最終更新日:2024/06/13
正解を見る

twist

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

twist

動詞

〈他〉〈糸・なわなど〉をよる / 《…に》…を巻きつける《around ...》 / …をねじる

このボタンはなに?

彼女は走っている最中に足首を捻挫した。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: twist

品詞: 動詞 (他の品詞として名詞もあり)

意味 (英語): to turn something repeatedly or to bend out of its original shape by applying force.

意味 (日本語): 何かを繰り返し回す、または力を加えて元の形をねじ曲げること。「ひねる」「ねじる」といったニュアンスです。たとえば、瓶のフタを回して開ける、足首をひねる、針金を曲げるときなどに使われます。


  • 活用形:


    • 原形: twist

    • 三人称単数現在形: twists

    • 現在分詞: twisting

    • 過去形: twisted

    • 過去分詞: twisted


  • 他の品詞の例:


    • 名詞 (a twist): 「ひねり」「急展開」「予想外の展開」など。

    • 形容詞 (twisted): 「ねじれた」「歪んだ」といった意味。


CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1レベルは、日常的な場面で自分の意思を簡単に伝えられる程度の英語力です。「twist」は、動作・物語・抽象表現など幅広い場面で使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特になし

  • 語幹: twis- (古い形から発展)

  • 接尾語: -t (動詞形のごく基本的な終端)


  • 派生語や類縁語:


    • twisted (形容詞)

    • twisting (動名詞/形容詞)

    • twisty (形容詞):「曲がりくねった」などの意味


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個):


    1. twist the cap(キャップをねじる)

    2. twist someone’s arm(直訳:誰かの腕をねじる → 比喩的に「強引に説得する」)

    3. twist a wire(針金をねじる)

    4. plot twist(物語の急展開)

    5. twist words(言葉をねじ曲げる → 相手の発言を曲解する)

    6. twist an ankle(足首をひねる)

    7. twist into shape(形を作るようにひねる)

    8. give a twist to ~(〜に一ひねり加える)

    9. twist the truth(事実を曲げる)

    10. a twist of fate(運命のいたずら)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の「twist」(二つに分かれたもの)などが起源とされます。糸を撚ることや、物を回転させるイメージから派生して「ひねる」「曲げる」という意味が定着しました。

  • 歴史的な使われ方: 主に日常的な動作や回転運動を表す言葉として使われ、徐々に比喩的な用法(計略を巡らす、話をねじ曲げる、物語の展開をひっくり返すなど)が拡張されてきました。

  • 使用上の注意・ニュアンス:


    • 力を加えて回す、という物理的な意味から、比喩的に「物事を歪ませる」「事実をねじ曲げる」というややネガティブなニュアンスも含む場合があります。

    • 口語でも文章でも使われますが、文脈によってはカジュアルにもフォーマルにもなり得ます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 基本的な用法: 他動詞として「(人が) 〜をひねる/ねじる」といった形で使われることが多いです。


    • 例: She twisted the lid off the jar.


  • 自動詞としての用法: 「(道などが) 曲がりくねる」「(からだなどが) ねじれる」のように、自分自身がねじれる動きをするときにも使われます。


    • 例: The road twists along the edge of the cliff.


  • イディオムや一般的な構文の例:


    • twist and turn: 何度もねじる・曲がる、比喩として複雑に動く(感情や物事が)

    • twist out of proportion: 本来の意味を大げさに歪める


  • 可算/不可算: 動詞なので可算・不可算は直接関係しませんが、名詞の「twist」は可算名詞として「(物語などの) ひねり」の数を数えることができます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Could you twist the bottle cap for me? It’s too tight.”

    (このボトルのキャップをひねってもらえますか? きつくて開かないんです。)

  2. “I twisted my ankle while I was jogging this morning.”

    (今朝ジョギング中に足首をひねっちゃった。)

  3. “Don’t twist the headphone cord too much or it might break.”

    (ヘッドホンのコードをあまりねじりすぎると壊れるかもしれないよ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “He tried to twist the data to support his argument, which was unethical.”

    (彼は自分の主張を正当化するためにデータをねじ曲げようとした。それは倫理的に問題がある。)

  2. “We need to give our marketing strategy a new twist to attract younger customers.”

