最終更新日:2025/11/19

〈他〉を刺激する;を興奮させる / 《...へ / ...するように》を駆り立てる《to, to do》

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元となった辞書の項目

excite

動詞

〈他〉を刺激する;を興奮させる / 《...へ / ...するように》を駆り立てる《to, to do》

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解説

動詞 “excite” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: excite

品詞: 動詞 (Verb)

意味(英語): to cause strong feelings of enthusiasm, eagerness, or emotional arousal in someone or oneself.

意味(日本語): (人の心や感情を)興奮させる、ワクワクさせる、強い感情を引き起こす。

「興奮させる」「ワクワクさせる」というニュアンスの動詞です。たとえば「そのニュースで皆がワクワクした」「このゲームが私をとても興奮させる」といった場面で使います。

主な活用形


  • 原形: excite

  • 三人称単数現在形: excites (He/She/It excites...)

  • 現在進行形: exciting (He is exciting the audience...)

  • 過去形 / 過去分詞形: excited (He excited the crowd... / He has excited...)

その他の品詞形


  • 形容詞: excited(興奮した), exciting(興奮させる)

  • 名詞: excitement(興奮、刺激)

CEFRレベル目安


  • B2:中上級

    「excite」は基本的な単語ですが、やや抽象的な意味で使われたり、多彩な形容詞形・名詞形(excited, exciting, excitement)があることから、中上級くらいのレベルでしっかりとマスターしておきたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 接頭語: ex-(「外へ」「~から」を示すことが多い)

  • 語幹: cit(ラテン語 “citare” = 「呼び起こす、喚起する」)

  • 接尾語: -e (動詞形を作る語尾として機能)

ex-citare が組み合わさり、「外に呼び起こす」→「(感情を)引き起こす、興奮させる」というイメージがあります。

関連語や派生語


  • excited: 形容詞「興奮している」

  • exciting: 形容詞「興奮させる・ワクワクさせる」

  • excitement: 名詞「興奮、ワクワク感」

  • excitation: 名詞「刺激、励起」(物理学・化学など学術的な場面で使われることが多い)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. excite interest → 関心をかき立てる

  2. excite curiosity → 好奇心をかき立てる

  3. excite the audience → 観客を興奮させる

  4. excite the crowd → 群衆を興奮させる

  5. be excited about → ~にワクワクしている

  6. an exciting opportunity → ワクワクするような機会

  7. an exciting discovery → わくわくする発見

  8. excited reaction → 興奮した反応

  9. to excite controversy → 議論を巻き起こす

  10. to excite someone’s imagination → 人の想像力をかき立てる


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “excitare” = “ex” (外へ) + “citare” (呼び起こす) から来ています。

  • 古フランス語を経て中英語に入り、「(何かを)かき立てる、奮起させる」というニュアンスが残っています。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「興奮させる」と言っても、ポジティブ(ワクワク、熱狂)だけでなく、場合によってはネガティブな感情(騒動を引き起こす、争いを招くなど)にも使われることがあります。

  • カジュアルにもフォーマルにも広く使われますが、「excite」と言うと、やや感情を強める表現になります。控えめに言いたい時は「interest」や「attract」などを使うと柔らかい印象になります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (Transitive Verb): 通常は目的語を取ります。

    例: “This news excited the fans.”

  • 「主語 + excite + 目的語」 の文型がよく使われます。

  • 「人を興奮させる」「感情をかきたてる」など、感情や熱意を引き出す対象を目的語に置きます。

  • フォーマル / カジュアルのどちらでも使用可ですが、内容によってはやや感情的なニュアンスを強めます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “This new movie trailer really excites me!”

    (この新しい映画の予告編、めちゃくちゃワクワクする!)

  2. “I’m excited to see my friends this weekend.”

    (週末に友達に会うのが楽しみ!)

  3. “Doesn’t the idea of traveling abroad excite you?”

    (海外旅行のプラン、ワクワクしない?)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The potential partnership seems to excite all the stakeholders.”

    (その提携の可能性はすべての利害関係者をワクワクさせています。)

  2. “Our CEO’s speech excited the entire team to work toward the new goal.”

    (CEOのスピーチがチーム全員を新たな目標に向けて奮起させました。)

  3. “This investment opportunity could excite many investors looking for innovation.”

    (この投資案件は、多くのイノベーション志向の投資家を惹きつけるでしょう。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The discovery of a new particle excited scientists around the world.”

    (新しい粒子の発見は世界中の科学者を興奮させました。)

  2. “His groundbreaking research has excited a great deal of debate among experts.”

    (彼の画期的な研究は、専門家の間で大いに議論を巻き起こしています。)

  3. “The results of the experiment will likely excite further investigation.”

    (その実験結果は今後さらなる研究を促すでしょう。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. thrill(ワクワクさせる)


    • exciteと同様に「興奮させる」が強め。より「ゾクゾクする」ニュアンス。

    • 例: “It thrilled me to ride the roller coaster.”


  2. stimulate(刺激する)


    • 知的好奇心や活動意欲を刺激する感じ。ややフォーマル。

    • 例: “Her presentation stimulated our thinking process.”


  3. arouse(引き起こす、喚起する)


    • 感情・欲望・興味を起こす。文語調で使われることが多い。

    • 例: “Her speech aroused compassion in the audience.”


反意語 (Antonyms)


  1. bore(退屈させる)


    • exciteの完全な反対で、興奮とは逆に退屈させる。

    • 例: “This lecture bores me.”


  2. calm(落ち着かせる)


    • 興奮とは反対に感情を静める。

    • 例: “He tried to calm the excited crowd.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪkˈsaɪt/ または /ɛkˈsaɪt/


    • アメリカ英語: /ɪkˈsaɪt/ が一般的

    • イギリス英語: /ɪkˈsaɪt/ と /ɛkˈsaɪt/ 両方聞かれる場合がある


  • アクセントは語中の “-cite” 部分に置かれます。

  • “excite” の “t” サウンドを曖昧に発音すると “exi”+“te” のニュアンスがぼやけてしまうので、はっきり “ex-SITE” と強調して発音するとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “excite” は “exc*i*te” であり、間に「i」が入ることを忘れないようにしましょう。

  2. 同音異義語との混同: “incite”(扇動する)と混同しやすいですが、綴りも意味も異なります。書き間違いに注意。

  3. TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • 感情・興奮を表す文脈で、派生形 “excited”“exciting”“excitement” もよく出題されます。特に「形容詞 + 前置詞」の組み合わせ(be excited aboutなど)に注意が必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ex + cite で「外に呼び起こす」とイメージすると「感情を外へ引き起こす → 興奮させる、ワクワクさせる」と覚えやすいです。

  • 興奮などで「声や気持ちが“外に出る”」という絵を思い浮かべることで記憶に残りやすくなります。

  • 「excited」「exciting」「excitement」のそれぞれの形を、普段の会話でなるべく使ってみて、口に馴染ませるのも有効な勉強法です。


以上が、動詞 “excite” の詳細解説となります。使いこなせるようになると、感情表現や文章に彩りが増えるので、ぜひさまざまな場面で使ってみてください。

意味のイメージ
excite
意味(1)

〈人〉‘を'興奮させる

意味(2)

〈物事が〉〈ある感情・興味など〉‘を'起こさせる

意味(3)

〈体の器官〉‘を'刺激する

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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