her groundbreaking research has been an inspiration for scientists globally.”

    (彼女の画期的な研究は、世界中の科学者にとって着想源となっています。)

  2. “We find inspiration in classical theories to develop modern innovations.”

    (私たちは現代のイノベーションを開発するために古典的理論に着想を得ています。)

  3. “His paper on cognitive development serves as an inspiration for further academic studies.”

    (彼の認知発達に関する論文は、さらなる学術研究のインスピレーションとなっています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. motivation(モチベーション)


    • 「動機付け」「やる気」。必ずしも創作的な発想に限らず、行動を起こす原動力という意味合いが強いです。


  2. stimulus(刺激)


    • 「刺激するもの」。物事を始めるきっかけや活性化の要因を指すが、必ずしもポジティブ・芸術的な文脈に限らない。


  3. encouragement(励まし)


    • 「落ち込んだ時に人を励ます言葉や行動」。inspiration よりも「後押しする」感じが強い。


  4. idea(アイデア)


    • 単純に「考え」「思いつき」。inspiration は「霊感を得てひらめく」場合に使われるが、idea は一般的にどんな考えにも幅広く使われる。


  5. insight(洞察)


    • 「物事の本質を見抜く洞察力」。研究や分析の結果として浮かんだ理解や見識。inspiration はより感覚的なひらめき・刺激に近い。


反意語


  • “boredom” (退屈)

  • “stagnation” (停滞)

  • “lack of creativity” (創造性の欠如)

これらはいずれも「新しい刺激や発想がない状態」を表し、inspiration の対極に位置します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˌɪn.spəˈreɪ.ʃən/

  • アクセント位置: 「re」の部分に強勢が置かれます(in-spi-RAY-shun)。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「r」の音がやや強めに発音される傾向があります。

  • よくある間違った発音: “インスピレイション”の「ピ」の部分を強く発音してしまうことがありますが、実際には “in-spə-RAY-shən” と「spə」部分は弱く発音されます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “inspiaration” や “inspirarion” など、母音の順序を間違えやすいので注意してください。

  • 同音異義語や似た語との混同: “aspiration” (抱負・熱望) や “perspiration” (発汗) など、似たスペルの単語もあるため要注意。

  • 試験対策: TOEIC・英検などで、モチベーションや想像力を問う文章に登場しやすい単語です。

  • 可算・不可算名詞の混乱: 不可算の場合が多いですが、「an inspiration to me」のように可算として扱われるケースもあることを覚えておくと表現の幅が広がります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: 「in(中へ)+spir(呼吸する)+ation(行為)」=「心の中に新しい息を吹き込む」。

  • 覚え方: “in + spirit” のようにとらえて「心の中にスピリットを吹き込む」とイメージすると暗記しやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • 自分の好きな音楽や芸術、動画などに触れたときに “This is my inspiration.” と口に出してみる。

    • 類義語 (motivation, idea, insight) とセットで覚えることで、微妙なニュアンスの違いも整理しやすくなります。


以上が「inspiration」の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術まで幅広く使われる表現なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
inspiration
意味(1)

〈U〉霊感,インスピレーション

意味(2)

〈C〉インスピレーション(霊感,激励)を与える人(物,事)

意味(3)

(霊感によって得た)すばらしい考え(行動),天来の妙案

意味(4)

〈U〉息を吸いこむこと(inhalation)

TOEIC英単語(TSL) / リスニング問題

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