(秩序・統制のない)(…の)群衆,人こみ《+of+名》 / 《the+》一般大衆,庶民 / (…の)たくさん寄り集まっているもの《+of+名》 / 《話》(特定の)グルーパ,連中 / 群らがる,大勢集まる / 《副詞句を伴って》群らがって押し進む(押し寄せる) / (…に)〈人・物〉'を'詰め力む,押し力む《+名+into+名》 / (…で)〈場所〉'を'いっぱいにする,(…を)…‘に'詰め込む《+名+with+名》 / 《話》せがむ,強要する
crowd
(秩序・統制のない)(…の)群衆,人こみ《+of+名》 / 《the+》一般大衆,庶民 / (…の)たくさん寄り集まっているもの《+of+名》 / 《話》(特定の)グルーパ,連中 / 群らがる,大勢集まる / 《副詞句を伴って》群らがって押し進む(押し寄せる) / (…に)〈人・物〉'を'詰め力む,押し力む《+名+into+名》 / (…で)〈場所〉'を'いっぱいにする,(…を)…‘に'詰め込む《+名+with+名》 / 《話》せがむ,強要する
名詞「crowd」の徹底解説
1. 基本情報と概要
英語表記: crowd
品詞: 名詞 (可算名詞)
CEFRレベルの目安: B1(中級:日常会話でもよく出てくる単語です)
意味(英語)
A group of people gathered closely together, often sharing some common interest or purpose.
意味(日本語)
人々の群れ、集団、観衆。
「多くの人が集まっている状態」を表す単語です。スポーツの試合、コンサート、ストリートで人がぎゅうぎゅうに詰まっているときなどに使われます。比較的カジュアルに使われる単語です。
単語の活用形
名詞である「crowd」は、名詞の形としては通常「crowds(複数形)」程度の変化しかありません。
- 単数形:crowd
- 複数形:crowds
他の品詞形
- 動詞 (to crowd):意味は「~に群がる」「押し寄せる」「詰め込む」。
- 例:Don’t crowd me.(私に群がらないで)
- 例:Don’t crowd me.(私に群がらないで)
- 形容詞形はありませんが、過去分詞の形容詞的用法で「crowded (混雑した)」という表現がよく用いられます。
- 例:The train was very crowded this morning.(今朝、電車がとても混んでいました)
2. 語構成と詳細な意味
「crowd」は短い単語で、特に接頭語や接尾語という部分がはっきり分かれる構成ではありません。
関連語や派生語
- crowded (形容詞):混み合った、満員の
- to crowd (動詞):詰めかける、押し寄せる
- crowding (名詞形または動名詞形):混雑、詰め込み
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- a large crowd → 大きな群衆
- attract a crowd → 群衆を引き付ける
- gather a crowd / draw a crowd → 群衆を集める
- a cheering crowd → 歓声を上げる観衆
- a hostile crowd → 敵対的な群衆
- crowd control → 群衆の統制・管理
- crowd funding (crowdfunding) → クラウドファンディング(資金調達方法)
- crowd around → 周囲に集まる
- crowd favorite → 群衆に好かれるもの、ファンの人気の的
- in a crowd → 人混みの中で
3. 語源とニュアンス
語源:
「crowd」は古英語の “crūdan” (押す、詰めるなどの意) に由来するといわれています。もともとは「押し込む、詰め込む」というニュアンスがベースにあり、そこから「(人が)押し寄せる、詰めかけるように集まる」という意味に発展しました。
ニュアンスや使用時の注意:
- 「crowd」は一般的にカジュアルな会話で頻繁に使われますが、大人数が存在することをカジュアルに指し示すイメージがあります。
- 厳粛な場では「audience(聴衆)」、もしくは「assembly(集会)」などを使う場面もありますが、日常レベルでは「たくさんの人がいる」というニュアンスで十分に使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): 通常は「a crowd」または「crowds」の形で使います。
- 動詞用法 (to crowd): 自動詞的にも他動詞的にも使うことがあります。
- 自動詞例: People crowded into the small café.
- 他動詞例: Fans crowded the entrance.
- 自動詞例: People crowded into the small café.
