最終更新日:2025/10/07
正解を見る

cycle

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

cycle

名詞

周期,循環期;一巡り / 周波,サイクル / (英雄・伝説などを扱った)一連の詩(物語) / 自転車;三輪車;オートバイ

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: cycle

品詞: 名詞 (場合によっては動詞としても使われます)

英語での意味:

• A series of events that are regularly repeated in the same order.

(同じ順序で規則的に繰り返される一連の出来事)

日本語での意味:

• 「周期」や「循環」という意味で、ある一定のパターンやプロセスが繰り返されることを指します。

「季節の移り変わり」や「製品のライフサイクル」のように、何かが巡回して戻ってくる感覚のニュアンスで使われる単語です。

活用形(名詞として)


  • 複数形: cycles

他の品詞での例


  • 動詞 (to cycle … 自転車に乗る、周期的に動く など): “I cycle to work every day.”

  • 形容詞形は直接はありませんが、“cyclic” (周期的な) が形容詞として存在します。

CEFRレベル: B2(中上級)

周期や循環を指す概念的な語であり、やや抽象的な場面でも使われます。日常会話から学術的な文章まで広い範囲で登場し、使いこなせると中上級レベルの表現力になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源的にはギリシャ語の “κύκλος (kuklos)” に由来し、「円」や「輪」を意味します。

派生語や類縁語


  • “cyclic” (形容詞): 周期的な

  • “bicycle” (名詞): 自転車(「二つの輪」という意味)

  • “encyclopedia” (名詞): 「知の輪」のイメージから「百科事典」

  • “motorcycle” (名詞): オートバイ(「モーターの付いた輪」のイメージ)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. business cycle(景気循環)

  2. product life cycle(製品ライフサイクル)

  3. water cycle(水循環)

  4. cycle of seasons(季節のサイクル)

  5. lunar cycle(月の周期)

  6. carbon cycle(炭素循環)

  7. cycle time(作業プロセスなどの周期)

  8. boom-bust cycle(景気の好況と不況のサイクル)

  9. cycle of abuse(虐待の連鎖)

  10. breeding cycle(繁殖周期)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古代ギリシャ語 “κύκλος (kuklos)” → ラテン語 “cyclus” → フランス語 “cycle” を経て英語に取り入れられました。もともと「円」「輪」を意味し、物事が一巡して戻ってくる概念です。

ニュアンス


  • 「循環」「周期」という継続的な繰り返しのイメージが強い

  • カジュアルに使う場合は、「自転車に乗る」(to cycle) の意味にもなる

  • よりフォーマルな文脈では、ビジネスや科学、経済の分野で「サイクル」を説明するときによく登場します

使用時の注意点


  • 「ラウンド(一巡)」や「loop(ループ)」と混同しやすい場合がありますが、cycleは連続性や継続性が強調されることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使い方


  • 加算名詞 (可算名詞) → 「a cycle」「many cycles」のように使います。

動詞 (to cycle) の場合


  • 自転車に乗るという意味: “I cycle to school.”

  • 周期的に動く、または繰り返す: “The machine cycles through a series of tests.”

一般的な構文例


  • “The [名詞] cycle of [物/現象] is essential to understand.”


    • 例) “The carbon cycle of the earth is essential to understand.”


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 一般に科学的、経済的文脈で使われる

  • カジュアル: 「自転車に乗る」という動詞用法や、日常の繰り返しを表すとき


5. 実例と例文

以下に日常会話、ビジネス、学術的文脈でそれぞれ3例ずつ示します。

日常会話


  1. “I love watching the changing cycle of the seasons. It makes me feel connected to nature.”


    • 季節の移り変わりのサイクルを見るのが好きです。自然とのつながりを感じるからです。


  2. “My sleep cycle is totally messed up. I keep waking up in the middle of the night.”


    • 睡眠のサイクルが完全に乱れています。夜中に何度も目が覚めるんです。


  3. “I usually cycle to work unless it’s raining heavily.”


    • 大雨が降っていない限りは、いつも自転車で通勤しています。


ビジネス


  1. “We need to analyze the current business cycle to make informed investment decisions.”


    • しっかりした投資判断を行うために、現行の景気サイクルを分析する必要があります。


  2. “The product life cycle helps us determine the best time to launch new features.”


    • 製品ライフサイクルを把握することで、新機能をリリースする最適なタイミングがわかります。


  3. “Market fluctuations often follow a boom-bust cycle.”


    • 市場の変動はしばしば好況と不況が繰り返されるサイクルに従います。


学術的文脈


  1. “Investigating the water cycle is crucial for understanding global climate change.”


    • 地球規模の気候変動を理解するには、水循環の解明が不可欠です。


  2. “The cell cycle consists of several phases including interphase and mitosis.”


    • 細胞周期は間期と有糸分裂を含むいくつかの段階から成ります。


  3. “Understanding the nitrogen cycle is essential in environmental science.”


    • 環境科学では窒素循環を理解することが重要です。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. sequence (連続) - 一連の出来事を並べた意味合いが強い

  2. loop (ループ) - 終わりがなく同じところを巡るイメージ

  3. rotation (回転) - 回数を繰り返すイメージだが、物理的な「回転」のニュアンスに近い

  4. circuit (回路/周回) - 特に回路やトラックなど周回するコースでよく使う

反意語 (Antonyms)


  1. end (終わり) - 周期が途切れてしまう概念

  2. stagnation (停滞) - 周期的変化がまったく起こらない状態

  3. termination (終了) - 完全に打ち切ること


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˈsaɪ.kəl/


  • アメリカ英語 (GenAm): [サイ-cuhl] のように聞こえます。

  • イギリス英語 (RP): [サイ-kl] と少し「カラ」の音が弱めに聞こえる場合があります。

強勢(アクセント)


  • 第1音節 “cy-” に強勢があります → “CY-cle”

よくある発音の間違い


  • “cycle” の /saɪ/ を /siː/ と長く伸ばして発音してしまうケース。正しくは「サイ」に近い音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “cicle” や “cycel” と間違えやすいので注意。

  2. 同音異義語との混同: “psyche”(サイキ)と発音・スペルが似ていますが意味はまったく異なります。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検では、ビジネスの文脈でも自然科学の文脈でも登場する可能性が高い単語です。

    • ITやエンジニアリング分野でも “development cycle(開発サイクル)” などの表現が問題文に出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Circle(円)」との関連で覚えるとよいでしょう。語源が「輪」「円」を意味するため、何度もぐるぐる回るイメージをもつと理解しやすいです。

  • 「自転車に乗る (to cycle)」という動詞も「輪の上を走る」という連想でつながるので、一緒に覚えるとより定着します。

  • 勉強テクニック: 「cycle=回り続ける」という語感を頭に入れておけば、ビジネスでも科学でも文脈を押さえやすくなります。

以上が名詞「cycle」の詳細な解説です。周期や循環、一連の繰り返しを表す際にとても便利なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
cycle
意味(1)

周期,循環期;一巡り

意味(2)

周波,サイクル

意味(3)

(英雄・伝説などを扱った)一連の詩(物語)

意味(4)

自転車;三輪車;オートバイ

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★