twist
1. 基本情報と概要
単語: twist
品詞: 動詞 (他の品詞として名詞もあり)
意味 (英語): to turn something repeatedly or to bend out of its original shape by applying force.
意味 (日本語): 何かを繰り返し回す、または力を加えて元の形をねじ曲げること。「ひねる」「ねじる」といったニュアンスです。たとえば、瓶のフタを回して開ける、足首をひねる、針金を曲げるときなどに使われます。
活用形:
- 原形: twist
- 三人称単数現在形: twists
- 現在分詞: twisting
- 過去形: twisted
- 過去分詞: twisted
- 原形: twist
他の品詞の例:
- 名詞 (a twist): 「ひねり」「急展開」「予想外の展開」など。
- 形容詞 (twisted): 「ねじれた」「歪んだ」といった意味。
- 名詞 (a twist): 「ひねり」「急展開」「予想外の展開」など。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
B1レベルは、日常的な場面で自分の意思を簡単に伝えられる程度の英語力です。「twist」は、動作・物語・抽象表現など幅広い場面で使われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 特になし
- 語幹: twis- (古い形から発展)
接尾語: -t (動詞形のごく基本的な終端)
派生語や類縁語:
- twisted (形容詞)
- twisting (動名詞/形容詞)
- twisty (形容詞):「曲がりくねった」などの意味
- twisted (形容詞)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個):
- twist the cap(キャップをねじる)
- twist someone’s arm(直訳:誰かの腕をねじる → 比喩的に「強引に説得する」)
- twist a wire(針金をねじる)
- plot twist(物語の急展開)
- twist words(言葉をねじ曲げる → 相手の発言を曲解する)
- twist an ankle(足首をひねる)
- twist into shape(形を作るようにひねる)
- give a twist to ~(〜に一ひねり加える)
- twist the truth(事実を曲げる)
- a twist of fate(運命のいたずら)
- twist the cap(キャップをねじる)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の「twist」(二つに分かれたもの)などが起源とされます。糸を撚ることや、物を回転させるイメージから派生して「ひねる」「曲げる」という意味が定着しました。
- 歴史的な使われ方: 主に日常的な動作や回転運動を表す言葉として使われ、徐々に比喩的な用法(計略を巡らす、話をねじ曲げる、物語の展開をひっくり返すなど)が拡張されてきました。
- 使用上の注意・ニュアンス:
- 力を加えて回す、という物理的な意味から、比喩的に「物事を歪ませる」「事実をねじ曲げる」というややネガティブなニュアンスも含む場合があります。
- 口語でも文章でも使われますが、文脈によってはカジュアルにもフォーマルにもなり得ます。
- 力を加えて回す、という物理的な意味から、比喩的に「物事を歪ませる」「事実をねじ曲げる」というややネガティブなニュアンスも含む場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 基本的な用法: 他動詞として「(人が) 〜をひねる/ねじる」といった形で使われることが多いです。
- 例: She twisted the lid off the jar.
- 例: She twisted the lid off the jar.
自動詞としての用法: 「(道などが) 曲がりくねる」「(からだなどが) ねじれる」のように、自分自身がねじれる動きをするときにも使われます。
- 例: The road twists along the edge of the cliff.
イディオムや一般的な構文の例:
- twist and turn: 何度もねじる・曲がる、比喩として複雑に動く(感情や物事が)
- twist out of proportion: 本来の意味を大げさに歪める
- twist and turn: 何度もねじる・曲がる、比喩として複雑に動く(感情や物事が)
可算/不可算: 動詞なので可算・不可算は直接関係しませんが、名詞の「twist」は可算名詞として「(物語などの) ひねり」の数を数えることができます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you twist the bottle cap for me? It’s too tight.”
(このボトルのキャップをひねってもらえますか? きつくて開かないんです。) - “I twisted my ankle while I was jogging this morning.”
(今朝ジョギング中に足首をひねっちゃった。) - “Don’t twist the headphone cord too much or it might break.”
(ヘッドホンのコードをあまりねじりすぎると壊れるかもしれないよ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “He tried to twist the data to support his argument, which was unethical.”
(彼は自分の主張を正当化するためにデータをねじ曲げようとした。それは倫理的に問題がある。) - “We need to give our marketing strategy a new twist to attract younger customers.”