一般的な表現・イディオム
- crowd into: 〜に詰めかける
- crowd around: 〜の周りに群がる
- stand out in a crowd: 人混みの中で際立つ → 「目立つ」という比喩的表現
フォーマル / カジュアル:
- 「crowd」はカジュアルでもビジネスでも広く使われますが、ビジネス寄りの文書の場合は “a large group of people” のように書かれることもあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I couldn’t see the stage because the crowd was too big.”
(群衆が大きすぎてステージが見えなかった。)“Let’s avoid the crowd and take a quieter route.”
(人混みを避けて、もっと静かなルートを使おう。)“The park was crowded with families enjoying the sunny day.”
(その公園は晴れの日を楽しむ家族連れで混雑していた。)
ビジネスでの例文(3つ)
“We need to manage the crowd effectively at the product launch event.”
(製品発表イベントで群衆をうまく管理する必要があります。)“Our booth attracted a large crowd at the trade show.”
(私たちのブースには展示会で大勢の人が集まりました。)“They hired additional security staff to handle the crowd at the conference.”
(会議での人混みを対処するため、警備スタッフを追加で雇った。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“The sociologist studied the behavior of a large crowd in public demonstrations.”
(その社会学者は大規模デモでの群衆の行動を研究した。)“This research examines the phenomenon of crowd psychology.”
(本研究は群衆心理の現象を考察している。)“The professor emphasized the importance of crowd dynamics in urban planning.”
(教授は都市計画における群衆の動態の重要性を強調した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- audience(聴衆)
- 「演奏会・講演などを聞く人々」という意味合いが強い。
- 「演奏会・講演などを聞く人々」という意味合いが強い。
- gathering(集会、集まり)
- 人が集まっている状態だが、比較的小規模またはフォーマルなニュアンスがある。
- 人が集まっている状態だが、比較的小規模またはフォーマルなニュアンスがある。
- group(グループ)
- 集団・団体。人数が多いか少ないかはあまり関係なし。
- 集団・団体。人数が多いか少ないかはあまり関係なし。
- throng(大群衆)
- 「非常に大勢」という印象を強調するときに使う。やや文語的。
- 「非常に大勢」という印象を強調するときに使う。やや文語的。
反意語
- 個別に直接の反意語はありませんが、単純に “individual” (個人) や “alone” と対比して使われることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /kraʊd/
- イギリス英語: /kraʊd/
アクセント(ストレス):
- [ crowd ] の1音節なので、特別なストレス移動はありません。「クラウド」のように発音します。
よくある発音の間違い:
- 「クラウド」のように母音 “ow”(/aʊ/)の音を “o” のように短く濁してしまう誤り。しっかり「アウ」に近い音を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “crowd” と “crown”(王冠)を間違えることがあるので注意。
- 同音異義語: 特に同じ発音の単語はありませんが、スペルが似ている “crow” (カラス) とあやまって混同しないように。
- 試験対策: TOEIC などでは「crowd」の動詞用法(to crowd around/to crowd into など)を問う問題が出ることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「クラウドファンディング」という日本語でも定着した言葉があるように、“crowd” は「多くの人が集まる」イメージで覚えるとわかりやすいです。
- “rowd” の部分を “row” (列) と覚えると、みんなが列を成すようなイメージで連想してもいいかもしれません(ちょっとしたこじつけですが)。
- スペルの最初の “c” が「集まる(crowd)」を思い起こさせるようなイメージを持つとミスを減らせます。
以上が名詞「crowd」の詳細解説です。スポーツ観戦やコンサート、イベントなど、いろいろなシーンで多用される表現なので、ぜひ活用してみてください。
(秩序・統制のない)(…の)群衆,人こみ《+of+名》
《the+》一般大衆,庶民
(…の)たくさん寄り集まっているもの《+of+名》
《話》(特定の)グルーパ,連中
群らがる,大勢集まる
《副詞句を伴って》群らがって押し進む(押し寄せる)
(…で)〈場所〉'を'いっぱいにする,(…を)…‘に'詰め込む《+名+with+名》
《話》せがむ,強要する
(…に)〈人・物〉'を'詰め力む,押し力む《+名+into+名》