最終更新日:2025/10/31
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〈U〉指示すること, 規定すること / 〈C〉規定,指示 / (薬などの)処方, 処方せん, 処方薬 / 〈U〉時効

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元となった辞書の項目

prescription

名詞

〈U〉指示すること, 規定すること / 〈C〉規定,指示 / (薬などの)処方, 処方せん, 処方薬 / 〈U〉時効

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解説

以下では英単語「prescription」について、詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語表記: prescription

日本語訳: 処方箋、処方 / (規則や指示としての)規定、指示

品詞: 名詞 (noun)


  • 活用形:


    • 単数形: prescription

    • 複数形: prescriptions

    • 所有形: prescription’s(単数所有)、prescriptions’(複数所有)


他の品詞形:


  • 動詞: prescribe (処方する、指示する)

  • 形容詞: prescriptive (規定的な)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

・B2(中上級)レベルでは、専門的なニュアンスや複雑な文脈でも使える語彙が求められます。「prescription」は医療や法律など、日常を超えて少し専門的な場面で使われる単語です。

概要(日本語でのやさしい解説):


  • 「prescription」は、医者が薬を出すときに書いてくれる「処方箋」の意味が最も一般的です。また、法律や規定の世界では「規定」「指示」といった意味合いで使われることもあります。主に「医学」や「法的文書」などの文脈で登場することが多い、少しフォーマルな単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: 「pre-」(前もって)

  • 語幹: 「script」(書く)

  • 接尾語: 「-ion」(状態や行為を表す名詞化)

「prescription」は、「あらかじめ(pre-)書いたもの(script + -ion)」というイメージです。薬の処方せんだけでなく、「あらかじめ規定・指示されたもの」という広いニュアンスも含んでいます。

関連語や派生語:


  • prescribe (v): 処方する、指示する

  • prescriptive (adj): 規定的な、指示的な

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. fill a prescription(処方箋を調剤する)

  2. refill a prescription(処方箋を再び出してもらう)

  3. write a prescription(処方箋を書く)

  4. prescription drug(処方薬)

  5. prescription charge(処方薬にかかる費用)

  6. prescription glasses(処方されたメガネ)

  7. a doctor’s prescription(医者の処方箋)

  8. legal prescription(法的規定)

  9. prescription-only medicine(処方箋が必要な医薬品)

  10. invalid prescription(無効な処方箋)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “praescriptio”(事前に書かれたもの)から来ており、“praescribere” (前もって書く) がもとになっています。

歴史的使用例:


  • 古代から、医療行為の文書や法律の規則など、なにかを「事前に書き示したもの」という意味で用いられてきました。

微妙なニュアンスや使用時の注意点:


  • 医療文脈では「処方箋」を意味するため、かなり専門的・実務的なニュアンスを帯びます。

  • 法律文脈で使われる場合は、義務や規定を指示するフォーマルな響きがあります。

  • 口語でも「prescription」という単語は一般的に使われますが、文脈として医療か法律が絡むことが多く、少し堅い単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)

    例: one prescription, two prescriptions と数えられます。

  • 医療文脈では「for + 病名/薬名」を伴うことが多いです。

    例: a prescription for painkillers(痛み止めの処方箋)

一般的な構文やイディオム:


  • “to get a prescription for + 薬/病名”

  • “to fill (or have) one’s prescription at the pharmacy”

  • “to be on prescription medication” (処方薬を服用している)

フォーマル / カジュアルの使い分け:


  • 医者や薬局での会話や文書では頻繁に登場。

  • カジュアルな場面では、「処方箋」をさらに単純に “medication” などと言いかえる場合もありますが、正確さを求める場合は“prescription”を使います。


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “I need to pick up my prescription for allergy medicine.”

    (アレルギーの薬の処方箋を取りに行かないと。)

  2. “Did the doctor give you a prescription for antibiotics?”

    (先生は抗生物質の処方箋を出してくれた?)

  3. “I lost my prescription, so I need to ask the clinic for another copy.”

    (処方箋をなくしてしまったから、クリニックにもう一度もらわないと。)

B. ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company’s wellness program includes coverage for prescription medication.”

    (当社の健康支援プログラムには処方薬の補助が含まれています。)

  2. “The employee handbook contains a prescription for handling customer complaints.”

    (従業員ハンドブックには顧客クレーム対応の指示が記載されています。)

  3. “We must follow the legal prescriptions regarding data protection.”

    (データ保護に関する法的規定に従わなければなりません。)

C. 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “According to the medical journal, prescription errors are a leading cause of patient harm.”

    (医療専門誌によると、処方箋ミスは患者の被害の主な原因となっている。)

  2. “In legal studies, the prescription of statutory requirements is crucial for regulatory compliance.”

    (法学では、法令上の要件の規定が規制順守にとって非常に重要です。)

  3. “Researchers are examining the prescription habits of physicians to improve patient safety.”

    (研究者たちは患者の安全性を高めるために医師の処方習慣を調査しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. order(指示)

  2. instruction(指示)

  3. directive(指示、命令)

  4. ordinance(規則、法令)※法律文脈で近い意味

  5. recommendation(推奨、勧告)※厳密には少し弱いニュアンス


  • 「prescription」は医師が発行する「処方箋」や、法律で定められた「規定」のように、権威ある指示のニュアンスが強いです。

  • 「recommendation」は義務ではなく「勧め」のニュアンスです。

  • 「instruction」や「directive」は、より一般的な「指示」の意味ですが、医療文脈など狭い領域を限定しません。

反意語 (Antonyms)(文脈によって):


  • prohibition(禁止)

  • ban(禁止)

    「prescription」が「規定・指示(守られるべきもの)」のニュアンスをもつ場合、反対は「禁止する」という文脈で扱われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記(イギリス英語): /prɪˈskrɪp.ʃən/

  • IPA表記(アメリカ英語): /prəˈskrɪp.ʃən/

実際には、イギリス英語では「プリスクリプション」に近く、アメリカ英語では「プラ(プル)スクリプション」に近い発音になります。

アクセント: “-scrip-” の箇所に強勢があります (pri-SCRIP-tion / pre-SCRIP-tion)。

よくある間違い: 最初の “pre-” を強く読んで “PRE-scription” としてしまうことや、「p」 を落としてしまう(“rescription”のように聞こえやすい)ことに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • 「perscription」「presription」などと書き間違えないように。


  2. 同音異義語との混同


    • “proscription”(禁止)との混同に注意。「pre-」と「pro-」は似ていますが、意味は逆になります。


  3. 試験対策・資格試験での出題傾向


    • TOEICや英検などのリスニング・リーディングで医療費や健康管理などのトピックで登場しやすい単語です。

    • 文脈依存で「規定」や「規則」の意味で出題されることもあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: 「pre(前):先に」「script(書く)」「-ion:名詞化」

    → 医師が「事前に書き記すもの」=処方箋、と覚えるとイメージしやすいです。

  • 覚え方のコツ: 「prescribe(処方・指示する)」と形が似ているので、ペアで覚えるとよいでしょう。

  • ストーリーで覚える: 医師が処方箋に「pre-」(先に)「script」(書く)ことで、患者は薬局に行き「prescription」を受け取る、という流れをイメージすると定着しやすいです。


以上が「prescription」の詳細な解説です。医療や法律・規制関連でよく登場し、日常生活でも薬局や病院で必ず目にする重要な単語です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
prescription
意味(1)

〈C〉規定,指示

意味(2)

〈C〉(薬などの)処方;処方せん;処方薬

意味(3)

〈U〉時効;長期間の使用による権利

意味(4)

〈U〉指示(規定)すること

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