(若い顧客を引きつけるために、私たちのマーケティング戦略に新しいひねりを加える必要がある。) - “Don’t twist my words; I simply stated the facts.”
(私の言葉を曲解しないでください。事実を述べただけです。)
(3) 学術的/専門的な文脈での例文
- “In materials science, applying torsional force will twist the metal rod until it reaches its elastic limit.”
(材料工学では、ねじりの力を加えると金属棒は弾性限界に達するまでねじれる。) - “The algorithm can twist and rearrange the data structure for optimal processing.”
(このアルゴリズムは最適な処理のためにデータ構造をねじって組み替えることができる。) - “The researcher introduced a novel twist to the existing theory, generating new discussions in the field.”
(その研究者は既存の理論に新たなひねりを加え、その分野で新たな議論を呼び起こした。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms):
- bend(曲げる)
- turn(回す)
- contort(ねじ曲げる、歪める:身体の動作に多用)
- distort(歪める:物理的・比喩的にも使える)
- bend(曲げる)
たとえば “bend” は「一方向に曲げる」という感じで、twist
はもっと回転を伴うイメージです。“distort” や “contort” は「歪める」ニュアンスが強く、単純な「回す」という動作よりも「形が大きく変わってしまう、歪む」という感じです。
- 反意語 (Antonyms):
- straighten(まっすぐにする)
- untwist(ねじれを解く)
- straighten(まっすぐにする)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /twɪst/
- イギリス英語: /twɪst/
- アメリカ英語: /twɪst/
強勢(アクセント)の位置: この単語は1音節(twist)なので特別に目立つアクセント位置はありません。全体をひとつのかたまりとして発音します。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほぼ同じですが、アメリカ英語の方が /ɪ/ がやや短く聞こえることがあります。
よくある発音の間違い:
- 「トゥイスト」のように母音を長く伸ばしすぎたり、「ツイスト」の [t] を弱く読みすぎると通じにくいことがあります。
- 最初の“t”と“w”をしっかり続けて /tw/ と発音しましょう。
- 「トゥイスト」のように母音を長く伸ばしすぎたり、「ツイスト」の [t] を弱く読みすぎると通じにくいことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “twist” は「twi-」の後にすぐ「st」が続きます。 “twist” ではなく “twistt” や “twis” などと書き間違えないよう注意。
- 同音/類似表記との混同: “twist” と “tweet” は読み方もスペルも似ているようで異なります。特に書き取り試験などでは混乱することがあります。
- 試験での出題傾向(TOEIC・英検など):
- 「足首をひねる(twist one’s ankle)」のような日常動作の表現が出題されることが多いです。
- ビジネス文書のリーディングでは、「データをねじ曲げる(twist the data)」など比喩的用法が問われる場合があります。
- 「足首をひねる(twist one’s ankle)」のような日常動作の表現が出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「two + wrist(ツー・リスト)」を合わせると「twist(トゥイスト)」の発音に近いので、「両手首を使って回す/ひねる動作」をイメージしながら覚えると記憶に残りやすいです。
- 「twist = ねじる」という単純な行為を視覚的にイメージしておくと、物語にも使える「ひねり=予想外の展開」という連想がしやすくなります。
- 勉強テクニックとしては、他動詞・自動詞両方で使える例文を自分で作り、声に出して発音してみるとより定着しやすいでしょう。
以上が「twist」の詳細な解説です。日常生活から物語表現まで幅広く使える便利な動詞なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
〈糸・なわなど〉‘を'よる,より合わせる(糸・なわなどに)…‘を'よる《+名+into(in)+名》
…‘を'よって(より合わせて)作る,なう;(…から)…‘を'よって作る《+名+from(out of)+名》
(…に)…‘を'巻きつける,からませる《+名+around(《英》round)+名》
…‘を'ねじる,よじる,しぼる
〈足首・関節など〉‘を'くじく,ねんざする
〈言葉・文章など〉‘の'意味を曲げる,‘を'曲解する
…‘を'回す,‘の'向きを変える
よじれる,ねじれる,ゆがむ
身をよじる,体をくねらせる
縫うように進む,曲がりくねる
〈顔など〉‘を'ゆがめる,しかめる;…‘を'ゆがめて(…に)する《+名+into+名》