    (若い顧客を引きつけるために、私たちのマーケティング戦略に新しいひねりを加える必要がある。)

  3. “Don’t twist my words; I simply stated the facts.”

    (私の言葉を曲解しないでください。事実を述べただけです。)

(3) 学術的/専門的な文脈での例文


  1. “In materials science, applying torsional force will twist the metal rod until it reaches its elastic limit.”

    (材料工学では、ねじりの力を加えると金属棒は弾性限界に達するまでねじれる。)

  2. “The algorithm can twist and rearrange the data structure for optimal processing.”

    (このアルゴリズムは最適な処理のためにデータ構造をねじって組み替えることができる。)

  3. “The researcher introduced a novel twist to the existing theory, generating new discussions in the field.”

    (その研究者は既存の理論に新たなひねりを加え、その分野で新たな議論を呼び起こした。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms):


    1. bend(曲げる)

    2. turn(回す)

    3. contort(ねじ曲げる、歪める:身体の動作に多用)

    4. distort(歪める:物理的・比喩的にも使える)


たとえば “bend” は「一方向に曲げる」という感じで、twist はもっと回転を伴うイメージです。“distort” や “contort” は「歪める」ニュアンスが強く、単純な「回す」という動作よりも「形が大きく変わってしまう、歪む」という感じです。


  • 反意語 (Antonyms):


    1. straighten(まっすぐにする)

    2. untwist(ねじれを解く)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /twɪst/

    • イギリス英語: /twɪst/


  • 強勢(アクセント)の位置: この単語は1音節(twist)なので特別に目立つアクセント位置はありません。全体をひとつのかたまりとして発音します。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほぼ同じですが、アメリカ英語の方が /ɪ/ がやや短く聞こえることがあります。


  • よくある発音の間違い:


    • 「トゥイスト」のように母音を長く伸ばしすぎたり、「ツイスト」の [t] を弱く読みすぎると通じにくいことがあります。

    • 最初の“t”と“w”をしっかり続けて /tw/ と発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “twist” は「twi-」の後にすぐ「st」が続きます。 “twist” ではなく “twistt” や “twis” などと書き間違えないよう注意。

  • 同音/類似表記との混同: “twist” と “tweet” は読み方もスペルも似ているようで異なります。特に書き取り試験などでは混乱することがあります。

  • 試験での出題傾向(TOEIC・英検など):


    • 「足首をひねる(twist one’s ankle)」のような日常動作の表現が出題されることが多いです。

    • ビジネス文書のリーディングでは、「データをねじ曲げる(twist the data)」など比喩的用法が問われる場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「two + wrist(ツー・リスト)」を合わせると「twist(トゥイスト)」の発音に近いので、「両手首を使って回す/ひねる動作」をイメージしながら覚えると記憶に残りやすいです。

  • 「twist = ねじる」という単純な行為を視覚的にイメージしておくと、物語にも使える「ひねり=予想外の展開」という連想がしやすくなります。

  • 勉強テクニックとしては、他動詞・自動詞両方で使える例文を自分で作り、声に出して発音してみるとより定着しやすいでしょう。


以上が「twist」の詳細な解説です。日常生活から物語表現まで幅広く使える便利な動詞なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
twist
意味(1)

〈糸・なわなど〉‘を'よる,より合わせる(糸・なわなどに)…‘を'よる《+名+into(in)+名》

意味(2)

…‘を'よって(より合わせて)作る,なう;(…から)…‘を'よって作る《+名+from(out of)+名》

意味(3)

(…に)…‘を'巻きつける,からませる《+名+around(《英》round)+名》

意味(4)

…‘を'ねじる,よじる,しぼる

意味(5)

〈足首・関節など〉‘を'くじく,ねんざする

意味(6)

〈言葉・文章など〉‘の'意味を曲げる,‘を'曲解する

意味(7)

…‘を'回す,‘の'向きを変える

意味(8)

よじれる,ねじれる,ゆがむ

意味(9)

身をよじる,体をくねらせる

意味(10)

縫うように進む,曲がりくねる

意味(11)

〈顔など〉‘を'ゆがめる,しかめる;…‘を'ゆがめて(…に)する《+名+into+名》

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★